SMILEY SMILE

たましいを、
下げないように…

父と安吾

2004-08-11 21:24:26 | 
安吾さんは昭和24年、睡眠薬と覚醒剤の濫用で東大病院神経科に入院した。

当時、安吾さんは蒲田安方町に居を構えていた。

錯乱した安吾さんは、街をうろつき暴れていたと言う。

流行作家としての不安、早くからその才を認めていた太宰さんの死、が彼

をそうさせたのだろうか。

当時6,7才だった父は、鬼の形相で暴れる安吾さんを、固く閉ざした

門の中で恐れおののいていたという。

その話を聞いて以来、父と安吾さんが重なる。

酒を飲んでは、わめき散らす父。

脳出血で死んだ安吾さん、

脳出血で倒れた父。

幸い、半身が少し不自由になっただけで済んだけれども。


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4 コメント

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酒乱とは (agrico)
2004-08-12 08:40:02
どうしてできるものなのでしょう。

酒をたくさん飲むだけであのようになるものでしょうか。

大酒飲みでも酒乱じゃない人もいるし、

酒乱になってもそれから元に戻る人もいるようですよね。

思うんですが

酒乱になる人は、

例え酒を飲まなくても、何かで同じような表われ方をするんじゃないでしょうか。

うちの父は、酒を飲まない人でした。



トラックバックありがとう。
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うちの旦那様も (koko)
2004-08-12 12:34:15
日本酒を飲みすぎると虎になります。そして、職を失いました・・・なんとまぁ。それに懲りて、今では私より飲まなくなりましたが・・・



当時私は妊娠初期で先に眠っていたら、朝になって、横にいる旦那様の体にあちこち傷があるじゃないですか・・・



とまぁ、そんな話は別にして、私の父とジィヤは対極的でした。父は、内に向かってずっとずっと奥のほうにいます。ジイヤは女遊びも激しく、めかけを作ったり、芸子と遊んだりと、おつな人物でした。きっと父は今でもジイヤを許しはしないのでしょう・・・



私は、この年になって、初めて、ジイヤと二人で旅行でもしてみたかったと、思うようになりました。
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Unknown (たけ)
2004-08-13 03:31:59
agricoさん

>例え酒を飲まなくても、何かで同じような表われ方をするんじゃないでしょうか

これ、わかるような気がします。

エネルギーのバランス、というのか、何というのか・・。



kokoさん、

うちの父は身体の自由を失っても、まだ懲りないようです。困ったもんだ・・・。

血の繋がった者はどうしてもバランスを取ってしまうんですね。良い、悪いは別として。

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少し遅かったけど、 (agrico)
2004-08-13 08:02:59
トラックバックさせていただきます。

親との確執や衝撃的な記憶は、誰でもあるのかもしれませんね。
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