霊界の門 ・見えないものの力

霊界や因縁から、現在の自分をみつめ、「見えないものの力」を味方にしましょう。

蓮沼門三主幹と「道のひかり」

2012年05月03日 | 心霊現象
かって私が研修を受けた、伊勢神宮に創設された「修養団」を、今日は少し詳しくご説明を
いたします。
「今」からいえば古い始まりですが、心の修養に古いも新しいもないでしょうから、今、ここで
お話をば、いたしたく存じます。
現在も存続しているかは、定かではないので、興味のある方はお調べになってくださいね。


「道のひかり」という小冊子があります。
ここでの説明(案内)は、こうなっています。

『 この「道のひかり」は、修養団の創立者・蓮沼門三主幹が、昭和二年、朝鮮・金剛山神渓寺と
  温井里の草堂に、七十八日間参籠した折、心魂を傾けて完成した本団の根本経典で、昭和五年、
  本団の創立二十五周年を記念して出版されました。
   蓮沼主幹が、神道、仏教、キリスト教、儒教などの信仰体験と精神遍歴を通して、
  人生いかに生きるかについて、独自の倫理体系としてまとめられた本書は、初版発行以来、
  六百万部越え、団員はもとより、道を求める多くの人々に光明を与えてきました。
   蓮沼主幹の祈りと涙から生まれたこの「道のひかり」こそ、現代物質文明の中で、失われつつ
  ある人間の魂を救済し、総親和、総努力、総幸福の理想社会実現の道を示す、真に時空を超えた
  救霊救国の書といえましょう。』


一番最初のページは、さすがですね。歴代の天皇、皇后の御製が載っている。
明治天皇御製、昭憲皇太后御歌、今上陛下御製(昭和天皇)、皇后陛下御歌(昭和天皇皇后)の歌が編纂
されている。

そして、「第一章」から「第十章」までがあり、座右の銘になるべき各界の方々による、ありがたい詩などが
載っている。
その最後には、団の運動や活動内容を案内して、終わっている。


その「第一章」を、ご紹介します。

   第一章  明 魂(めいこん)

月、歪(ゆが)むにあらず波、騒(さわ)ぐなり。止水(しすい)に映(うつ)る月を見よ。
波立つ心に映る万象は真(まこと)の相(すがた)を現(あら)わさず。
日、暗(くら)むにあらず雲かかるなり。雲去ればまた輝(かがや)く。
暗き魂を通して眺(なが)むる世界は暗黒なり。
静かなる心には、一木一草(いちもくいっそう)も仏の姿を現(あらわ)し、明るき魂には、
行雲流水(こううんりゅうすい)も神の妙工(みわざ)を啓示(しめ)すなり。
悟れる者の生涯には、怨みもなく呪いもなく、すべてを感謝し常に喜び絶えず祈る。
花は情(こころ)なく開けども、月は心なく照らせども、涙に仰(あお)げば月も泣き、
笑いてみれば花も微笑(ほほえ)む。迷える者よ。父を怨むな兄を呪うな、
妻を責むるな子を罵(ののし)るな。
人を審判(さば)く眼(まなこ)を転じておのが魂を凝視(みつ)めよ。
一切の怨(うらみ)一切の呪(のろい)は、おのが暗き魂の中にぞ芽生(めば)ゆる。
朝(あした)に祈りて罪を悔い、夕(ゆうべ)に祈りて穢(けがれ)を潔(きよ)めよ。
かくして本性(ほんせい)に帰り明魂(めいこん)を現わし、愛と汗との行者(ぎょうじゃ)となりて
光の中を歩む時、明るき世界はその脚下(きゃっか)より展開せられん。

   われもまた 神の御子(みこ)ぞと 知りてより
         よろこび絶えぬ 身とはなりけり



皆様、いかがでしたか?
たった一章だけでは・・・と、おっしゃるかもしれませんが、文面からして「古さ」を感じてしまいませんか

しかし、日本人が失いかけている「言葉」からくる「凛」としたものとか、「覚悟」なるものがうかがえる
と、私は思いたいんですが・・・。
思いは人それぞれ、どうぞご自由にお読みくださいませ。

「昭和」は遠くなりにけり・・・。
でもね、「平成」だって、すぐに「遠く」なるんですから・・・。