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おじぃの独り言

セミリタイアして第二の人生をエンジョイするおじぃの備忘録です。

創業1948年『千代泉酒造』@宮古島

2016-11-09 05:30:41 | 旅行
創業1948年の『千代泉酒造』は、社長が亡くなられてそのまま廃業することにしたようですね。『千代泉酒造』は平家落人、渡来人、琉球人などさまざまな人種・伝統・歴史が融合した宮古島の東北にある『狩俣集落』にあります。



宮古空港から車で約31分(距離=およそ15.1km)。酒造りを続けてきた2代目当主渡口清司氏の醸す泡盛は『懐かしい味わいの酒』『狩俣の酒』と親しまれ、ほとんどが島内で消費されています。



銘柄は『千代泉』のみで仕込み水と割り水に隆起サンゴ礁からなる宮古島の琉球石灰岩の地層から染み出した硬水を使用しているため、やわらかい甘さとコク、すっきりとしたキレのある飲み口に加え、素朴な手作り感のある酒質が特徴です。



終戦後の昭和21年、『このありがたき平和の下、千代(永遠)に泉が沸くがごとく』と、いう願いを込めて『千代泉酒造所』と名付けられたようです。



残念ながら、『千代泉』は製造されておらずなかなか手に入らなくなっています。



『千代泉酒造』のある狩俣村は、昔から宮古島の中で特異な地区だったようで、まわりを石垣で囲い東、西、北に石門を設け居住区域を限定し外敵に備えた『城郭集落』だったようです。その名残に自治会指定文化財『東の大門(あーぬ ふじゃー)』があります。



『東の大門(あーぬ ふじゃー)』の隣には、民俗文化財の『東の井戸(アーヌカー)・地の井戸(ズーガー)』があります。



水資源に乏しい宮古島、なかでも狩俣地区は三方を海に囲まれた岬状の地理的環境にあって水事情は厳しく、古くから人々は水の確保に苦労したようです。この井戸は村に生命の水を恵みつづけ、時にもはンマリミズ(生まれ水・産湯)、また末期のスニミズ(死に水)として用いられるなど暮らしと深くかかわってきたようです。



歴史のある狩俣村で造られた『千代泉』を狩俣村の歴史を遡りながら飲んでみたいですねぇ。


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