田舎びと歳時記

花鳥風月、演歌と津軽に一筆啓上

紅梅の花が

2009-01-31 13:56:55 | 私の歳時記
大寒を過ぎまだまだ寒さ厳しき時期ですが、昨日今日の雨で寒さも大分和らいで、久しぶりのお湿りにホッツと一息ついています。

インフルエンザの流行も危険情報が発令中とかで、あちこちで小さな子供達の顔一杯を覆うマスク姿が目に留まります。当分の間仕事以外の外出は控えましょう。

昨日雨の中を車で移動中に、日当たりの良さそうな大きな農家の庭先に早くも紅梅の花が咲いているのに出会いました。
まだ冬本番だというのに、もう咲いている。 紅(くれない)色というより、ピンクがかったえんじ色といった方がよいでしょうか。控え目な色でありながら、冬のこの時期まっ先に目に飛び込んできます。

梅に鶯の季節はまだまだなのに、何をこんなに急いで咲いているのでしょう?
そういえば、ご近所の梅も我が家の梅の木も、蕾がふっくらとしてきました。
冬の日溜まり、縁側で庭の紅梅の花を眺めつつ、春の情景を思い描いてコックリ、コックリするのもイイナ~

寒さの中、心温もらせてくれるもの、『ろうばい』の黄色い花、老木に咲いた『紅梅』の花、そして幼子達の愛くるしさ。

津軽の地はと言えば、今まさしく白一色の世界のようです。 そんな中、『雪椿』 どんなふうに咲いているのでしょう。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

まだまだ続く新年の行事

2009-01-19 23:18:11 | 私の歳時記
七草、初市祭り、鏡開き、高尾山へ初参り、神社への初参り、そしてどんど焼き。
正月行事はこれですべて終了かな? と思ったら二十日正月というのがまだありました。正月の祝い納めで業を休んだ日とか。
我が家ではこの日、恵比寿様と大黒様の祀られた小さな木製の社を神棚より下ろして居間に祀ります。お金が貯まりますようにと財布や預金通帳などもお供えすることになっています。こんなことも小さい頃より続いている正月行事の一つです。

1月20日は二十四節季の一つである大寒。これから2月の立春の頃までが、一番の寒さに襲われる時期でもあります。雪は降らずとも乾燥した北風が砂ほこりをあげて暴れまわる日々が続きます。
正月も二十日辺りになると、さすがに正月気分は吹き飛んでいるようですが、年の改まった最初の月、常に清新な心でいたいものです。

正月は行き、二月は逃げ、三月は去ると言われます。年が改まっても月日はあっという間に過ぎ去っていってしまうことを表しているのでしょう。
正月はまだ終わっていません。今月28日は近くのお不動様のご縁日。母がここに行くのを毎年楽しみにしています。信心なのか知りあいの人達に会えるからなのでしょうか?

二月には3日に節分で豆まき、次ぐ日は立春。そして6日は初午でお稲荷さんへお参りに。まだまだ続きます、新年の行事。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大地に汗して再生の人生

2009-01-11 10:03:05 | 田舎暮らし
元旦、二日と連続して、胸ときめいた淡き思いの頃の夢を見ました。二日に見るのが初夢というようですが、夢を見る時間帯は大抵時計の針が12時を回ってからでしょうから、やはり元旦の日に寝付いてから見たのが、まさしく初夢だったのです。

『こいツァー新年早々縁起がいい!』と思っていましたが、御用始めとなる五日より再び現実生活に戻ってしまったようで正月気分も、はかなく消え去ってしまいました。100年に一度とかの厳しいこのご時世では、致し方ないのでしょうが。

世間の喧噪を離れ、隠者の如く山間で自給自足の暮らしを…などと時々夢想することがあります。しかし仙人でもあるまいし、霞を食う如き生活などあり得ないはずなのですが。

食糧自給率(カロリーベース)が先進国中最低の40%という我が国の現状を思うと、ものつくり日本も結構ですが、農業を疎かには出来ないでしょう。農業が衰退してしまった理由、私には経済学者のような分析は出来ませんが、とにかく農業では食っていけないということです。大地に向き合い大地に汗して生きていく生活、農業で生計が立てれば、この私今すぐにでも大転換したいのですが…

田舎暮らしは定年退職後の余暇のレジャーのようなものであって欲しくはありません。(これは、私自身に対する最大の戒めでもありますが) 再生のための人生とでも呼べるものとしたいものです。

夢のまま終わることのないように、まず、何をどのように、いつ……具体的な計画作成が必要です。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする