先日、友人と戦時型タム100を転用したタ3300形ユーロイド専用車の、一畑電鉄線内への運用の話題で盛り上がっていたと思ったら、その戦時型タム100の転用改造車の仲間であるタ3050形ホルマリン専用車がほぼ完全な姿で岩手に現存している事が最近確認されています。知らなかった…
http://ameblo.jp/morimori1976n/entry-11512217192.html
掲載されているブログでは「タム」3050とされていますが、形態的には紛れも無く「タ」3050です(引用先のブログは訂正済みです。有難う御座います)。どちらもホルマリン専用車なので紛らわしいですよね。タム100形濃硝酸専用車は軽合金を鉄道車輛へ本格的に採用した始祖であり、しかもそれを代表する戦時型の原形をほぼ完全に留めているということで、現存しているとすれば、鉄道車輛工業と鉄道貨物の歴史を語る上でも大変貴重な存在だと思います。私自身は宇部の戦後型しか見た事はありませんが、タム100形全体で見ても戦後型、転用改造車含めても他には現存しないと思われるので、然るべき所に収めて欲しいという気持ちはありますが。
因みに紛らわしい「タム」3050はこちらですね。数の割には非常に形態的バラエティがあるので、これは一例にすぎませんが。
(タム1253:1996年8月25日 山陽本線 宇部駅)
(タム3088:1996年8月6日 常磐線 荒川沖駅)
以前私のブログで取り上げました記事が最近やたらアクセス増えてるなあと思って検索したところ、こちらに行き着きました。
タムとして紹介いたしましたが、タだったのですね。勉強になりました。
早速修正させていただきます。
勝手にリンク貼って失礼します。非常に貴重な物件と思われますので、敢えて紹介させていただきました。
戦時型タム100は国鉄民営化以降も三菱化成のタンク体更新車が昭和63年まで、転用改造車では旭化成のタム2109が平成9年頃までだったかな?残存していましたが、後者の晩年はずっと工場内幽閉で、どちらもちょっと間に合いませんでした。是非現車を拝見したいところですが、こちらから行くにはちょっと遠いですね…
因みに現車は三井東圧の所有車と思いますが、銘板と台枠の車番はチェックなされていませんよね?
本日も近くを通りかかったら相変わらず現存してましたので近々再訪してみます。
またこちらは有名かもですが別な場所にはワサフ8801がダルマですが現存しております。
以前ブログで紹介しておりましたタ3050ですが、保存目的で回収された模様です。
近々発表があるようです。
あのタ3050の件ですが、その当事者との雑談の中でさらっと「こんなのがあるよ」と出したら、何時の間にかえらく大げさな方向に話が進んでいて、こちらもびっくりです。それにしてももう回収完了されたようですね。これは近々見に行かなくてば。