古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

ポウの首      椎名誠

2022-05-15 11:30:17 | 小説の紹介

ポウと呼ばれる警報のようなもの。事件や事故が起きると

 

夜中でも鳴り、人々を怯えさせる。

 

その日も、十二回ポウは鳴った。それは猟奇殺人で畑に

 

頭だけ出して、女の人が殺されたのだ。それも、その人は

 

妊娠していたという。もう一つ、事件があって、学校でト

 

イレが汲み取りで、その便槽の中にひとがいたというのだ。

 

男はうんこまみれで出てきたらしいが、コウゴウしかった

 

という。その男を初めて見つけた女学生の恐怖を想うと、

 

空恐ろしい。うーん、昔ってやつは、ほんとに想像を超えるわ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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