大府市議会議員 たかばとくこ の日々

2007年、政治の素人が議会に飛び込んでみました。

【ミッション2011】これからの4年間に向けて その5 変わらなきゃ!選挙運動

2011-04-16 22:30:08 | ミッション2011
私は前回の議員選挙で、会社に行きながら準備をし、選挙の2週間前まで会社に行き、有給休暇中に選挙を行うという「ありえない」選挙をしました。
選挙資金は、供託金を除いて、実質10万円未満。
こういう選挙でなければ、「普通に働いてきた普通の市民」が議員になることはできませんでした。
議員になるには数百万の資金を準備し、会社も辞めて選挙に専念・・・
そんなことができるのは、働かなくても食べていけるいわゆる「富裕層」だけでしょう。
選挙の半年以上前から無職で選挙準備に専念、なんて、カツカツの生活をしている者には不可能です。
毎月のお給料が入ってこなくなったら生活できないのですから。
それでも、半年ほどお給料がなくても生活できるように、選挙資金数百万に加えて生活費も貯金してから出馬・・・なんて言ったら、就職して数年の20代、養う家族のいる30代は、まず立候補などできません。

だからこそ!お金をかけない、手間をかけすぎない選挙でも当選して議員として物申せる、という実例を、これからも続けていかないといけないと思っています。
誰でも議員になれる。誰でも物申せる。お金持ちでなくても、まじめに普通に暮らす市民が議員として太刀打ちできる業界にしていかないといけません。
だれでも議員になれるようになったら、税金にぶら下がるだけの使えない議員が幅をきかせてしまうでしょうか?
そんなことのないように、議員になってからの姿が監視できるように「議会の情報公開と議会基本条例を作る」ことをセットで提案しますから、
どうかみなさんは、監視してください。議員を「評価」し、ダメな議員は選挙で落とし、アリな議員が揃うように、関心を持って議会に注目していていください。
そして、「誰でも立候補できる選挙」になったら、「投票したい人がいなければ、自分が立候補すればいい」のです。

誰でもできる選挙、議員になる「間口」を広げることが、怠ける議員を脅かします。
お金と時間のある人、すでに広い顔をお持ちの人ばかりが集まって話をしていて、多様な価値観が反映できるの? 誰でもできる選挙で、いろいろな人が議員になれば、いろいろな価値観が議論に上ります。


「選挙の常識は、世間の非常識」を「常識ある選挙」に
名前以外に何のメッセージも残さない選挙カーは、ただの騒音です。日常で大音量の車が通れば非常識なのに、選挙では「常識」。これってヘン。
こっちの都合もお構いナシにかかってくる「○○に一票お願いします」電話。教えたはずのない相手からかかってくる電話ってアヤシイよね?それなのに選挙では「常識」。これってヘン。
有権者と立候補者が話をしてナンボのはずなのに、候補者は「あいさつに来た市長さん」「偉い議員さん」たちと応接室で応対、事務所に来た有権者には、受付にいる陣営スタッフが対応。えっ?応援に来た市長さんや議員さんは、もう立候補者と顔見知りなんだから、有権者と話をしたくはないの?これってヘン。
「選挙はこういうもの」って固定観念で議員になれば、「政治はこういうもの」って、変える意欲を持てるのかしら?

選挙を変えれば、こうしたいろいろの「きっかけ」になります。

選挙カーにスピーカーをつけません。動いている車から音声を出しません。
本人不在で、ウグイスだけの選挙カーはまわしません。名前の連呼だけでは、何も政策が伝わらないからです。


本人が街頭に立って、政策をお伝えします。拡声器を使ったり、肉声で立ち話をしたりして、有権者と向き合う選挙運動をします。

選挙カーに使うガソリン代を、公費請求いたしません。大府市は33平方キロと狭いまちです。毎日がんばって車を回したとしても、それほどの金額にはならず、「資金が選挙の障壁になる」ほどの負担額にはなりません。そのための社会実験としても、今回は公費請求をいたしません。

