8月26日・ひょうたんからコンマ

「ひょうたんから駒が出る」と言えば、あり得ないようなことが起こるたとえですが、この場合は、コンマ(,)が出てきたわけで、ふつうはひょうたんからコンマなど出て来ない、もう何がなんだかわからないけれど、出てきてしまったものは仕方がない、そういうものなんだ、と割り切る前向きな態度ですね。アリストテレス的な現実尊重を奨励することばです。
さあ、今日もひょうたんからコンマでいきましょう。

●電子書籍は明鏡舎。
http://www.meikyosha.com

8月25日・罪を憎んで人を憎まず

これは読んで字のごとし。罪そのものを憎んで、罪をおかした人を憎んではいけないよ、という意味ですね。英語だとこんな感じです。
Hate not the person but the vice.(人でなく、その悪徳を憎め)
さあ、今日も罪を憎んで人を憎まずでいきましょう。

●電子書籍は明鏡舎。
http://www.meikyosha.com

8月24日・濡れ手にアワのもうひとこすり

「濡れ手で粟のつかみどり」と言えば、濡れた手で粟をつかむと、粟つぶがたくさんくっつくように、労せずして多くの利益をあげるたとえですが、この場合は、
「この汚れ、なかなか落ちないけど、どれ、もうひとこすりだ」
と、お風呂場でせっけんをつけてからだを洗っているわけですね。
みだしなみは、まずからだのアカ落としから。
さあ、今日も清潔を心がけていきましょう。

●電子書籍は明鏡舎。
http://www.meikyosha.com

8月23日・貪(むさぼ)らざるをもって宝とする

これは『春秋左氏伝』にあることばで、賄賂などよくないお金を受け取らないことを、自分の大事なものとする、という意味ですね。
宋の国の政治家のところへ、ある男がみごとな玉を贈り物として差しだしたところ、政治家はこう言って断ったそうです。
「あなたはその玉を宝としなさい。わたしは、私腹を肥やすことをしないことをもって宝としているので、それを受け取ってしまっては、宝を失うことになるのです」と。
さあ、今日もまっすぐいきましょう。

●電子書籍は明鏡舎。
http://www.meikyosha.com

8月22日・チリも積もれば南米は盛り上がる

「塵も積もれば山となる」といえば、小さなことでも度重なれば、大きくなるものだよ、こつこつとした努力が大きな成果をもたらすよ、という意味ですが、この場合は、南米のチリの国が、もうひとつ天上から降りてきたら、それは南アメリカ大陸の大地がぐんと盛り上がるだろう、ということですね。
さあ、今日も盛り上がっていきましょう。

●電子書籍は明鏡舎。
http://www.meikyosha.com