田舎びと歳時記

花鳥風月、演歌と津軽に一筆啓上

冬芽

2011-01-29 15:27:38 | 私の歳時記


冬来りなば春遠からじ

この寒さ今少しの辛抱です。あと二カ月もすれば、待望の季節がやって来ます。
指折り数えてその時を待っています。

それにしても、寒い!とにかく寒い。津軽に行った頃は、こんなじゃなかったようですが。
帰ってきてからの方が、寒さが募るばかりのようです。

一月もアッという間にもう終わってしまいます。月日の過ぎゆく速さを表す言葉に次の
ようなのがあります。

一月は行き、二月は逃げ、三月は去る。

一月はもう行ってしまい、やがて訪れる二月は逃げるように過ぎゆき、三月はあっという間に
去っていってしまう。

そうやって、待ちに待った桜の季節も一瞬のうちに終わってしまう。
嗚呼、なんとはかないことか! 

我が家の庭先の梅の枝は少しほころびかけて来ました。日当たりの良い高枝には開花した
一輪の梅。通りがかりに見つけた紅梅はすでに色鮮やかに開花していました。

じっとその時の至るのを耐え忍びつつ待つのも、また味わい深くて、いいもんですね。
今は、早く春よ来い来いなんて言いません。

じっと、寒さに耐えつつ、じっくりと時を過ごしています。

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織田信長という人は…

2011-01-21 14:06:56 | Weblog
日本の戦国時代と言えば、まだまだ420年少々前という時の長さ。中国の歴史で
戦国時代と言えば紀元前のお話ですから、時間のスケールが違います。

それはともかく、戦国時代に生きた武将の中でも『織田信長』くらいしばしば取り上げられ
その歴史的評価云々で語られる人はいないのではないでしょうか。

当時写真撮影なるものが可能だったなら、江戸時代末期の歴史上の人物同様に織田信長という
人の顔写真も見ることが出来たでしょうに。私達が目にすることが出来るのは、歴史教科書
でよく見るあの肖像画くらいでしょう。若武者の頃の鎧を着けた肖像画も見たことはありますが、
やはり織田信長と言えば、あの肖像画しか思い浮かびません。

部下から見れば怖いお館様(親方様)、しかし心酔している上司でもあります。天下を治めること
の出来る器の天才肌の人物、部下が従順にならぬはずありません。
本能寺で悲運の一生となってしまいましたが、400年以上たってもいまだに語られる織田信長という
人、本当にどんな人だったのでしょう。

少しでも、この歴史上の大人物にまねようとしても、私のような者にはとてもとても近かづくこと
は出来ません。どんな声をしていたのか、身長はどの位あったのか?
戦国時代の日本男子の平均身長は150センチ半ばちょっと位だったようです。徳川家康は160センチ
発掘された骨から推定した伊達政宗の身長は159センチ、着用していた鎧の大きさから推計される
上杉謙信の身長にいたっては、157センチ程だそうです。

生まれ落ちた時からの環境が、今の世の我々とはまったく違う訳ですから、現代に織田信長の再来
を期待することは無理な話かもしれませんが、会ってみたいものですね~

歴女ならぬこの私の心酔し尊敬する戦国武将――織田信長と上杉謙信

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津軽 せつなくて!

2011-01-08 11:50:34 | 津軽
津軽鉄道車内で

津軽から帰って三日目、正月気分は抜けたものの、夢見心地は今もなお続いています。

別れの後に必ず浮かんでくる歌の一節――布施明さんの『恋』 作詩、作曲 平尾昌晃

 逢っているときは なんともないが さよならすると 涙がこぼれちゃう

 逢うたびにうれしくて 逢えば又せつなくて…… 


津軽に行き、帰ってくると毎回この歌の心境になってしまいます。

新青森駅に降り立った時、頬を打ったのは津軽に降るという七つ雪の中の『つぶ雪』
小さな小さな白い塊の歓迎でした。

昨日は、全国的に猛烈な寒波が襲ったとか。テレビ画面にあった青森の気温は氷点下4度
贅沢な後悔?とやらを言わせてもらえば、私の行った時にそうであって欲しかった!

冬の津軽の厳しさを骨身に沁みる くらい感じたかったのです。

今この瞬間の津軽はどんなでしょう。 ストーブ列車は地吹雪舞う中を走っているのか?

津軽三味線のバチを握る手は寒さで凍えていないか?

津軽平野の積雪量は増えたのか?