【ミッション2011】これからの4年間に向けて その4 議論し市民に見える議会に

2011-04-16 11:58:10 | ミッション2011
私は大府市議会の中でただ一人、会派に属さない議員です。
会派とは「政策・考え方の近い議員同士で集まるもの」との理解のもと、前回当選直後に「会派はどうしますか」と議会事務局に聞かれて
「どの会派がどのような政策に合意して集まっているのか知る方法がありません。考え方がわからないのでどちらと一緒にもなにも判断できません。各会派の考え方がわかってから、こちらに近い、と思った時点で、会派に入れていただくようお願いしにいきます。
このような考え方で、こちらの会派に入ることにしました、ということが投票してくださった方に説明できないと、会派に入ることはできません」
結果、みなさんの考え方、議会での様子を見てきて、「ぜひこちらの会派に入れてください」という一致点を見出せなかったので、そのまま一人で4年間を終えました。


議員になって議会に足を踏み入れて、議会は「議論をしないところ」だということがよくわかりました。
最初の1年間は、見習いというか、どこでどういう発言をするか、と会議録を読み返し実際に議場に居てまわりの方々の発言を聞き、してきましたが、
一般質問はみなさんなさるけど、肝心の「議案」について何かを聞いたり、「討論」として賛否の根拠を述べたり、ということが共産党さんを除いてほとんどナイ!!
初めのうち様子を窺いながら、発言せずに賛否の挙手だけで議会を終えたとき、「税金をもらっているのに仕事をしていないような申し訳なさ」を強く感じました。「毎回黙って手を上げるだけで帰って、他の人は平気なのかな?」

加えて、議案についてでも一般質問でも「議員」が「執行側(市長・行政)」に対して「問う」形であり、議員同士で「議論」することはありません。
「言論の場じゃないんかい?」

会派に入っていないこと、市長に是々非々を貫いたことで、いろいろデメリットがありました。(ミッションその2参照)
そのデメリットに対応するためにも、公開の場で発言をすることは有効でした。だれがなんと言おうと、公開の場で発言したことは記録に残ります。私の発言にどう答えたかも、記録されます。
質問者も答弁者も、どちらも逃げることができない場=これが「会派という数の力」や「市長与党という優遇の傘」を持たない私には大変有効であったと同時に、
それ(公開の場でどういう発言や議論をしたか)こそが、議員全員が踏まえて行動すべきことだとわかりました。
私たち議員は、票を投じ納税する市民に対してこそ一番の説明責任があり、公開の場で発言することが、第一義の説明責任の場だと、実践のうちに学びました。

そして、昨今の「議会不要論」「二元代表制とは」の議論のうちに、
「議員は市長にお願いして、願い事を叶えてもらってナンボ」ではない、
正々堂々と「議会は、市長の仕事をチェックし、一人で仕切る市長とは異なり複数名の合議制で修正したり提案したりできる機関である」との理解に至りました。

これですよこれ!

市長は一人だけ。でも、議員は何人もいる。だから、議員のほうが「様々な意見」を持ち寄ることができるのです。
「様々な意見」を排除し、市長に追従してお願いを叶えてもらうだけなら、初めから議員を通さず市長に言えばいいわけで、それじゃ議員は要らないよね。
そんな「要らない議員」ばかりにならないようにするには、「議員がどういう活動をし」「正式な記録に残る場でどのような発言をし」「賛否の場で、どのような内容にどのような賛否をしたか」がわかるようにならないと。

見える議員に!
私個人でできること。議会活動報告は、定例会ごと、年4回市内全域に新聞折込(中日、朝日、読売さんお世話になっております)。ホームページとブログ、ツイッターで情報発信、話そう会は2年目の終わりから始めて、まもなく10回目を迎えます。
これからは発信だけでなく、更に「双方向性=顔の見える関係と、みなさんから直接お聞きすること」に力を入れていきます。これまでの方法の継続に加えて、カフェでお茶しながら気楽に交換する政治deカフェの開催と、街頭報告活動も取り入れます。
徹底した情報公開と顔の見える関係づくりで、議員と市民との信頼回復に努め、いただいたご意見・情報をもとに政策立案するサイクルにします。


