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情報技術の四方山話

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NTT西日本のBフレッツでのRT58iとPPPoE接続

2008-03-16 12:48:12 | 通信ネットワーク
こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。


NTT東日本と、NTT西日本では光回線の終端の機材が違います。

NTT東日本では、ONU直下でPPPoE接続が可能です。

=====宅内光回線====ONU---PPPoE機器

PPPoE機器を増やすには、ONU直下にHUBを入れて分岐します。

NTT西日本の光プレミアムでは、ONUはNTT提供のCTUに繋がります。CTUはルータ機能も備えており、ルータを購入することなく、インターネット接続ができます。

=====宅内光回線====ONU---CTU---PPPoE機器(RT58iなど)

しかし、CTU配下は利用者のプライベートアドレス(デフォルト:192.168.24.0/24)なのでSIP(Fusion IP Phone 050やNetVolante電話など)を使う機材やソフトなど、アドレス集約と変換の影響を受ける通信はできません。UPnPでCTUの持つグローバルIPアドレスでアクセスするか、PPPoEで別のグローバルIPアドレスを取得して通信する必要があります。

RT58iをCTUの配下に接続し、PPPoE接続でプロバイダに接続するには、CTUの設定の変更が必要です。CTUの設定画面でPPPoEセッションを透過的に通過する設定を行います。

実際に、NTT西日本のBフレッツ回線にRT58iを接続し、Fusion IP Phoneを収容。併せてCTU配下のLANをRT58i配下に変更しました。

Fusion IP Phoneで大阪-川崎(ADSL)間で通話しましたが、一般電話と違いを感じることなく会話できました。

また、LAN上のPCからのインターネットアクセスは、CTU配下に直接PCを接続するより、RT58i配下にPCを接続した方が高速でした。土曜日中で40Mbpsを超える速度も観測でき、十分に高速なインターネットアクセス環境です。

お客様はRT58i導入前は、「光にしたのにインターネットが遅い」という印象をお持ちでした。CTU直下と、RT58i経由と比較すると、概ね20%程RT58i経由でPCを接続した方が高速でした。
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3 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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ありがとうございます。 (マシュタ)
2009-11-24 16:52:16
記事内容と同じ構造でVPNを構築しようと思っています

とても参考になりました。
構築時に、また読ませていただきます。

返信する
MTU調整をお忘れなく (谷山 亮治(匠技術研究所))
2009-11-24 20:20:05
こんにちは。

NTT西日本光プレミアムはMTUの調整が必要です。お忘れなく、設定してください。

「NTT西日本の光プレミアムのMTU/MRUは1438」を検索してもらうと、ヤマハルーターのコマンドを書いています。
返信する
おかげさまで (マシュタ)
2010-01-09 13:55:00
無事、構築でき、安定して稼動しています、
光側のMTU/MRUも変更しました。

ありがとうございました。
返信する

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