武本比登志ポルトガルスケッチ&油彩

ポルトガル在住絵描きのポルトガル淡彩スケッチ日記と油彩

3273. アレンテージョの村落

2024-05-16 20:16:53 | ポルトガル淡彩スケッチ

2024年5月16日(木曜日)薄曇り。21℃~12℃。降水確率65%。湿度85,9%(7:55)。紫外線量5,2。北西の風6km/h。夜中に降ったらしく道路は濡れ水道タンクの上に水溜り。曇り空で日の出は見られず。朝食後の7:38雲の上に現れた朝日を拝む。その後雲に隠れる。

天気はあまり良くはないが急遽リスボンの水族館に行くことに。10:25自宅発。10:20発のバスがだいぶ遅れて来るが、セトゥーバル駅前10:45発のオリエンテ行きに間に合う。最前列のシルバーシートが空いていて座る。オリエンテに着いて先に昼食。『アレンテージョ・ヴァスコ・ダ・ガマ』でメニュ・キュラスコとバカラウ・デ・ナタ定食=17,80€。水族館『Oceanario de Lisboa』シニア料金17€x2=34,00€。水族館で半日過ごす。EXPO以来2度目だが見応えがあり充分楽しめた。17:30頃のバス、最前列のシルバーシートを運転手が既に座っているお客に言って譲ってくれる。セトゥーバル駅前で20分待ち22番のバスに乗り19:10帰宅。バス停から自宅まで霧雨。

『昨夜の映画は』

プリデスティネーション』(Predestination)2014年。オーストラリアのSF映画。97分。監督:マイケル&ピーター・スピエリッグ兄弟。原作: ロバート・A・ハインラインによる短編小説『輪廻の蛇』。1970年3月、とあるビルの地下で爆弾を処理しようとしていた男が失敗し、顔に大やけどを負う。男は何者かの助けでバイオリンのケースに似た謎の装置を使い未来に飛び、ある組織の治療によって別の顔を得る。無事に回復後は最後の任務を受け、男は過去へ飛ぶのだった。 1970年11月、ニューヨークは連続爆弾魔フィズル・ボマーにより混乱していた。あるバーにやってきた男・ジョン(サラ・スヌーク)は、1本のボトルと引き換えに自らの半生をバーテンダー(イーサン・ホーク)に語る。元々は、ジェーンという名の女性であったこと。孤児院育ちの天涯孤独の身であること。様々な能力に恵まれながら、それを活かすこともかなわず、今は告白話を雑誌に書いて暮らしていること。不幸な人生の中で運命的に出会った男性に裏切られたこと。彼との間に出来た娘を、何者かに奪われたこと。そして男性となった経緯…。 ジョンに同情したバーテンダーは、女性だった頃の彼を裏切った男性に報復する機会を与えてやると言い、共に1963年にタイムスリップする。バーテンダーは、フィズル・ボマーを捕えるためにバイオリンのケースに似た時標変換キッでタイムスリップを繰り返す時空警察官だったのだ。 1963年4月、運命の男性と出会った場所で出会いを阻止するために待ち伏せるジョン。しかし周囲を警戒する自分の背にぶつかってきたのは、女性だったころの自分自身であるジェーンだった。当時の出会いは、男性になった未来の自分自身との出会いであったと悟るジョン。そしてジョンとジェーンは恋に落ち、やがて激しく愛し始める。 1970年3月、バーテンダーはフィズル・ボマーを葬るためにタイムスリップした先で、爆弾を処理しようとして大やけどを負った時空警察官を助ける(冒頭部分)。 1964年3月、ジェーンはジョンとの子供を出産するが、帝王切開という大手術と子宮や女性としての必要な生殖器を摘出することになり女性としての機能を失ってしまう。だが幸いにも生まれてきた娘は健康的だった。バーテンダーは生まれたばかりのジェーンの娘を拐う。ジェーンは特異な体質で、男性としての機能も持っていたため、度重なる手術のすえ、ジョンという男性として生きることを余儀なくされる。 1945年9月、赤ん坊と共にタイムスリップしたバーテンダーは、孤児院の前に赤ん坊を置き去りにする。 1963年6月、バーテンダーはジョンをジェーンと別れさせ共に未来にタイムスリップする。そしてその未来でジョンは時空警察官となり、時標変換キットを使って様々な時代の犯罪を食い止める身分となる。バーテンダーはジョンを時空警察官にするという最後の任務を終える。 ジョンや組織は、過去に連続爆弾魔として世間を騒がせるフィズル・ボマーを捕獲する為ありとあらゆる手を尽くすが、フィズル・ボマーの用意周到とも思える手の内様や爆破の惨劇を起こすタイミングも合わさりまるで歯が立たない。だが組織は結果的にフィズル・ボマーのおかげで組織が発展するきっかけとならざるを得なかった。 1975年1月、バーテンダーは引退するためにこの時に飛ぶ。時標変換キットはそこで機能を停止するはずであったが、エラーを表示し停止しない。 1975年3月、バーテンダーはフィズル・ボマーの居どころを知り、銃を持ってその場所に行く。そこには、たび重なるタイムスリップにより精神を病み、今ではフィズル・ボマーとなったバーテンダー自身がいた。フィズル・ボマーとなったバーテンダーは、停止しなかった時標変換キットを使いあらゆる過去に行き、起こるであろう惨劇を爆破という形で防いだのだと赤裸々に語る。フィズル・ボマーは、バーテンダーに「俺を殺せば、お前が俺になる。それがそのあと起こる事だ」と言う。しかし、その運命を受け入れることを拒否してバーテンダーは未来の自分を撃ち殺す。その後バーテンダーは時標変換キットを見つめ、狂気の宿った顔を上げる。その腹部には、帝王切開をした手術痕が痛々しく残っていた。 誘拐された赤子、ジェーン、ジョン、バーテンダー、そしてフィズル・ボマー。彼らは全て同じ人物だったのだ。

