その戦乱～2011 秋～

秋。
文化祭の季節。

＝検便の季節。


我が研究室も模擬店出店のため91名が検便を行った。

だが当日まで容器が残っている後輩がいた。


てっきり
・計画的に腸内管理が出来ていて、学校で一発GETの自信がある
または
・妖精かアイドルだからやる必要がない
ために容器を置きっぱなしなのかと思っていたら単に連絡不足。

日中、彼らは研究室へやってきて自分自身との戦いの幕を開けたのだった。


40分くらい経っただろうか。
１人が清々しい顔をして帰還した。

「やりました。本当に厳しい戦いでした。もう戦はごめんです。」
と一言もらし、もう一名を待つことにした。

それから数分後。

帰ってきた。


「勝ち戦です。多くの犠牲を払いましたが、無事勝利を収めました。」
と一言。


私は二人の功績を讃え、キシリトールガムを進呈した。

よってそこに戦乱の世は幕を閉じたのだった。