何でも賛成・何でも反対ではなく、議論し、見える議会に!
「議会は議員たちによる合議体」ですから、私はがんばってます、だけではいけません。「合議体として」市民に説明責任を果たし、「合議の結果として」市にこれはいけない、これはこのほうがいい、と提案し議決することで、「市長にお願いして聞き届けてもらって実現する」のではなく「自分たちが実現しました」とあるのが本来です。
大府市議会の情報公開と活性化をはたらきかけます。
大府市議会では、インターネット放映されているのは一般質問だけで、肝心の、市の仕事や決まりごとを決める「議案審査」と「賛否の採決」の放送がありません。議員の最も大きな責任「議決責任」が、市役所に行く(傍聴する、1階ロビーの放送を見る)以外に、リアルタイムで見る方法がありません。常任委員会は、会議録すらホームページから見ることができません。
本会議全てのインターネット中継と、常任委員会の会議録の公開を求めていきます。
会議の全てを簡単に見られるようにすることで、「市民の目」を意識することにより、黙って座っていないで発言する議会にします。自らも責任を持って発言することで牽引します。
市民と議会のきまりごと「議会基本条例」を提案します。
●議会ごとに、『その議会で話し合われた議案について「議員が」説明し、賛否の理由と採決結果を説明する』『市民の意見を聞き、市民が望む市の姿に近づけるための政策づくりをする』ための、市民誰でも参加できる議会報告会の開催。
●議員が執行部に問いかけ答弁を得る という現在の形だけでなく 「議員同士が執行部の提案を議論する」議員間討議を設ける
●執行部の反問権=議員がいい加減な質問や発言をした場合に、執行部が問い返せる=を設ける
●専門知識を持つ市民を招いて意見を聞いたり、請願者が自分で請願内容を説明したりできる「議会への市民参加」
これらの条件を「条例として」定め、市民と議会の正式な取り決めにする「議会基本条例」を提案します。
これらが実現すると、市民は議員の力量をいつでも測れることになります。議員は常に勉強しないと市民と向き合えなくなります。市民のみなさんは、議会報告会や請願などを通じて、「議会」に意思表示をし、望むまちの姿を叶える方法のひとつとして、議会が有効な存在になります。

【ミッション2011】これからの4年間に向けて その3 子どもにツケをまわさない大府市に

2011-04-16 08:47:53 | ミッション2011
そもそも 子どもの通う学校が古い!ということがきっかけであった私は、
大府市は学校の耐震化は進んでいるんですよ、という説明を受けて、
「でも、校舎そのものは古いよ?」とも思いました。「だって、いわゆる高度経済成長期に建ててるんだし」

それが第一の「大問題の発見」。
高度経済成長期に作ったのは、校舎だけじゃない。道も、水道も、何もかもすごい勢いで整えられていった。
だから、今の便利な生活はあの時代に作ってもらったものに支えられている。
あんなものすごい景気は、もうこの先やってこないよね。

!!
一度に作ったものは、一度に傷む。一度に建て替えないといけなくなる、のに、「あんな景気は二度と来ない」
どうするんだ????えらいこっちゃ。
でも、議員になったばかりの駆け出しが気がつくくらいのことは、もっと頭のいい人たちが手をうっているんじゃないの?
・・・・・手をうっていなかったのです。
ありきたりの「少子高齢化」くらいの知識は、この年の大人として持っていましたが、
この「一斉整備→一斉更新」が、どの自治体でも大きな課題になっていて切実であることを、その後重ねて知っていくことになりました。
少ない子どもたちがこれまでの福祉を維持しないといけなくて、道や水道や建物も維持どころか建て替えもしなきゃいけなくて。

