29. 9.24 (SUN) 午前中のもやっとした天気がうそのように....昼からは日差しが強くなっています。
いつの間にか....日めくりの厚さがずいぶんと薄くなってきました....今年も三ヶ月あまりとなってきました。
過ごしやすく動きやすくそして、うまいもんづくしの今の時季を少しでも有意義にできたらと思います...おなか周りも気にせずに
見島の各家では、米の収穫が終わりますと自家用に“味噌づくり”するのが、習わしです。....なかなか自家作も減りました。
わたしん家では許可を得て....少し多めに製造、販売までしてはいます。
そんな田舎独特の安心のお袋の味....塩分控え目、マイルドな甘さとこくのある【見島味噌】づくりの決め手をお教えします。
ふつうのみそ汁はもちろん....魚や貝の汁には“一番”だと自負しています。都会生活にあってもリピーターが絶えません。
各家庭で多少の差はありますが....今の時代に即した味噌づくりが行われています。
とその前に.....
おとといの夕方、定期船【おにようず】がドックから帰っています
一晩寝かせた大豆を一時間弱、水煮します
※ 水煮した大豆の煮汁『アメ』がミソです
大豆を近代兵器 “ミキサー”に入れます
さきほどのアメといっしょに混ぜて....豆乳状態 【ミルク】
麹(こうじ)がよく出た米と麦(味噌の素)に定量の粗塩を混ぜています
たらいの中へさきほどミキシングのミルク流し入れる
人力で愛情も込めてしっかりと混ぜ合わせます
こうして....見島味噌の素ができあがります
混ぜ合わさった状態、拡大図です
こうじはずっと生きています....一度に入れると発酵で熱を持つ....分割して冷まします
重石して、二ヶ月もすると食べ頃の美味しい【見島味噌】になります(これは7月の仕込み)
遠くにいようが住んでいようが、田舎は魅力的です。
街の中の生活も満ち足りて、幸せだと思います。
遠くに父や母や祖父母とか、帰る所もちゃんとあるし。
平和な毎日が続く、これが一番です。