快気分析

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自然災害の仕組み 理論化と対策へのアプローチ - 雲仙岳 地震計の振幅計測値と動向 その5

2016-01-18 12:19:48 | 地震 津波
 先週は地震の発生が北海道、東北に偏在していた傾向がありましたが、この方面の発震は現在は減少傾向になって来ています。
 有感地震は1/17以降、茨城県以南、以西に移って来た感じがあるのですが、この傾向がこのまま継続するかどうかはわかりません。
 ただ、「地震が限られたエリアに長期間偏在する事はない」事は、当ブログで以前にも記事にした通りですので、いずれは移るものと思われます。
 雲仙岳における地震計振幅の計測グラフは次の状況です。

引用開始(一部抜粋)

http://vivaweb2.bosai.go.jp/viva/v_datalist_unzn.html

引用終了

 1/16夜から上昇がきつくなり、比較的ハイレベルになったあたりで、

震源地 九州地方南西沖
震源時 2016/01/17 18:40:48.89
震央緯度 31.337N
震央経度 128.773E
震源深さ 5.0km
マグニチュード 3.0

の地震が発生し、小さめの地震だったのですが本来ならその後にゆるやかでも下降する傾向になるはずが、ハイレベルのまま維持されてます。
 更に
2016年1月17日 22時27分ごろ 福岡県北西沖 M2.8 最大震度1
があった後も雲仙岳における地震計振幅の計測値はハイレベルなままです。

 霧島山の地震計振幅計測値は細かい波は雲仙岳とは連動性が殆ど見られませんが、6~8日を一つの大きな波と見ると、これについては連動している傾向が見受けられます。

引用開始(一部抜粋)

http://vivaweb2.bosai.go.jp/viva/v_datalist_kiri.html

引用終了
 総合して考察すると、「霧島山と雲仙岳を含む広域」で「横ずれ歪みが上昇するような地殻かプレートの動きの活発化(特別活発と言う程かどうかはわからないですが、平均よりは活発と言う事)の傾向がある」 と考えられます。
 それは霧島山の地震計振幅の計測値がグラフで見られるだけでも今年1/4以来、最もハイレベルなままなのでもわかります。