大府市議会議員 たかばとくこ の日々

2007年、政治の素人が議会に飛び込んでみました。

資金調達・資金循環と地方債

2011-11-02 22:01:18 | 地方自治
 昨日の資金循環の講座(コミュニティ・ユース・バンクmomoさん主催 「地域で資金が循環しない本当の理由」で。銀行預金の投資(融資)先の多くが公債であることを示して、「民間(ボランタリー)セクターが融資先として信頼され循環するように」といったプレゼン(講師:川北秀人氏)
 それはそうだと頷いて聴いていたのだけど、公債が安全パイだと主張しきれなくなることをも考えた。
 私は市議なんで、市債が信用たりうるものであり続けないといけない、という視点も必要だと気がついたのは今日だった。
 経営状態が信用されない自治体は、債券が買ってもらえなくなる、つまり、発行しても引き受け手がない、ということも、将来的に起こりうる、という想定が必要かも。民間営利だけでなく、民間非営利も、自治体資金調達の競争相手になる日がくる(いやすでにそうなのか?現状把握ができていない自分。)。
 資金調達に勝ち残れる自治体にならねば・・・・という気がするのは、気がはやりすぎなのだろうか。

 なお、ここで言う資金調達とは、市債を買ってもらって調達するという意味合いで述べているが、そもそも自治体の事業を行っていくのに、財源として債券を用いるべきか否かという観点がある。建設債の「将来世代に応分の受益者負担を」という言い分を、かなり私は疑ってかかっている。債券切らないのが何よりのはずだ。
 どうしても債券で調達するのであれば、市民公募債。これは銀行預金の分捕りあいとは次元が違ってくるし、住民の一定の理解と合意があるとみなすことができるし、資金提供という形の行政参加もあっていい。

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1 コメント

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発行しないのが望ましいですね。 (東雲牛)
2011-11-04 20:20:05
国だけでなく県レベルでも債権発行してますよね。その際格付けが重要なのは周知だと思います。その意味でぱんだままさんが言われる「資金調達に勝ち残る」視点は重要だと思います。
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