情報技術の四方山話

AI、IoT、ヤマハルータ、VPN、無線LAN、Linux、クラウド、仮想サーバと情報セキュリティのよもやま話

Windows 7を買うのかWindows XP互換性を買うのか

2009-10-21 22:23:29 | Windowsの備忘録
匠技術研究所
Windows 7を買うのかWindows XP互換性を買うのか


こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
いよいよWindows 7の個人販売が開始されます。Linux/Ubuntu 9.10の正式リリースも22日にリリース予定版の公開が始まり、29日に正式公開の予定。基本ソフトのリリースが続きます。

Windows 7の個人会販売開始で、Windowsの新しい基本ソフトの販売が本格化します。多くの個人ユーザがWindows VistaではなくWindows 7を選ぶ理由は、単純にWindows XPの入手が困難になるからです。Windows XPの個人ユーザは、Windows 7に移行してもWindows 7の新機能を活かしきったソフト(アプリケーション)はまだほとんどありません。むしろWindows 7用の新しいソフトを買うより、Windows XPで使ってきたソフトをWindows 7上で使い続けたいと思うでしょう。私自身もそうです。Windows 7がでたからといって、ソフトを一切合財アップグレードする方はまれだと思います。

即ち、Windows 7の購入動機は極めてシンプルで「Windows XPのソフトが動くから」です。顧客は「Windows XPのソフトが動くWindows 7」として購入するのです。またWindows Vistaで苦しんだ方も同様に「Windows XPのようなWindows 7」として積極的にアップグレードが進むと思います。

Windows 7RC版を使った印象はたいへん良いものです。XP互換モードを使わなくても、Windows XP上で使っていたソフトがそのまま動きました。画面の操作性もWindows Vistaと異なり、直感的に操作できるよう工夫されています。

ただ、Windows 7そのものがキラーアプリケーションではありません。Windows 7はその機能に特化したキラーアプリケーションの登場無しでは「Windows XPと互換性の高いWindows 7」としての利用に留まるでしょう。Microsoftが、むしろ積極的にXP互換マーケットの広さを確保する戦略をとっているのは「ユーザへの便宜」の提供としながらも「XPのユーザはXP用のアプリケーションから動かない」ことをよく理解しているからです。

Windows 7の登場で、タッチスクリーンを併用した操作性の良いアプリケーションが登場するでしょう。でも「賀状ソフトもタッチじゃないと使いにくいよね。」となるのでしょうか?楽しみ方の多様化によりラジオやテレビの生活の中での位置づけが変わってしまったように、パソコンの位置づけの落ち着き先を考えると「やっぱりXPのときのソフトで良いよね」という家庭での会話が聞こえてきそうです。

このブログのMicrosoft Windows 7の関連記事へ

このブログのMicrosoft Security Essentialsの関連記事へ
企業・団体のパソコン更新のご相談はこちら

匠技術研究所はこちら

RTXVPN「どこでもネット!」へ
OpenOffice.orgをダウンロード Mozilla Firefox ブラウザ無料ダウンロード

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« RTX1200新機能の勉強会終わり... | トップ | RTX1200のLuaスクリプト:試... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Windowsの備忘録」カテゴリの最新記事