大府市議会議員 たかばとくこ の日々

2007年、政治の素人が議会に飛び込んでみました。

碧南市の協働ワークショップを見学に。

2014-12-17 19:41:22 | 市民活動 市民自治
この写真、どこだと思います?
クリスマスパーティー会場ではなく。
碧南市地域協働課主催「楽しい会議による楽しいまちづくり」講座を、講師からのご紹介により市外から見学にお邪魔してきました。
にぎやかな場づくりで活発な協働ワークショップを各地で請負人されている釘山先生。碧南市でも飛ばしてます(^^)
市職員と市民が半々で、同じテーブルでにぎやかにワークが展開されています。
碧南市では、これからこのような市民と市職員でのワーク形式の場が展開されるのかな?
職員研修予算でなく、協働予算で職員のファシリテーション体験もできるとは美味しすぎる(^^)

当方大府市も、次期総合計画策定時期までにこういう場や運営の経験ができるといいんだけどな…

釘山先生アドバイザーでは、牧之原市、倉敷市、松阪市などあちこちの自治体で仕掛けて成果を出しておられます。

私の個人アカウントのFBに、見学しながら書き留めたメモを公開しています。よろしければそちらもご覧ください。
https://www.facebook.com/tokuko.takaba/posts/740576919361426
https://www.facebook.com/tokuko.takaba/posts/740595152692936

最後の一枚は、碧南市役所1階に掲示してあった交通事故発生ポイント。担当課の前に貼り出すのもひとつの方法だけど、担当課からは離れた場所でも目につく場所に出しておく、このようなほうがあってる気がする。

わが社で言うなら、住民票とか取りに来る市民課の、書類待ちの間に見てもらえる場所って、TV置いとくより、より積極的に情報提供したいもの、啓蒙したいものを掲示しとくほうがいいんじゃなかろか。
あてなく待ってる時間て、わざわざなら見に行かないものを、時間つぶしに見ていただけますものね。




大府公民館まつり。

2014-10-04 19:34:28 | 市民活動 市民自治

台風の接近が気がかりな中、イベントシーズン10月の週末、今週は大府公民館まつりです。

大府小学校の金管バンドクラブの演奏からスタート。
並んで立って演奏しているだけでなく、この限られたスペースで、陣形を変えたり、リズムに合わせて楽器を上下左右に振ったりと振付つきでの見事な演奏。
見守っていた校長先生と、演奏後に練習の様子や児童と先生の奮闘ぶりを立ち話。

オープニングセレモニーが終わらないうちから、この活気。テントは各団体さんの物販バザーです。
こんなに待っているみなさんがいるなら、長ったらしい挨拶は無粋というもの。教育委員さんのあいさつの後、来賓は紹介だけで式典終了。

婦人会さんのカフェ。偶然同席した方々と、テーブルフラワーを囲んでついつい話し込み。
お花は会員さんのご家庭の庭で摘んできた季節の花。癒されますねぇ。

公民館は「社会教育施設」で、生涯学習の現場でもあります。公民館で活動している団体さんの作品展示が館内いっぱいに。



こちらも婦人会さんの毎年恒例のおうどん。だしから手作りのうどんは、毎年おつゆが美味しいと評判の1品。


商工会女性部さんの五平餅。なんか、食べてばっかりですねw


こういう行事は、とにかくご来場の方々とのおしゃべりが楽しい。地域のいろいろな話、物販の品物のこと、団体さんの活動内容やこまりごと、市政や議会へのコメントなどなど。会場ひとまわりするのに随分時間がかかってしまいます。
大東小学校と大府小学校のPTAのテントでは、子どもも先生も保護者も一緒に手作りして「買ってってー」と元気に掛け声が。
大府中学校の生徒さんも、テスト前だそうですが、ボランティアにがんばっていて。
大府コミュニティさん、健康づくり推進員さん、ヘルスメイト(食生活改善推進員)さんも展示に物販に。
子ども会や保育園も作品展示で参加。自治区は会館2階を開放していて、ほんとに地域総出の「文化祭」。

準備に奔走されたみなさま、天候気がかりな中の運営になった当日スタッフのみなさま、お疲れ様でした。

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公式ホームページリニューアルしてます。よかったらお立ち寄りください。
こちら→たかばとくこのホームページ