津軽行きがより短時間で可能になったとは言え、やはり津軽は遠い遠い遥か彼方に
あるように感じます。

最後に、津軽に降るという七つの雪

 こな雪 つぶ雪 わた雪 みず雪 かた雪 ざらめ雪 こおり雪 

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冬の津軽に見たもの

2011-01-06 23:32:27 | 津軽
イヤー 正直言って疲れました。トンボ帰りの強行軍。
仕事始め間もないこの時期に、何をのんきなことをと叱られそうですが、ホンマ
きつかった。

新幹線は大宮駅より三時間で新青森駅に着き快適だったのですが、その後のバスと
列車での移動が待ち時間もあったりして大変でした。
津軽鉄道はゆったりと休めましたが、帰りの五所川原から青森までの列車移動は
立ちっぱなし。その間の所要時間は駅での待ち時間も含めると約二時間!

正月三が日が終わったとは言え、まだまだ混んでいるもんですね~

津軽平野の積雪量は50センチメートルにも満たないでしょう。田んぼのあぜ道や水路が
ちゃんと顔を出していました。時折お天道様が顔を出して暖かな日差しが訪れることもあり
おかげで、凍てつく寒さの中、猛烈な地吹雪の歓迎を受けることはありませんでした。

でも本当は、身体の下から舞い上がるこの津軽の冬の洗礼を期待していたのですが……

津軽鉄道の金木駅を後にしたのは午後三時前、太陽も隠れていて鉛色の空と白い大地に寒そうな鉄路。見知らぬ遥か彼方まで細く延びていました。

別れ際になっても、なお残る津軽三味線の響き。いつもの通り津軽三味線会館へ。そしてそこで聞いたショッキングお話。
病で一年前のちょうど今頃、手術を受けその後も放射線治療を受け病と闘っていると言う女性三味線奏者。一昨年の春、同じこの場所でうっとりしながら聴いたあの彼女だったのです。

『伊達や酔狂じゃない、津軽三味線に命をかけている』
少しやつれた様にも見えた彼女に、そんな気迫を感じました。

帰りの津軽鉄道で見たトレインアテンダント  若くて、美人で、親切で笑顔が素敵でした。
津軽鉄道は六年振りの乗車でしたので、このトレインアテンダントの歓迎は初めて。
津軽鉄道の楽しみが又一つ増えました。

五所川原駅を後にしたのは、午後四時過ぎ。
津軽平野の白い世界は薄暮の中で、より一層美しさと悲しさを増しているようでした。
五能線の列車のドア付近に立ったまま、津軽平野の雪景を脳裏に焼き付けていました。
どこでも見られる雪景色じゃないんです。津軽、ここでしか見られない私にとっての絶景です。

冬の津軽に見たもの――薄暮と寒さの中で一層際立つ雪景色。そして人恋しさ。


津軽平野に延びる鉄路   右後方には岩木山の遠景


金木駅に入る津軽鉄道ストーブ列車


金木町の津軽三味線会館


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五所川原に到着

2011-01-05 11:40:14 | 津軽


津軽平野の中心地、五所川原に着きました。

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只今路線バスの中

2011-01-05 10:52:32 | 津軽
新青森駅に降り立ち至急バスに乗らなければなりません。その間14分、ところがバスがなかなか来ません。雪道の為予定運行が出来ないようです。

津軽はやはり白の世界でした。初めて経験する雪の津軽。

車中のお客さんは皆地元の方のようです。
アッ! 写真を撮るのをわすれました。

五所川原に着いたら撮影しましょう。

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津軽へ出発

2011-01-05 07:55:16 | 津軽
大宮駅発6時54分の東北新幹線「はやて」に無事乗車。
なにしろ、今朝は3時起きですから!

正月も今日は5日、車内は空いています。このくらいがちょうど良いかもね。

はやての乗り心地―――こんなもんでしょうか、10両編成の前から9両目、速く着いてくれれば良い訳です。

大宮駅の次の停車駅は仙台駅、まだ着いていません。今、郡山の辺りでしょうか?
見える山肌は雪化粧、天気は良好で青空も見えます。

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穏やかな元旦

2011-01-02 11:14:08 | 私の歳時記
謹賀新年
昨日の元旦は地元自治会の新年祝賀会やら檀家となっているお寺へ年始挨拶等でアッという間に終わってしまいました。

箱根駅伝をテレビ観戦しながら、火燵で一日中のんびり出来るのも今日明日ぐらい。

4日の仕事始めを挟んで翌日は青森へ。会社勤めの身ならば首が飛んでるところでしょう。幸にもその心配はありません。

寒さも程よい頃の津軽行き、好きでなければできまへん。

この投稿試験的に携帯電話より行っています。雪の津軽からリアルタイムで報告出来ますように。

今年は万難を排して好きなことに身を焦がしたいデスネ~

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