加えて、当選して日の浅い頃に「○○さんの奥さんが、あなたのことをずいぶん応援してくれていたよ」と聞いて、お宅にお伺いしたときに、
「あっちもこっちもガリガリ削って、緑もへっちゃったわね」
そう、そこも気になっていたんです!やっぱりみんな「開発ばかりでいやだな」って思ってるんだ!
その後もあちこちで、削られていく農地緑地の話は交わされて・・・

それから、行政によく出てくる用語で「持続可能な」という表現を覚えました。つまりは、そういうこと。

20年の春に、おおぶ文化交流の杜という、ハコモノ計画が姿を現してからは、
今ある施設の維持更新だけでも大変なことなのに、それ以上に豪勢な建物を新しく作るなんて?
本当に必要?そんなにお金をかけないといけない?ひたすら議会で質問を繰り返し。
建物の維持更新についても、委員会・本会議の議案質疑、一般質問、全ての機会をつかいまくって発言を繰り返し。
環境について、環境会計や生物多様性などを学んで、
税金ですべきことは何か、税金でなくってみんなでできることは何か、など、学んで自分もやってみて・・・

そんな4年間を経て、これからの私の方針は

もうこれ以上 子どもにツケをまわしてはいけません!それが今を生きる大人の責任です。

文化交流の杜計画をこのまま進めることに反対します
建設費と15年間の維持管理費用で103億円。概算では、建設費4割、維持管理費6割。15年で約60億の維持管理費と見込むと1年間4億円。この先50年維持するとして維持管理費だけで200億円です。
図書館と音楽ホールでそこまでの税金を払い続けるほど、生涯学習や文化は、大府市の税金の使い道の優先順位が高いとは思われません。私のこれまでの一般質問の中で、ここまでお金がかかると思っていなかったらしい答弁も出ています。計画策定段階で住民意思を聞いた、と答弁を繰り返されますが、そもそも「聞いた相手市民」は、作れば喜んで利用したい「現図書館や現勤労文化会館を積極的に利用している人・団体」「建設予定地周辺の児童生徒」であって、「普段から図書館や文化活動に関心のない、あっても使わない」圧倒的多数の市民(7割)の意見は聞いていません。金額に見あうだけの市民合意を得ていないのです。
20年以上前、ハコモノの財政負担が今ほど問題視されなかった時代に作ると決めたから、と今なお建設推進することには反対します。
平成20年3月以降一貫して、そもそもの必要性からの見直しを求め続けてきました。6月議会で契約が議会に問われます。反対することをここに明言します。

減っていく子ども世代に、借金や積み残した課題といったツケを押し付けません。持続可能なしくみ作りを提案します。
大府市は財政豊かといわれていますが、無借金なわけではありません。全国の自治体が借金を当たり前にしているから、それに比べて借金が少ない、というだけのことです。
これからの子どもたち、将来の納税世代は明らかに少ない人数で担っていかねばならず、今の行政サービスを維持するなら、むしろいくら貯金があっても足りないくらいです。

文化交流の杜、新駅構想を初め、初期も維持もお金がかかり必要性に疑問があるものは、「どこがおかしいか」をはっきりさせたうえで、見直しを求めます。

建物や道路・橋などの施設の維持更新について、白書として情報公開するよう求め、更新資金の積み立てを提言します。

自治体の事業仕分けの仕分け人の経験を活かし、市の仕事を必要性・国県市の役割分担・財源・優先順位から評価する視点をもって、税金で余計な仕事をしたり中途半端な責任で仕事をしたりしないよう監視します。監視した結果がおかしければはっきりと「おかしい」と言います。

開発し人口を増やすことばかりが市の「富める未来像」ではありません。開発し人口を増やし続ければ、それに見合うインフラも整備し続けねばならず、そこにまた税金を投入し続けねばならず「人口が減り始めたらどうするか」を先送りしているだけに過ぎません。
行き過ぎたサービスや便利さを見直し行政をスリム化することで、「納税世代が減って税収が下降曲線になったとき」のショックを和らげることができるよう意識して、議会に臨みます。

