大府市議会議員 たかばとくこ の日々

2007年、政治の素人が議会に飛び込んでみました。

全国学力テスト 大府市は

2010-04-21 22:53:47 | 未分類
全国学力テストについてあれこれ報道されています。
事業仕分けにより全国実施でなく抽出式になったもので、抽出されなかった学校は自らの希望で受けることになりました。

毎日新聞「抽出方式への変更も、参加率は7割強」
http://mainichi.jp/life/edu/scholartest/news/20100420k0000e040044000c.html?link_id=RLH05
【以下、記事から抜粋】
『一方、抽出から漏れた学校のうち自主参加をする割合が全国最低の9.1%だった神奈川県。抽出校を含めた参加率は愛知県(25.5%)に次いで低い30.5%にとどまったが、県教委は「抽出調査で県全体の学力は十分把握できる」とする。』
【抜粋ここまで】

さて、大府市では?
大府市議会3月定例会の厚生文教委員会の、22年度予算案についての質疑応答の中にありました。
(質問者・山口議員)
【答弁は以下 要点記録より転記】
愛知県は全国でもかなり抽出校が少なく、また、知多半島でもかなり少ないと。大府市はひとつも抽出校に選ばれなかったということでございます。この、選ばれなかった理由といたしまして、文科省のほうは、平均的に学力が安定しているということもあるというふうに書かれておりましたので、安心しておるところでございますけれども、学校、教育委員、教育委員会、検討いたしまして、手を挙げてやるのではなく、今年度はテストを受けないという決定をいたしました。理由といたしましては、受けると費用は自分もちという形になって、統計をとったりするから、調査、計算をしたりするということで、かなり教師の負担も増える。それから市の負担も増えるということで、決算の委員会でも申し上げましたように、大府市としては、標準学力テストをやっておりますので、学力についてはそれで補っていこうという形で決めております。
【答弁以上】

愛知県は公立中学・高校のシェアが高いエリアで、関東・関西の都市部の事情とは異なる面があるかと思いますが、まさにそういった「地域特性」でやる・やらないを各々が「選ぶ」ことができるのはよいことだと思います。
この件については、大府市教育委員会の判断は適正だと、私は考えています。
国の制度として、国の教育レベルの把握と今後へ活かすため、であれば、抽出式でも信用できる情報は得られるかと思います。しかし、記事にもあるように、任意参加に採点や実施の方法にばらつきがあるのは、検証が必要でしょう。



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