NPOの会費についての、小考。

2012-04-10 23:32:04 | 市民活動 市民自治
 今日は午前中、会派で打ち合わせ。午後は事務用品の買出しや、大府deまちあるき~春のスタンプハイキング~のお店を探してみたり、などなど。
 さて、政府広報オンラインに歓迎すべきこんな情報が。「NPOの社会貢献をもっと広げていくために、特定非営利活動促進法が改正されました!
 これにちなんで、というわけではないが、表題の件、偶然に今日お尋ねいただいたのでここに書いてみる。

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 NPOの会員になるということ、その社会的意義について小考。

 非営利活動(=NPO、NGOなど)は社会問題の解消・解決で社会を支えることを目的とした組織である。
 民間のカテゴリーの多数を占める営利は、サービスを提供すること、収益を上げること(=経済活動で社会を支える)を目的とした組織である。
 と定義する。(大変大ざっぱだけど)

 NPOの会員になる、とは、2通りの意味を持っていると思う。
その団体が提供するサービスを受ける側として加入するもの。会員に提供される情報を得たり、会員を招待する行事などの参加を目的に、その対価に近い感覚のもの。もう1つは、その団体の目的とする社会問題を同様に捉え、解決したいという思いに賛同して会員となり会費を払うことで活動を支えるもの。(賛助会費だけでなく、通常会費もこの目的で払うケースが当然にある)

 ここで本日お題に出されたのが、「個人会員として入会するか、団体会員として入会するか」。団体会員とは、自分が構成員の一員である組織が、組織として加入するというものである。
 NPO側が、団体会員を募るということが、当たり前のことなのかレアケースなのかは私はわかりかねるが、本日団体会員のお誘いがあったということである。
 団体会員になることの是非は、属する組織の構成員で合意が必要であろう、というのは当然の第一。会費を組織の会計から支出するという点でも、当然の第一歩だ。では、組織として加入することの是非はどう判断すべきか。
 私が思うに、NPOの会員になるということは上記2つの意味を持つものなので、組織として会員になる場合においても、その構成員が上記2つの点で合意できるかどうか、ということではないかと思うのだ。構成員の過半数が、NPOのミッションに賛同できるか、あるいは、NPOからの情報提供やサービスを受けたいと思っているか否か。(この2つは、andではなくorでよいと思う)

 ぶっちゃけた話、そこまで込み入って考えなくても、「誘われたから会員になった、負担になるほどの金額じゃないし」というイージーなケースが相当に世にあるだろうし、非営利活動の多くは資金繰りに余裕がないものなのでイージーな理由だろうが真から賛同してのものだろうが、会費収入が確保できればそれで良かったりするものだろうしそれでいいとも思う。
 しかし、社会問題解決の目的に近づけるならば、会費を払う理由を分かっている会員が多いのがきっと望ましい。NPOの安定経営の意味からも、イージーな会員が多いのは不安定に陥る可能性がある。目的に賛同しての会費は、支払う側も目的意識があるので、お金がなくてもやりくりして払おうとするが、イージーな会員は、その会費を捻出する順位は決して高くないと思われるからだ。

 で、議員稼業なんていう、理屈を捏ねるのが仕事のようなことをしている私は、税金に依存しない社会、自分たちが自らの意思でこういう社会でありたいと行動しその責任も負うという世の中になっていくのがいいんじゃないかと思っているので、
 年間数千円の会費で、こんな小理屈を捏ねるのであった。

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 その後の情報で、NPO法人は都道府県に提出する書類に、会員数を書く欄がある、ということを教えていただいた。ということは、イージーな会員も、会員数という「目にみえる数」として団体に貢献しているということなのだと認識しました。

震災募金とファンドレイジング

2011-03-21 19:19:04 | 市民活動 市民自治
東北地方太平洋沖地震で被災された地の皆様に心よりお見舞い申し上げます。
大府市からの支援状況や募金場所はこちら「東北地方太平洋沖地震の被災地への支援に関する情報(大府市HP)」

日々報道される被災地の状況に、
それぞれ自分にできることをしたい、
何か手助けをしたい、
心を痛めている多くの方々がそう思っています。
けれども、被災地はまだ交通も何もかも復旧段階にはなく、
素人が「何かお役にたちたい」と思っても現場に直接かかわることが迷惑になることを理解し、
物資で手助けしようにも、いまは義援金としてサポートするのが何よりだから、
と、募金箱にお金を入れています。

