田舎びと歳時記

花鳥風月、演歌と津軽に一筆啓上

川中島

2007-11-28 11:27:15 | 田舎暮らし
毎年の恒例となりつつある長野へのりんご狩りに先週土曜日(11月24日)に行ってきました。
りんごのお店というのが、武田信玄と上杉謙信の川中島の戦いの場となった八幡原史跡公園のまん前にあり
『三太刀七太刀之跡』の信玄と謙信の像がお店の駐車場から見えます。


今から約450年ほど時間をさかのぼった当時の川中島とは一体どんな風景だったのでしょう?周囲の山並みは今も昔も
あまり変わっていないような気がしますが、高速道路が縦断し善光寺方面の長野市街に林立するビル群などは当然の
ことながら、影も形もなかったはずです。そもそも戦国時代の日本の人口が1200万人位のようですから、ここ川中島が
観光客でごったがえすなど当時の人々には想像だにできなかったでしょう。



今年はNHKの大河ドラマ『風林火山』の影響のせいか、先月下旬には上杉謙信の居城であった新潟県上越市の春日山城跡も見物してきましたが、
あの山上に当時どのような姿の建物が存在していたのか、日々の生活にも高低さのある山肌を上り下りするのは容易ではなかったでしょう。
それもさることながら、戦国時代の武者達は馬に乗って移動したわけではなく、多くの者たちは歩いて戦地に赴いたわけで、車社会現代人にはその
足腰の強さには驚きです。

時代がどれ程過ぎ去ろうとも、山々をはじめとする自然はいつまでも残り、ひとり
人間だけが消滅と誕生を繰り返しているいるかのようです。
山々に囲まれた信濃の国川中島周辺…暮らしてみたい土地のひとつです。


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