
Vine Linuxでの日本語入力をATOK互換に
こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
このブログ記事もVine Linux上で書いています。
Vine Linuxの日本語入力の設定を少し調整することで、Windows上の日本語変換環境ATOKとほとんど変わらないキー入力ができます。もちろん、日本語変換辞書はATOKというより、90年代のMicrosoft IMEという感じですね。もちろん、Vine LinuxにATOKを導入してしまえば、ATOK擬ではなく本物のATOKを使うことができます。近いうちにLinux版のATOKを試してみます。
ATOKにはこだわりがあります。OpenSolarisにはATOKをインストールすることができます。最初は「ATOKでなくても良い」と思っていたのですが、やはりATOKの変換はストレスがすくなく、思考の途切れがすくなくてすみます。WindowsでもずっとATOKを使い続けているのは、もちろん使い慣れていることが大きな理由ですが、良質の日本語変換環境は入力途中の誤変換訂正による思考の途切れが少なく、引いては仕上げまでの時間が短くなります。
Linuxの日本語環境はLinux独自の入力スタイルがありますが、今後はWindowsからの乗り換えが増えることを考えると、ATOKかIMEに準拠した日本語キーマップ、ローマ字キーマップが簡単に選択できるようにした方が良いでしょう。
WindowsからLinuxに乗り換える方に「Linux流の日本語キーマップ、ローマ字表を覚えなさい」というより「使い慣れたWindowsと同じように使うことができます。」としたほうが、乗り換えユーザにとって敷居が下がります。変換辞書はともかくも、タイピングの互換がとれていれば、すぐに使い始めることができるのですから。
実はこの記事を制作する途中で日本語キーマップとローマ字キーマップを確認し、ATOK互換にしたところ、微細なキー入力とキー操作の差が無くなり、入力のストレスが少なくなり楽になりました。同じことが他のLinux/Ubuntu他代表的な日本語デスクトップ、OpenSolaris、FreeBSD等の日本語入力環境でもできると思います。
設定方法は次回紹介します。
IPAでの「よくわかる教育用PCでのオープンソースソフトウェア活用事例集」
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