各国のメディアが、日本人の自制心や秩序、思いやりの心に賞賛を発したとおり
その気持ちが、お金になって、現地の支援になっていきます。

しかし一方で、募金詐欺ということも起こっているようで、残念でなりません。

さて。

ここで、一度「募金した先はどこに行くのか」を考えてみたいと思います。
大府市の各窓口に設置された募金箱は、WEBサイトにリンクされているとおり、日本赤十字社に集まります。
リンク先の日本赤十字社「東北関東大震災義援金を受け付けます」を見ると
「被災県組織に代わり義援金を受け付け…(略)…集まった義援金は被災者に配分されます」
と書かれており、確かに「被災者に配分される」ので、募金してくださった皆さんのお金は被災された方々の生活に役立てていただけることでしょう。
この日記のトップに書いたような「大府市からの派遣」は、大府市のお金で派遣人員のお給料を払っていますし、支援車両についてリース料を派遣先に要求するわけでもないですから、
これも間接的に、大府市の皆さんが払った税金で、被災先を支えるお金に回っていることになります。(個々で支援に動けない市民にとっては、とても良い税金の使い方だと思います)

ところで、被災地に入って、消防救急救命に、物資輸送に、避難所運営などをサポートしているのは、
こうした、各自治体からの派遣や、被災現地の公務員の方々、自衛隊など国からの派遣の方々だけではありません。

実に多くのNPO団体が、支援に向けて活動し、災害対応を専門とするNPO※は、発生すぐから、ヘリを飛ばし現地入りしてヘルプしています。
国や地方自治体でできる支援と、市民セクターができる支援には、守備範囲が異なる部分があり、
連携を図る部分と、住み分ける部分があり、それらで補い合って、ぞれぞれにできる支援に全力で努めてくださっています。
レスキューストックヤードさん、CIVIC FORCEさんを始め、愛知ネットさんも。

ここで、それぞれの資金運営はどうなっているかというと、
国、自治体の支援活動は、税金に、日本赤十字社の募金。
各自治体に直接寄せられる、ふるさと納税を始めとした資金。
では、NPO、市民セクターの資金源は???

通常のNPOの運営資金で賄える規模ではないでしょう。
現地にヘリを飛ばすのにいくらかかるか?
スタッフがボランティア精神で、人件費は要らない、としたと仮定しても、
運搬、移動、情報収集など、「活動そのもの」にかかるお金は、平時の比ではないのは、
行政機関だけでなく、専門家NPO集団も同じことです。

行政機関、行政組織だけでは、フォローしきれない現実がある。
その、フォローしきれない現実を、専門家集団の、市民セクター組織、あちこちのNPOが入って動いています。

震災支援のお役に立ちたい、と思っている方々、
募金活動をされる方々、

その募金先から、どこにどのように支援されていくのか、
ちょっとだけ考えてみましょう。

こうした活動団体に直接募金するとか、
自治体の募金箱から、日赤経由で寄附するとか、
直接被災自治体へ直接寄附するとか、(参考例・気仙沼市サイト
あちこちの募金を募っている団体、企業さんは、どこにどのように支援をしていこうと考えているのか、説明してくれているかな、とか。

自分が「こういう形で役立ててほしい」と思う、
思いが一番実際に反映されるように。
今すぐ役立ててほしいのなら、仲介や集計に時間や手間のかかりそうなところは避けたほうがいいのかな、
みんなが忘れかけそうなときに支援してくれる、息の長い募金母体に預ける、というのもアリかも
とか、ちょっと考えてみませんか。

ちなみに。

私は、Just Givingさんのサイトから
大ナゴヤ大学の加藤慎康学長が募った募金
Civic Force さんに寄附させていただきました。
ささやかながら親しくさせていただいている、シンヤス学長への信頼から、こちらを募金先に選びました。
リンク先CIVIC FORCEさんを見て納得し、賛同の意思と被災地支援の思いを両立する先として。


市民セクターも、がんばってます。
震災を経て、強い市民セクターの世の中に近づけるといいな。
どんなささやかなことでも、何らかの果実が残らないと、
この震災で、失ったものの大きさに、応えられない。
そんな気がします。
私も、何もできず手をこまねいて心を痛めている、
被害のなかった地に住むひとりとして。
この震災を経て、次の一歩を「どうぞ見ていてください」
と、多くの途絶えてしまった方々に言えるように、

これからの世の中を考えていこう。