立川湯屋敷梅の湯 若旦那のフロント日記

コミック12,000冊!スーパーマニアック銭湯の裏事情!

「全国浴場新聞」コラム「銀輪躍動」2019年9月 「雨の話」

2020-04-12 23:00:00 | 銭湯

多くの業界がそうなのかもしれないが、我々の商売もやっぱり雨は大きなマイナスの影響が出る・・・客足は絶対に遠のく・・・考えてみれば当たり前でせっかくお風呂に入った後、雨に打たれてぬかるんだ道を帰るなんておかしいですもんね(もしかして梅の湯には傘も持たずにあぜ道通ってきてる人がいるのか?)

しかし、雨が降らないのもこれまた困る・・・多くの店が井戸を使っていますからね、雨が降らないと渇水するところも出てくるんです・・・何事もほどほどが一番ということでしょうか^^

9月は豪雨被害が全国で相次いだのを受け、雨の話を書きました

 

 

9月「雨の話」

「雨土塊を破らず 風枝をならさず(あめつちくれをやぶらず かぜえだをならさず)※1」の太平な世の中なれど、このところの雨はひどすぎる、特に「雨降って地固まる※2」などと言っておられぬほどの豪雨に見舞われている九州地方、「雨後の筍※3」よろしく次から次へとやってくる雨雲たち、これほどに降り続いては地盤の固まる暇もなかろう。

幸い、我が業界からは、「風に櫛り雨に沐う(かぜにくしけずりあめにかみあらう)」いわゆる「櫛風沐雨(しっぷうもくう)※4」と言った被害の報告は現在のところあがっていないようだが、これほどまでの雨、少なからず影響を受けずにはいられないだろう。

注意深く見守り、災害マニュアルに沿って速やかに応援できる体制で臨みたい。

しっかり商いを守り、夢は「晴耕雨読(せいこううどく)※5」といきたいものだ。

 

※1 世の中が太平であることの例え

※2 問題解決後、前の状態より良くなる事

※3 同じようなことが次々と起こる事

※4 風雨にさらされて苦労することの例え

※5 世間の煩わしさから離れ、悠々自適の暮らしを送ることの例え

 

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