中学生の頃、学校の裏門の近くに駄菓子屋さんがあって、その店先に1台の自動販売機が置かれてた・・・「チェリオ」・・・オレンジ、グレープ、メロン、どぎついカラーで、今思えば、子供の飲み物って味だった気もするんだけど、若旦那は好きだったなぁ(おまえ、今でも子供の飲み物ばっかり飲んでるじゃねえか!)
きっと、あの時にもう心に刻まれていたと思う・・・炭酸は「びん」で飲めってね!(んなわけあるか!)
そんな若旦那だからして、大人になってからも「びん」に絡む仕事をしたいと思って銭湯はじめたんだよね(おまえ、普通に嘘つくなあ!・・・ってか、そもそも、銭湯はそれほど「びん」と絡んでるって思われてないぞ!)
さてさて、ところで「ガラスびん×地サイダー & 地ラムネ in 銭湯 」という銭湯のイベントをご存知ですか?
「全国ガラスびん協会」さんと「全国浴場組合」の共催イベントで、もう6年目ぐらいになるんですけど、年々参加する銭湯の数も増えているなかなか人気のイベントなんですよねぇ・・・調子に乗って昨年からは「OKTOBER SENTO FES」っていうクラフトビールのイベントもはじめたところなんですよねぇ(調子に乗ってって言い方やめろ!)
とにかく、「びん」と風呂上がりの火照った身体っていうのは、相性がいいですよね、そこで若旦那、「チェリオ」の最大のライバルである「コカコーラ」さんにお願いしたんです・・・昔ながらのビンの自動販売機を探してほしいと!(コーラはそれほどチェリオをライバル視してないと思うぞ!)
「立川湯屋敷 梅の湯」にいらしたことのある方はご存知でしょう?入口に入った途端に目に入る真っ赤な機体を!^^今日はその販売機の話!
10月 「ビン飲料」
「やっと見つかりました!」
業者から弾んだ声で電話が入った。ここ半年ほど探していた昔懐かしいビン飲料の自動販売機の状態の良いものが見つかったという。
早速、店内に設置してみる、80本しか入らないというのに、大きさは現行のものと大差ない。おそらく電気代も相当だろう。
しかし、その真っ赤な機体はお客様からのウケは抜群だった。牛乳屋さんの機嫌が悪くなるほど設置直後から売れているのだ。
こんな自販機初体験だとはしゃいで購入した若者たちは機械本体に栓抜きがついていることを、知らないものだから、
「栓抜き貸してください」
とやってくる、教えて差し上げると、それがまた初体験だと大喜び、お礼まで言われる。
写真を撮る方もいれば、その機械を見せたいがために友人や子供を連れてくる方も。
あらためて、様々なものが、お客様を楽しませ、店に足を向けてもらうきっかけになるのだと気づかされる。何より、ビンの飲料は風呂上りに合う。この秋は一部浴場でクラフトビールフェアをはじめた、これもまたビンの感触を楽しめる素敵なイベントになるだろう、来年以降も開催していく予定なので、是非、参加をご検討頂きたい。