新駅構想については、市全体の公共交通計画が作られておらず、「市民全体の利便性」を評価していません。公共交通全体の計画を示し、合理的に必要性が評価されない現状では賛成できません。「市民全体の利便性」「車社会のあり方」などの棚卸をし、方向性を定めたうえで必要であると明解になったら賛成します。

都市空間の景観・高さ制限、電磁波の影響など引き続き調査・研究し、提言します。

地域の伝統や環境については、これまでの世代から私たちが引き継いだ「継承財」と考え、次の世代に守り引き継ぐことの重要性を意識して、発言し行動します。

【ミッション2011】番外編  統一選で防災を訴えるということ

2011-04-02 18:52:50 | ミッション2011
被災された方々に寄り添いたい思いと、
被災しなかった地にいる者として支えていくことで何かのお役に立ちたい思い。
そして、
みんなで力をあわせて災害を乗り越えた先に、たくましい未来を目指していくこと
これはしていきたいし、せねばならないと思っています。

千年に一度といわれる事態にリアルタイムで、
政治家の末席を預かっているという運命と責任は痛感しています。

「災害を教訓に」、と言うには、あまりにも犠牲が大きくて、
今も不便な生活をしていらっしゃる方が多くあり、
大切な人を、財産を、失くしてしまった方々に、
それらを「教訓」と言ってしまうほど冷静でいたくはないですが

それでも、末席で政治に関わる以上、
自ら 政治に関わると立っている責任として、
千年に一度のことと言われ、国難という状況にあり、
受け止め考えないといけないことは山とあります。

それは一言で「防災」と括れる次元ではありません。

発災から初動、初期、中期、長期、持続的な救援・支援・復興までの時間軸
個々の身の回り、町内会・大字単位、市町村単位、都道府県単位、広域連合単位、国、という面的軸
行政セクター(国・都道府県・市町村)、市民セクター(NPO、NGO,任意団体、個人ボランティア)という組織属性軸
そして大きく「被災側」「支援側」という軸
など、多方面から立体的に捕らえて

平時から整備しておくべきはどこまでで
非常時にどうするかの制度・組織設計はどうあって

行政がどこまで対応できるようにするのかのボーダー・デッドラインの設定



これらの組み立てが必要です。
その先に、
具体的に手を打たないといけないことが出てくるわけで、
思いつきで散発的に「防災防災」と掛け声をかけても、
遠回りになったり、バランスを欠いて優先すべきが後回しになったりするかもしれません。

以上のことから
この統一選で、私が皆様にお約束できる対応といたしましては
「防災の視点で横断的に市の業務や事業を見直しします」
という感じでしょうか。
即、具体的に「これを取り入れるべきだ」「これをやってください」と言うには、
大府市の防災体制をそこまで熟知しているわけでもないですから、
現状と現状で間に合わない実態を検証しないといけません。
私はこれまで「防災」に特化して専門分野・得意分野としてきたわけでもありませんから。

すでにある程度見えている課題もありますが、
今後提言できる責任を得てから、
現状の再確認をしたうえでのお話になりますね。



むしろこれからの地方議員がとらねばならない行動は、
支援者や選挙地盤エリアへの身びいきで
急ぎでも重要でもない要求を行政にぶつけないことです。

被災しなかった地ではありますが、
多くの生産活動が影響を受けています。
この打撃は、23年度の民間企業の業績に影を落とし、
その先の、24年度の税収に影響します。
国難ですから、不交付団体の大府市は、
ただでさえ国からの補助・交付金は渋かったのに
さらに厳しくなる可能性があります。
職員の人員としても、
被災地への応援派遣はぜひすべきですし、
そうすれば、少ない人数で市の仕事をまわさないといけません。
行政に余計な遠回りな仕事をさせる余裕はないのです。
(それ以前に、余計な仕事は税金の無駄遣いになるので、してはいけないのですが)


「防災のためだからあれをやれこれをやれ」と
提案という名の要求をぶつける前に、
本当にその提案が、全体を考え優先すべきものなのか
よくよく考えてからにしないといけません。
提案する議員にも、重大な責任があります。



