大府市議会議員 たかばとくこ の日々

2007年、政治の素人が議会に飛び込んでみました。

仕分け人のつぶやき(追記更新しました)

2010-04-23 23:56:51 | 未分類
といっても、自分のことです。今日の刷新会議の仕分け人の皆様でなくて申し訳ない・・・
検索やタイトルで読みに来た方ごめんなさい・・・

議員になった初年度に構想日本の「事業仕分け」という手法を見つけ、横浜市立大学に数回通い、仕分け人にも登録、
昨年には埼玉県富士見市の仕分けで、仕分け人(評価者)をさせていただきました。

そんな私が、今日の午前にツイートしたつぶやき。(ツイッターは140文字までという制限があるので、主語=当然私 丁寧語 などを端折っています)

「自治体の事業仕分けに着目して3年、仕分け人までさせていただいてきて、なんだか刷新会議で仕分けをすることに強い関心を持てない自分がいる。もちろん、国の仕事にも独法にもメスを入れないといけないことは間違いないし、事業仕分けという方法論は当事者として理解しているが。

僅かなりとも自治体の事業仕分けに関わってきた者として、マスコミのフィルターを通さないものを見届け、マスコミや政局に利用されようとするところをフラットに解析しないといけないのだろうけれど、前回のある面「仕分けバッシング」に疲れた、ということなのかな。」

さて、午後になりUstreamでBグループのやりとりを流していたのだけれども、
自治体の事業仕分けとやはりいろいろな面で違う。
私は 「事業仕分けはかくあるべし」というほどの者ではないし、圧倒的な場面で傍観者に過ぎないので、画面ごしに見て以下書き散らし。

物理的に異なるのは、自治体の事業仕分けだとコーディネーターが一人で仕切るものが、刷新会議では「論点提示」「取りまとめ役」に分業、評価者の人数が多い など。
いずれにしても、コーディネーターは重責で、ある面その腕次第、ということに違いはありませんが。
自治体の事業仕分けだと、「要改善」と仕分け、但し、として「民間委託へシフト」「ゼロベースで抜本見直し」などのコメントが添えられるくらいのところが、刷新会議では「○○%縮減」など数字まで仕分け結果となります。(この数字の根拠が? とにかくこれだけを目標に見直して、ということなのだろうけども)
国全体の施策であることから、私が自治体議員だから大府市くらいの規模のまちでは想定できないケースを前提していることもあるのでしょうし、ただ単に不勉強なだけというのもあるのでしょうが、評価者の専門分野の話に突っ込んでいくとわからないこともあります。

私が思う自治体の事業仕分けは、チームでやるものでした。評価者がチームとしてある方向性を持ちつつ、観点が偏らないよう問いの切り口を変えてみたり、公開の場で行うからこそ、時間がない中でも傍聴市民にわかるように気をつけたり。そうすることで傍聴市民が「外様のすること」も認められる。
刷新会議の仕分けは、評価者の人数が多いからか、チームでやっているように窺がわれない。

ともあれ、
公開の場で金額と内容を結びつけながら議論をすることで、国民(市民)が、自分たちの納めた税金の行方を知り、それについて聞き手それぞれが何がしか考えるきっかけになるであろうこと
まだ入り口にたったばかりで、これを繰り返すことで何かの体質改善につながるだろうこと
(仕分けをしたことの)評価はかなりの時間が経ってからようやくわかるであろうこと
これらは、大いに期待するものです。

なんだかまとまらなくなってきたので、これにて。

(追記)
過去に事業仕分けについてこのような日記も掲載しています
http://blogs.yahoo.co.jp/obu_musyozoku_019/archive/2009/10/20
「和光市事業仕分け傍聴に思う」




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