新専貨回想

平成の世を駈けたヤード系輸送の末裔

石油元売りのタンク車 その1

2009-04-05 23:30:52 | 東海道線

 私が私有貨車の撮影を始めた頃、石油タンク車の輸送各社への移籍は既に進み、元売り所有のタンク車は日石以外、少数が辛うじて生き延びているに過ぎませんでしたが、それでも合併でタンク車を全て手放した旧丸善/大協以外は一通り見ることが出来ましたっけ。昭和シェル、エッソ、九州石油、ゼネラルは撮影機会を逸してしまいましたけど…

 先ずは清水を拠点に、安善や汐見町へ機械油を輸送していた、モービルのタンク車を。機械油輸送は大抵、古い車輛や異端児的形式の姥捨て山と相場は決まっていましたが、この運用も例に漏れず、集約輸送用の43系タンク車の増備が進む中、既に二線級となりつつあったタキ35000や9900に混じって、北海道以外では希少なタキ17000も入っていました。

若番タキ9845。紀勢本線の初島駅常備…って、61-11改正で廃止じゃなかったっけ?

こちらは普通のタキ35000。これを撮ったヤード自体、今は跡形もありません…

(P:1997年2月24日 東海道本線 清水駅にて)


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
何もなかったです・・・ (S鉄)
2009-04-06 06:22:44
東海道沿線の昔あったハズのヤードはほとんど何も無くなっていますね。天竜川は駅の側線自体はありましたが先がありませんでした。
返信する
島田とかも・・・ (雪うさぎ@管理人)
2009-04-06 21:14:32
本線を挟んで海側、山側両方に大規模な専用線があった島田の東海パルプも、最早面影はありませんしね。廃止後暫く保線基地で使っていた汽車25tも何処かに消えてしまいましたね…

天竜川のソーダニッカは現役時代に行ってみたかったです…貨車撮りを始める直前に廃止されてしまったので。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。