大府市議会議員 たかばとくこ の日々

2007年、政治の素人が議会に飛び込んでみました。

【23年12月議会】総務副委員長の反省

2011-12-18 22:47:31 | 議会
私は現在 総務副委員長の任を預かっています。
15日の総務委員会のこと。

大府市議会の委員会は、残念なことに傍聴が低調で、ほとんどお越しいただけません。請願があってその請願者や請願団体など、あるいは契約案件があってその契約関係先など、「その日議題になる議案に直接関係のある方」の傍聴があるくらいです。インターネット動画公開も会議録のインターネット公開も進んでいない中、関心を持っていただけていないという、これはなかなか残念な状況で、もっと関心を持ってお越しいただけるようまだまだ努力していかないといけないのですが、今回はそれはさておき。

この定例会では、指定管理者の指定の案件が複数出ていて、この総務委員会では指定管理者の審査に応募した関係者など、傍聴者が多くいらっしゃることが容易に想定できる状況でした。
しかし、常任委員会の傍聴席は7名までしかありません。
委員会開会の冒頭に、委員長が毎回このように言います。
「なお一般傍聴の申出があった場合、7名まで認めることとします。これにご異議ありませんか。」
誰ともなく「異議なし」の声が上がって了承される流れです。
私は「異議あり。7名を越えても入室できる限りお認めいただきたい。」と出かかって、でも言うことができませんでした。

なぜなら、私は副委員長だから。
7名を越えることが容易に想像できていたのなら、当日その時刻を迎える前に、副委員長の発案として、委員長、議長、事務局に交渉しておくべきだったから。

事実として7名分しか傍聴用の椅子がないのですから、室内の可動式の席を少しずつ詰めて隙間を作り、椅子を他の委員会室から持ってくるとかしないと、それ以上の人数の傍聴をしていただくことはできません。議会事務局は人数が少なく、会議中は、記録を取るなどそれぞれの仕事が割り当てられており、会議が始まってからそのような作業をすることは不可能です。つまり物理的に、会議が始まる前にしておかないとどうしようもできなかったわけです。
そうした背景や状況を踏まえて、数日前に交渉しておかないといけなかった。それでも7名のルールを変えることはできなかったかもしれませんが、先回りをして交渉すらしていなかったことに、激しく後悔しています。
これまで正副委員長とも縁のない立場だったとはいえ、1期4年経験していて、何も先手を打てなかったことを反省しています。

結果として、傍聴に来たけど入室できなかった方がおられたとのことで。(会議中に離席して廊下を見ることはできませんので、何人お断りしたかわかりません)

自分が発言すること、疑義や記録に残すべきことを問答を通して残すこと、それだけではない責任が委員にはあり、それが正副委員長ともなれば尚更のこと。議案の精査に力を尽くすのは当然として、そのもう一歩先、運営に関することや傍聴者のことなど、目配り気配りをし、それを議会改革に反映していくこと、議会の市民参加に結び付けていくことまでも、もっとできるようにならないといけないと、至らなさを思い知ることとなりました。

もうこんな後悔のないようにしなければ!

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1 コメント

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Unknown (ましまろ)
2011-12-19 09:14:32
>大府市議会の委員会は、残念なことに傍聴が低調で、ほとんどお越しいただけません

一般質問の際たまたま所用で来館し時間がありましたので傍聴させて頂きました。「あ、この議員さんは突っ込んだ指摘してるな」「分かりやすい質問だな」etc.結構面白かったです。
議会は時間は平日で大体のかたが就業中であり傍聴に足を運ぶの自体そもそも無理がある。(可能なのは自身のように無職・年金生活者あたりか?)
何より「傍聴できることを知らない」ってかたが殆どでは?カタカナ用語・専門用語など分かりづらいから難しそうというのも壁かと…
やはり、議案に関係するかたの傍聴になるのは仕方ないのかとも思われます。
市民のぬるま湯体質も十分問題だとは感じますが…
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