クラウドサーバー/Fusion CloudのCentOS 5.6を試す(3)
こんにちは。匠技術研究所の谷山亮治です。
クラウドサーバー/Fusion CloudのCentOS 5.6を試す(3)/(4)はサーバーの時刻を正確に維持するためにntpdを導入します。今回はその前半で仕上がりイメージです。
コンピューターの時刻を正確に維持する一般的な方法は「NTP(Network Time Protocol)」です。LinuxなどUNIX系の基本ソフトでは"ntpd"が実装されており、それを使います。以下の実行例は、実際弊社で運用しているLinux CentOSサーバーです。
■基本ソフトCentOS 5.5の情報
# uname -a
Linux takumigiken 2.6.18-194.11.3.el5 #1 SMP Mon Aug 30 16:23:24 EDT 2010 i686 i686 i386 GNU/Linux
#
# lsb_release -a
LSB Version: :core-3.1-ia32:core-3.1-noarch:graphics-3.1-ia32:graphics-3.1-noarch
Distributor ID: CentOS
Description: CentOS release 5.5 (Final)
Release: 5.5
Codename: Final
#
■今の時間を知る
dateコマンドを使います。
# date
2012年 7月 12日 木曜日 18:29:13 JST
#
■ntpで同期しているかどうかを知る
ntpで同期しているかどうかを調べます。
1.ntpdが動作しているか?
# ps ax | grep ntpd
2670 ? SLs 0:02 ntpd -u ntp:ntp -p /var/run/ntpd.pid -g
23509 pts/4 S+ 0:00 grep ntpd
#
2.ntpqで同期が正しくできているか?
# ntpq -p
remote refid st t when poll reach delay offset jitter
==============================================================================
210.171.226.40 .NICT. 1 u 533d 1024 0 4.420 -0.098 0.000
ntp2.jst.mfeed. 210.173.176.4 2 u 310d 1024 0 4.164 -0.679 0.000
*LOCAL(0) .LOCL. 10 l 59 64 377 0.000 0.000 0.001
#
正しく、安定的に同期できると"poll"が1024秒間隔になります。このLinuxは正しく安定的に時刻同期ができています。時刻の取得先はNICTとMULTIFEEDです。どちらも日本国内を代表する公開NTPサーバーです。
次回はFusion Cloudサーバーでntpdを設定し、起動する手順です。
クラウドサーバー/Fusion CloudのCentOS 5.6を試す(1)
クラウドサーバー/Fusion CloudのCentOS 5.6を試す(2)
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