古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

ダンス・ダンス・ダンス(下) 村上春樹

2024-09-06 06:58:01 | 小説の紹介

集英社文庫 1988年

 

30年くらい前に、飛ばし読みしたが、今回はじっくり

 

と読んだ。ドルフィン・ホテルはいるかホテルと呼ばれ、

 

羊男は結局、何処かに行ってしまう。そして、ハワイ。

 

ハワイだ。ハワイなんてディズニーランドと似たり寄ったり

 

だ、という指摘通り、ぼくはハワイあんまり好きじゃない。

 

でも、ここでは重要な場所として描かれている。

 

「僕」はいるかホテルの僕のための場所で踊り続けるように

 

言われる。誰よりもうまくステップを踏むんだ。踊り続ける

 

んだよ。「僕」は華麗に踊る。そして、人は死に、コールガ

 

ールは殺されてゆく。スペシャルな人の物語なのだな、と思う。

 

誰もが自分のための場所があると信じたいのだ。誰もが踊っている

 

 

DANCE TO THE PEOPLE。人々は踊って人生を描いてゆく。

 

僕はうまく踊れているのだろうか、自信がない。

 

想像力がなくて、つまらないジョークばかり言う、やりチンで

 

さげチンの「僕」の冒険記。

 

(読了日 2024年8・16(金)23:03)

                (鶴岡 卓哉)

 

 

 

 


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