田舎びと歳時記

花鳥風月、演歌と津軽に一筆啓上

10年間惚れこんでいます!

2008-03-20 14:57:07 | 田舎暮らし
‘歴史の香り漂う 山紫水明の地’ 私はこの地に10年間、足繁く通っています。
群馬県西部にある甘楽郡甘楽町。 明治時代殖産興業のもとに建設された赤レンガ造りの『富岡製糸場』のある富岡市の手前、碓氷峠を越えれば長野県軽井沢町という位置の町。人口1万4千人半ば。 冬場も雪に悩まされることはありません。

この町に入ると『織田宗家ゆかりの地』と書かれた木製灯篭が目に留まります。織田信長の二男、織田信雄の代に領地としてこの地を与えられてから150年程織田家によって治められる時代が続きました。町の中南部県道より少し入った所に織田家7代の墓があり、西方に向かって並んだ墓石は、山間の中静かに眠っています。

役場庁舎が見下ろせる高台から妙義山越しに沈んでゆく夕陽はいつ見ても、やさしくて温かくて、オレンジ色に染まった夕焼け空のはるか彼方に西方浄土を感じてしまう程です。
写真撮影したこの日は、黄砂の影響?で夕焼け空も霞んでいました。




南方に濃淡を変えて幾重にも連なる山並の姿、これも私を惹きつけるものの一つです。

喧噪ある都市でもなく、かと言って過疎地域でもありません。写真撮影した場所のすぐ近くを東西に走り抜ける上信越自動車道、そこを通り過ぎていく車列を眺めていると首都圏の匂いが伝わってくるような気さへします。東京まで高速道で2時間弱。



甘楽町は、ちょうど今 梅の花が満開! 夕陽に映える白い梅の花。
来月には、城下の古い街並みと桜の舞い散る中、歴史絵巻さながらの武者行列が行われます。
今年は群馬のお花見は、ここ甘楽町でと決めています。桜の花の下、春爛漫の世界に酔いしれたいですね~




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津軽愛好家Ⅱ 鶯と桜の便り

2008-03-16 17:01:34 | 田舎暮らし
白い梅の花が満開の我が家の庭先で、早朝うぐいすの鳴くのを聞きました。今年になって初めてでしょうか?
♪ホーッ ホケッキョ ! まだまだうまくいかないようで、鳴き声もかすかに聞こえる位でした。

どっさりと来た今朝の新聞折り込みチラシには、お花見ツアーの案内も入っていて、いよいよ春爛漫に突入したのかと思わせます。

三春の滝桜 信州高遠のコヒガン桜 そして弘前・角館の桜……

今年は弘前の桜を狙っています。お濠の水面を桜の花びらが淡い色に染め、まだまだ雪のある岩木山を満開の桜の間から眺め、津軽三味線の音色が聞こえ、あちこちで始まっている酒宴で誰かが津軽の唄を… そんな情景を心の中で楽しんでいます。
早く来い来い津軽の桜 !

ところで、今度津軽に行ったら是非、囲炉裏と土間のある古民家風な民宿にでも泊まりたいですね~ 囲炉裏の経験というのがないのです。家族全員で赤々と燃える焔を囲んで団欒している様になぜか惹かれます。狭苦しい玄関は息苦しいようで、やはり広々とした土間のある家がいいですネ。

最後に、うぐいすにちなんでこんなお話を。
ある街の小さな○○レコードの看板のあるお店。中に入ると、60半ば位のおじさんが二人、床にしゃがみ込んで、その周りにはカセットテープやらCDが一杯。
某女性歌手の演歌をあれこれ聴き比べています。 『○○はさすがに迫力が違うな~』  『この娘(こ)の声はまだ幼いなッ !』
このお二人、ただのカラオケ好き? それとも自称作曲家又は作詞家の先生がた?
このお店で買い求めた竹川美子さんの『雪の海峡 津軽』を早速聴いてみての私の感想、 『いい声してんな~』

今朝聞いた、鶯さん! あなたも、稽古に励んでいい声で鳴いて下さいね!


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高尾山火渡り祭

2008-03-10 10:01:30 | 田舎暮らし
待ちに待った春到来のこの日(昨日9日)!
毎年三月第二日曜日に行われる東京都八王子市の高尾山火渡り祭に行ってきました。

  


天気の良いことこの上なしという絶好の行楽日和で、多くの見物人で一杯でした。会場は高尾山麓の京王線高尾山口駅より歩いて5分程の自動車祈祷殿広場で、午後1時開始前には自らも火渡りに参加される人達が列をなしていました。私も火渡り参加希望でしたが、順番待ちの列の長さを見て今年は断念!
残念ですが、その分災厄のないよう護摩の焔をたっぷりと浴びてきました。



今年もすでに三月! 早いものですネェ~。ついこのあいだ新年の祈願に高尾山にお参りしたばかりだというのに。初心忘れるべからずの思いもあって、この火渡り祭にやって来たという訳でもあります。

良き田舎暮らし物件…まだめぐり会えていません!もう春なのに~♪ 春ナノニ…
時間ばかり過ぎ去っていくのみで、私の思いはなかなか成就しません。
悲願達成の為にも地元群馬の西毛地域攻略にはこれから入ります。海なし県群馬では山間での田舎暮らしということになりますが。

杉の木が林立しているせいでしょうか、あちこちで盛んにクシャミする声が響いていました。私は都会人と違って花粉症とは無縁のようです。火渡り祭の始まる前に時間がありましたので、リフトに乗って花粉で一杯の杉林の間を山上のご本尊様のお参りに行きましたが、何の反応も起こりませんでした。私って田舎者?

帰り道、秩父の山並みが赤く染まり、山里のあちこちで梅の白い花が夕陽に映えて静かにたたずんでいました。
これからが春本番です!ご本尊の御利益がありますように。

南無飯縄大権現(ナム イズナ ダイゴンゲン)!

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津軽愛好家

2008-03-03 10:13:54 | 田舎暮らし
明日から春三月という声を聞く前日、二月最終日の29日(金)に、春のような暖かさに誘われて前橋市内にある『津軽』というお店に行ってきました。ここのママさんはまさに津軽の女性(ひと)です。今は市町村合併で五所川原市となりましたが、旧北津軽郡金木町の出身です。作家の太宰治や歌手の吉幾三さんと同郷ということになります。

津軽好きの私、金木町は何度も(4回)訪れています。太宰の生家の斜陽館、津軽鉄道がその中を走る芦野公園、特に斜陽館のすぐ近くにある津軽三味線会館には必ず立ち寄ります。津軽の音色を聴いてこないと津軽に来た気がしないのです。
そういえば芦野公園内には津軽三味線発祥の地の石碑と吉幾三さんの『津軽平野』の歌詞の石碑がありました。

津軽平野はまだ50センチ程の雪に覆われているようです。でももう三月です!
春はすぐそこに来ているはず。雪解けとなりやがて梅、桜そしてりんごの花と一斉に開花してくる時がやってきます。津軽人でない私にも待ち遠しくてなりません。

最後に、お店『津軽』で一杯やりながら是非聴きたい歌があったので有線リクエストしました。『雪の海峡 津軽』 津軽~津軽~となんども津軽という歌詞の出てくる竹川美子さんの歌です。津軽を歌った演歌は数知れずありますが、津軽という言葉や土地には絵になる何かがあるのでしょう。
この夜のひととき津軽に酔うことが出来ました。 
コメント (2)
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