SMILEY SMILE

たましいを、
下げないように…

美しさは、人から指定されて感じるものではなくて、自分で、自分ひとりで、ふっと発見するものです。

2005-06-01 03:16:18 | 
美、美しさ、美しいとはどういうことなのか考えてみました。
「美」を分解すると、羊と大に分けられます。
「大きな羊はうつくしい』といわれると、今の感覚では納得しがたいものがありますが、羊は太古の昔、神に捧げる動物で、肥えて健康な大きい羊が「よい」とされていました。
「美と健康」を結びつけると納得いきますね。
しかし、漢語である「美」と和語の「うつくし」ではまた違ってきます。
「うつくし」は中世、幼少の者や小さなものへの慈しみ「かわいい、いとしい」というような意味で使われていました。
漢語とはまた違って、身近なものへの感情ですね。
一方、英語のBEAUTYは「よい、立派な」という意味です。
和、漢、英、それぞれの言語の原義を結びつけると、現代的な意味になりそうです。

私たちは日常、美しいという言葉を使うことはそうありませんが、
ココロの中では常に「美」を願っています。
そんな美への「気付き」のお手伝いをできたらなぁ。


~タイトルは、太宰さんの「晩年について」より


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2 コメント

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美意識 (たけこ)
2005-06-01 16:53:56
私の美意識はちょっと変わっていると思います。

なぜか華麗なきらびやかなものには興味をもてません。

街を撮影していると、目につくのは古い廃墟のようなビル、シャッターにこびりついている錆、電柱に貼られ剥がされた広告たちの残骸、などなどです。

どこか不完全な傷だらけのものが好き。

それらを美しいと思います。



だから、「自分ひとりで、ふっと発見するものです」という言葉に共感を覚えます。
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Unknown (take)
2005-06-03 08:28:48
どこか欠落しているものへの愛。

それは人間についても言えることですか?

そこに自己を重ね合わせているのでしょうか?

うーん、有難うございます。

考えるいいきっかけになりました。



傷を負ったものはやさしい、そんな気がしますね。

ヒトもモノも・・・。
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