古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

役にたたない日々    佐野洋子

2018-09-05 11:02:44 | 佐野洋子
朝日文庫   2003年~2008年


この本には珍しく、古本で線引きがしてあった。最近では線引きの本は


廃棄されるらしい。でも、これを読んだ人はきっとこの本を途中までし


か読んでいない。半分くらいで線引きは終わっていた。


たぶん、韓流のところで読むのをやめたんじゃないかと思う。


ちょっとわかりずらい文章だもんな。


幻想とリアルが混在してゆくようなスタイル。


佐野女史のサバサバした感覚と物言いは読んでいて、たのしいし、それが、


いかに後ろ向きな発言でも、読み手にとっては前を向く言葉となって行く。



亡くなって八年、ヨーコさんの言葉というEテレでも放送されている番組が



あるように、見直されているのではないだろうか。

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