ただのおじさんの「フルス フルス フルス」    ………フルス(葫芦絲)は中国雲南省生まれのひょうたん笛です………

まろやかな音色のフルスに一目(耳)惚れした「ただのおじ」さんが日本でフルスを普及させようと一念発起。はてさて………。

成都支部にフルス教室誕生

2011年03月08日 | 日本フルス普及会




記事とはあんまり関係ないが、成都の食堂前でタクシーに
乗るときに現れたフルス屋さん。しつこかった。

 

成都支部の支部長 ちぃふいさんは 昆明のフルス制作者王科さんを私に紹介してくれて、フルス界のカリスマ、 李春華先生に一緒に会いに行ってくれた人だ。

そのとき、3人の日本人にフルスを教えることになったと言って 王科さんからフルスを3本買って帰られたのだが、最近のブログを見てみると一挙に生徒さん9人から始められたので、追加のフルスを送ってもらったと、書かれていた。

日本フルス普及会は 中国には北京、大連、天津、泰安、南昌、成都の6つの都市に支部があるが、グループで活動しているのは 天津についで2つ目となった。

日本フルス普及会だから、日本での普及を目指すのだが、中国でこのような教室ができるのは 正直言って、予想外の展開で、うれしいばかりである。中国ではフルスを聴く機会も多く、情報も入りやすいので、刺激があり、勉強もしやすいだろう。二胡などはわざわざ中国へ習いに行く人が大勢いるわけだから考えてみれば当然のことだ。おそらく、そのうちに他の都市でも このようなグループがどんどん出来てくるだろう。せっかく行った中国だから、フルスを練習し、日本に帰ってから、フルスの技術を活用し、広めてもらえるなら、何よりである。

ちぃふいさんはフルスの普及活動を深く理解してくれていて、大変熱心な方なので、きっと、生徒さんたちも楽しく学び、上達されることであろう。大いに期待している。

ちぃふいさんのブログはここhttp://blog.goo.ne.jp/cdtts50


大統領や首相と同じ中国服

2011年03月05日 | 中国、海外のフルス事情




小泉首相もブッシュ大統領も同じ服で写真に写っている
江沢民さんは赤で、お客さんは青である。

 

三池初市の写真の中で、男性の中国服は中国紋の入った服だ。
これは前回泰安に行ったときに仕立ててもらったものだ。当初男性用の中国服をたのまれていたので、街に出るたびにしかるべき店を探していた。ところが、いくら探しても見つからなかった。

ただ、近くの写真屋さんが写真撮影用に服を仕立てると聞いたので、そこで聞いてみた。考えていたのは胸の前に2頭の龍が向かい合っているデザインのものである。上白川フルス愛好会ではそのデザインの服をすでに持っている人がいるので、それで統一しようかと思っていたが、写真やさんではその布地が手に入らぬと言うことだった。龍のデザインは専用の布地でなければならないと言うのだ。

それで、どんなのがいいか、分からなかったので、インターネットで「唐装」で検索したところ、いろいろと出てきた。その中でブッシュ大統領や小泉首相が中国を訪問したとき、江沢民書記と中国服を着て一緒に写っている写真を見つけた。それでその写真を写真屋で見せたら出来ると言うことだったので、同じデザインで作ってもらうことにした。

袖の先に折り返しをつけてもらったのと、裾をちょっと長めにしてもらったのが違うところだ。通常「ぶら下がり」を買えば100元あまりで買えるところを250元したが、それでも日本円にすれば4000円以下であり、日本で買うより格段に安い。


「どこかで春が」の動画を掲載

2011年03月03日 | 三池フルス愛好会




この画像をクリックすれば動画を見ることができます。
(残念ながら中国では見られません。)

 

昨日の三池初市出演の動画を掲載しようと思い、きのう、まずはYouTubeにアップしようと試みたが、うまくいかなかった。どうやら、普通のやり方では無理のようなので、今日は高度なアップロードというやり方で試みたら、簡単にアップできた。

ハム音が入ってちょっと聞き苦しいが、音響機器の不調でCDプレーヤーが作動せず、伴奏を普通のCDラジカセから音をマイクで拾って流しているからであろう。

20人で演奏しているが、フルスの音もこうなるとまた別の味わいがある。全国各地でこんなサークルができればいいなと思っている。伴奏曲も提供できる。ちなみにステージ上が結成後7ヶ月の三池フルス愛好会で、ステージ下が結成後2年の上白川フルス愛好会である。ほかのいろいろな音楽サークルよりもうんと簡単にまとまった演奏ができるのだ。

「どこかで春が」は三池の里に春を呼ぶ行事、三池初市の舞台にぴったりの音楽だ。


初市出演

2011年03月02日 | 三池フルス愛好会

 

20人によるフルスの合奏

三池初市のステージに出た。昨年は5人で出演して、大変好評だったので、今年もまたお呼びがかかったのだ。今年は20人となり、大した発展ぶりだ。ステージの上から来年は50人で出ますので皆さんもどうぞ始めてくださいと、お願いした。100人以上の方々が聴いてくださったので、何人か増えるかもしれない。

始めに上白川フルス愛好会 次に三池フルス愛好会 そして、最後に合同演奏だ。。今回の主役は三池フルスなので、最後の合同演奏では三池フルス愛好会の方にステージに上がってもらった。また、三池フルスには全盲の方が2人いらっしゃるので、出入りが1回で済むようにした。

さすがに、20人の合奏は迫力がある。たくさんの拍手と励ましの言葉をいただいた。三池初市は春を呼ぶ市といわれているので、最後は「どこかで春が」で締めた。まことに三池初市にぴったりの曲だ。


生まれ変わった三池初市

2011年03月01日 | 三池フルス愛好会




三池小学校の子供たちも、初市で発表の機会を持つ

 

300年も続く伝統ある三池初市が今にも消えそうになっていた。何とか出来ないかという町の組織の話し合いが何回か続いた。しかし、会議は重苦しく、なかなか前に進まなかった。

そのときに三池小学校から一つの提案があった。子供たちが楽しみにしている三池初市を子供たちのために残してください。その代わり、学校も子供たちを授業の一環としてイベントで発表させますから、というのである。

この提案のあと会議の雰囲気がすっかり変わった。子供たちのためなら、自分たちの力で三池初市を続けていこうという方向になった。そして、三池初市実行委員会が結成され、新たな計画が次々に作られていった。

もう、今ではすっかり三池初市の名物になってしまった春恋餅や初市うどんも作られるようになった。それにはPTAも協力した。三池小学校の子供たちも路上で演技をした。近くの保育園や中学校からも参加があった。今回三池フルスと上白川フルス愛好会が演奏する特設ステージもこのときから開設されるようになった。

2001年すなわち21世紀の初めの年から生まれ変わった三池初市が行われるようになったので、今年は11回目である。今年の三池初市は「三池初市311」とされている。それは、ずいぶん前から300年の伝統があると言われているので、生まれ変わりを301回目として
通し番号を付けることになったからである。