古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

親鸞(上) 五木寛之

2024-07-15 03:08:00 | 小説の紹介
講談社 2010年

9歳で比叡山に入山することを志し、ツブテ

の弥七やらの手引きで無事、入山を許され、

数々の修行を果たしていく。

あるくぐつ女と出会い、その女のことを忘れ

られず十年経って、ツブテの弥七の手引きで

その女と再びめぐり逢い、その女の胸の中に

飛び込もうとすると、黒面法師の矢で當麻御前

となり、歌姫となった女は矢の為、心の臓を

射抜かれて死んでしまう。そこいら辺は、涙

なくしては読めない展開になっている。うーん、

おもしろいのと、同時に、修行僧の気分にも

なれる一冊。((下)は女がどうのこうの、とあり

得ない展開に、あまりにもあれなんで、ほっぽり

出してしまった)

(読了日 2024年6・10(月)14:59)
                (鶴岡 卓哉)

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