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「月とにほんご 中国嫁日本語学校日記」井上純一/矢澤真人

2019年10月11日 20時53分53秒 | 読書(マンガ/アニメ)
「月とにほんご 中国嫁日本語学校日記」井上純一/矢澤真人

井上純一さんの中国人の奥さん「月(ゆえ)」さんの日本語学校体験記。
監修は筑波大学教授でATOKの開発にも携わったという矢澤真人氏。

P83
国語学とは「正しさ」を決める学問ではありません。「なぜ人は“ふいんき”と言ってしまうのか」とか「”全然”を否定無しで使う動機は何か」とか、「“締切に遅れるとは困ったものだ/困ったことだ”のように文末に出る“もの”と“こと”が近似するのはなぜか」など、人と言葉のつきあい方を考えているに過ぎないのです。



【おまけ】
本作品は『中国嫁日記』のスピンオフ。
ちなみに、『中国工場の琴音ちゃん』も登場人物が共通しているので、スピンオフと言える。『中国工場の琴音ちゃん』は、中国のフィギュア工場を舞台にしたマニアックな内容だが、けっこう楽しめる。

【ネット上の紹介】
「一生結婚しないだろう」と思っていた40歳オタク男のもとにある日、中国からやってきた20代の美人なお嫁さん「月(ゆえ)」。彼女が通う日本語学校に集まる、中国や韓国からの留学生には、ユニークな個性をもった強力なキャラクターがいっぱいだった。月(ゆえ)や留学生がぶちあたる、日本語にまつわるおかしな体験とは?日本人にもタメになって笑える、新しい日本語のトピックを満載。
日本語学校の仲間たち(初登校の夜
韓国からの美少年 ほか)
日本語、ムズカしデス!?(「ものだ」と「ことだ」はどう違う!?
大問題!?月と日本の漢字 ほか)
検定試験の日がやってきた!(めざせ、日本語能力試験合格!)
日本語、ムズカしデス!?2(カタカナがナンカン!?
クエスチョン!月と現代日本語2)
東日本大震災と日本語学校(そのとき日本語学校は
ミョンちゃんの誘惑 ほか)

車の点検

2019年10月11日 20時53分53秒 | 身辺雑記
本日は車の点検。
点検パックに入っているので、エンジンオイルは毎回交換してもらっている。
タイヤは前回交換済み。
バッテリーは2年前に交換済みで、問題なし。
今回実費分(消耗品交換)は13,002円。

映画「フリーソロ」

2019年10月11日 00時12分48秒 | 映画(山関係)
アレックス・オノルドの映画「フリーソロ」を観てきた。
10月10日が上映最終日、梅田の映画館・シネ・リーブルまで行ってきた。
もっと早く行くつもりが、雑用が多く、最終日にもつれ込んだ。

本作品はフリーソロによるエルキャピタン登攀ドキュメンタリー映画。
前代未聞、前人未踏、クライミング界の月面着陸と言われた快挙である。
それを本人の談話、周りの人々の証言、クライミング映像を交えて構成し、心理的な葛藤、深みを演出している。思った以上に、登攀や自然描写の映像は美しかった。

さて、実際の登攀であるが、核心部は何カ所もある。
出だしのスラブ・・・これは、前傾やクラック以上に不確定要素だ。
さらに、途中のオフィズス、上部のシンクラック、最上部の露出した前傾部。
しかし何と言っても、ボルダームーブの箇所が一番の核心。
練習ではアレックスは、フォールしている。
トミー・コールドウェルも参考になればとムーブを見せようとするが、フォールする。
いったいどれだけ難しいんだ!
両手はカンテのスローパー、そこから左足をキックするように、向こうの壁を蹴り、両手と左足のオポジションで均衡を取る、ってのが核心ムーブ。
う~ん、微妙すぎる。
映画監督は望遠レンズでずっと見守っていたが、核心箇所は恐怖でレンズをのぞくことが出来ない。
しかし、アレックス・オノルドは、平常心で淡々とムーブをこなす。この映画のなかでも凄味を感じるシーンだ。
これほど観ていて疲れる映画はない。

【参考リンク】
「アローンオンザウォール 単独登攀者、アレックス・オノルドの軌跡」

【予告編映像】