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武谷敏子の自分史ノート

埼玉県比企郡嵐山町女性史アーカイブ

子育てと社会参加 1983年3月

2008-08-31 17:19:44 | 1983年

 国連婦人の十年を受けての婦人問題の展開や、地域づくりの提唱などで、近年とみに、婦人の社会参加が多くなっているようです。
 特に、昨今、青少年問題が、地域の課題として、とり上げられている中で、幼児教育の重要さは誰もが口にするところです。
 婦人の学習も多様化して、その機会もつくられるようになりましたが、必ずしも、子ども連れが可能であるとは限らないようです。
 母親が学習の間、幼児を誰が見るか、核家族化している現状ではなかなかむづかしいようですが、こうした問題も含めて、若い母親の学習の場を多くつくる必要があるように思います。
 婦人会などの入会動機を調べても、子どもに手がかからなくなったからという人が大半です。幼児期の教育の重要さから云っても、子育てが終ってから学習を始めるのでは遅すぎます。子育てと、社会参加は切り離して考えてはいけないことに気がつきました。

1983年(昭和58)3月10日、埼玉会館小ホールで開かれた埼玉県主催『婦人問題を語りあうつどい 私にとっての婦人問題』の体験発表者8名の一人として「子育てと社会参加」を発表した。発表は1人7分で、原稿用紙5枚程度の準備が求められていたので、この原稿は発表の最初の部分かとも思われる。