古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

がんばりません     佐野洋子

2018-11-20 15:06:57 | 佐野洋子
新潮文庫   昭和六十年


本の雑誌に連載していたものらしい。


布団がお好きだったらしいが、布団はボクも好きだ。


布団というか敷き布団が好きなんですね、ボクは。


相変わらず、息子さんはいい薬味になっている。


アヒルの子で白鳥のどこがいいの? アヒルに悪いじゃん、


は傑作である。


そういうものの見方ができる息子に育てた洋子さんはさすが


である。


いい線いってるよ、ホント。


それと、おかしいのが、顔が柴犬で体がダックスフンドという佐野


さん家の犬。


犬は基本NGなのだが、そんなヘンテコな犬なら、許せる。


マア、なにを許すのかわからんが。


お父上の話も何度もされているが、昔の父上って、偉そうだったのだな


となぜかチチのいなかったボクなんかは面白いな、と思って読んだ。


それにしても、佐野さんのエッセイ、中毒性高いな。


                       (鶴岡卓哉)

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