マイ・ソング』(You Light Up My Life)1977年。アメリカの恋愛映画。90分。監督:ジョセフ・ブルックス。ローリー(ディディ・コン)は、ショー・ビジネスの片隅で仕事を続けながら歌手を夢見ていた。ある日彼女は、クリスという男性と知り合い、深い関係になる。そしてオーディションで彼と再会したとき、クリスが映画監督であることを知る。クリスは、ローリーを主役に映画を作ることを約束するが......。(Wikipediaより)

ローリー(ディディ・コン)は、今日もローカルTVの番組に出るために車を走らせていた。彼女は下積みタレント。この番組に出ているのも、コメディアンの父、サイ(ジョー・シルバー)と共に舞台に登ったことがあるからだ。このTVの他に、CMに出ているが、どうもうまくいっていない。今、彼女の楽しみは、仲間と共に音楽を演奏したり、作曲することであった。そして、そのローリーは、数日中に結婚することになっている。相手の名はケン(スティーヴン・ザイネン)、テニスの先生をやっている。ある夜、ローリーは親友のアニー(メラニー・メイロン)と食事にいった時、あるハンサムな青年に会い、いきなりキスをされ、求愛された。青年はクリス(マイケル・ザスロー)という、プレイボーイ風の人間。2人はクリスの部屋で激愛したが、翌朝2人は別れた。そして結婚式のリハーサルに行くローリー。ある日、彼女は歌のオーディションに録音スタジオに出かけ、そこでクリスと再会する。彼は映画監督だったのだ。彼女の作曲した歌「ユー・ライト・アップ・マイ・ライフ」は大成功。クリスはこの歌を今作っている映画に、と申し込み、次作の映画にローリーの出演を依頼する。それが、ローリーに近づくためのクリスの策略だとしても、ローリーはクリスと別れられなかった。そして、彼女がケンと式を上げる前日、彼女はケンにいった、「もう貴方を愛してはいない」と。ケンは悲しみに涙し、ローリーはクリスのアパートを訪れた。これで、クリスと真実の愛を語りあえる。だが、ローリーが部屋のドアを開けると、ブロンドの女と他に2、3人の女が……。しかも、「ローリーのやる役はブロンドがやることになった」というクリス。今、ローリーは自分のバカさかげんに気づく。そして元の下積みタレントに戻る彼女。そして彼女ははっきりと父にいう。「私はシンガーソングライターになる」と--。彼女はニューヨークへレコーディングにいくのだ。赤い車を飛ばし、ニューヨークへ向かうローリー。父にも、ほかの男性にも頼らず、今、ローリーには音楽が、新しい人生が開けようとしていた。(映画.comより)

武本比登志油彩No.1032.

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