※市議会議員として関与できるのは、
行政がどうあるか、と、行政と市民セクターとのパートナーシップの構築の議論までで、
市民セクターがどうあるのか、どうありたいのか、は一市民・鷹羽として考えますから
ここでは横に置いて書かせていただいています※


【ミッション2011】これからの4年間に向けて その2 民意とかけ離れた議決をしない議員に

2011-04-01 11:32:42 | ミッション2011
その1で、原点から、2007年統一選の立脚点と大まかな目標設定ができたことを書きました。

ではここからが、その、
原点→課題と解決のための自分のアクション・方向性
を実践した結果、すなわちこの4年間の経験をした結果の、
更に一歩進んだ 課題認識と、これからの4年間のアクション編になります。

※この項目でいう「民意」とは、私の肌感覚、メールやお声がけいただく声、およびこれまで私が当たり前に働く当たり前の生活者であった感覚から得るもので、
私の判断が100%大府市民の意向に沿っていると自惚れるつもりはありません
多様な市民意思を反映する1つのチャンネルとご想像いただけると幸いです※



民意とかけ離れた議決をしない議員になろう
会派に属さなかったことで達成できました。
 では、民意と離れた議決をしないためには、これからも会派に属さないでい続けないといけないか?

会派に属した場合、大府市議会では会派ごとに議決は同一にする慣例があり、自分が疑問を持っていても、会派のうちの多数が賛成でよしとした場合は、反対やちょっと待ったを本会議場で表明することができないようです。
そもそも会派で賛否をまとめ拘束をしてしまうこと、会派で結論するまでに議論が割れたことを本会議場で報告する(討論として発言する)ことをしないことに問題があります。

また、会派に属さないデメリットがあります。
1.議員同士研鑽したり政策を話し合う場として会派は無効ではない。
2.議員提案するのに2名以上必要(議会構成の12分の1以上の賛同により提案できる)であり、個人の議員ではできないから、他の会派の代表者に連絡→賛同を得るために理解を求める→先方会派の意向を聞く と議員提案のハードルが高い
3.行政側から、会派単位で施策の説明や議案の事前説明が持たれることがあり、会派に属していないからと説明の場そのものを持ってもらえないことが幾度もあった
4.議会運営委員会へのエントリー権がない。会派から委員を選出する慣例のため。各会派に割り当てられた委員数から割り返すと、4年間で議会運営委員会の委員になる機会がゼロなのは、会派に属さなかった私だけで著しい不公平な扱いを受けた


そこで!これからの4年間に向けて、これからも「民意とかけ離れた議決をしないために」且つ「会派を組むことを否定しない」、両立するための提案です。

個々の議員活動を妨げない会派の提案
会派内で話し合った上で、賛否の合意に至らなかった場合は賛否割れるのもやむなし
(ただし余りにも多く賛否が合意できないケースが頻繁にあるなら、政策指向が異なるため会派として継続しないことを決断する必要あり)
○会派内で話し合った結果、賛否は同一できたものの、議論の過程では賛否が割れた場合は、賛否の両論を本会議場での討論で述べ、多角的議論があったことを記録に残すこと
○ただし、政治的指向がまったく異なる方とはそもそも同一歩調ができないので、
議会改革に前向きであることが会派の第一条件。住民自治に近づくための議会・議員のあり方について前向きに研究していくこと。
イデオロギーとして共産社会主義思想にないこと、何でも賛成または何でも反対「ありき」で出発しないこと
を当然の条件とする

以上のルールで新たな会派を組むまないか、新人議員(既存会派に属さない議員)に呼びかけます。

なお、呼びかけた結果、会派を組むことになって組まないことになっても、
デメリットに挙げた項目のうち 3と4はそもそも会派ありきで誤った対応をされているので、改善を求め、
会派に属するか属さないかを、議員が自らの活動スタンスとしてフラットに選択できるように議会内の改善を求めていきます。