兵隊よりも士官になろう

私はリーダーは天性のものではなく、教育によって量産が可能であると考えています。

橘研究所近未来予測レポート(2)忘年会2012での講演より

2013-01-04 22:00:00 | 世の中の動き
2013年、リーダーシップを扱う本ブログの最初のメニューは、昨年末に開催された「忘年会2012」で講演した「2020年までの近未来予測」の内容を2回に分けて公開いたします。今回は後半部分です。

<<ここから>>

(前半より)

 世界各国の近未来を見てみましょう。

 アメリカは年末に資金繰りが尽きますが、今まで同様に連邦国債発行高の上限額を増やすことで対応し、軍事予算は減らされ、世界各国の米軍基地からの撤退が本格化し、重しがとれたことを幸いに、群雄割拠の世の中になるでしょう。
先日、銃の乱発事件がありましたが、銃社会なのでかつての南北戦争みたいな内乱になりかねません。

 欧州は、ギリシャやローマの財政赤字は良くならないし、スペインやポルトガルも似たような状況です。
フランスが長期国債の格付けを下げられたなか、ドイツが頑張っているが、借金を返せない状況は変わらないので、フランス革命当時のように遅かれ早かれ踏み倒され、欧州の金融機関は膨大な不良債権をかかえて破綻するでしょう。
また寒冷化が進み、動くに動けない状況となっています。

 ロシアは資源国ですし、今までと同じような行動をとるので、中東にちょっかいを出したり、中央アジアと連携し地域大国として奔走するでしょう。
支那の進出を食い止めるためなら日本と手を組むでしょう。
樺太から天然ガスを高く購入する条件で。

 中東と北アジア(極東)は、地域紛争を起こさせるという世界の事情があります。
なんだかんだいってイチャモンつけられたり、ごねられたりして、戦争を回避しようと
する動きは止められ、偶発的な殺人事件をきっかけに争いが絶えないでしょう。

 北アジアのリーダーが、北朝鮮が金日成の孫、南朝鮮が朴の娘、日本が岸の孫なのは
偶然ではない。
南北朝鮮が北主導で核付きで統一朝鮮となり、竹島~対馬~済州島のラインが戦争の勃発地となるでしょう。

 支那はバブル崩壊により成長が止まる。
世界の事情により今までのように石油が調達できなくなり、国内の石炭に回帰させられることも要因として大きい。
それにより各地で暴動が起こり、再び軍閥化のおそれがあります。

しかし支那に対する経済制裁により石油の枯渇が10年先となるのは都合がよい。
習主席は台湾侵攻や尖閣諸島奪回により国内事情から国外に関心をそらそうとするため、2015年の全人代の前が戦争の危機といっていいでしょう。

 アジア諸国は世界的な不景気のため、成長は低下するものの、他の地域よりはマシだろう。
日本に外交手腕があれば、アジア+アメリカ+オーストラリアで経済圏を作れる可能性があるが、今の自民党政権にそれを期待しても無理というものです。

以上が日本と世界の近未来予測になりますが、明るい話題がほとんどありません。

なぜこうなるのかは、世界を支配している人たちが、地球の人口を減らそうと決定したためで、現在の70億人から50億人減らして20億人にする計画です。

日本のアニメ (ROBOTICS NOTES) でその計画が暴露されたが、プロデューサーは偶然事故死した。
世界の事情が日本の事情よりも優先させられるのは外交条約と同じです。
日本もただではすみません。
その結果が、「日本の破綻は2020年になるだろう」なのです。


4.自分や家族が生き残るにはどうしたら良いのか?

 「日本がダメなら外国に逃げればいい」という選択肢があるのでは? という質問を受けることがありますが、「日本はダメだけど、世界はもっとダメ」という状況から、いい選択肢であるとは言えません。
かつて満州に行った満鉄社員みたい「大陸で一旗あげよう」という気概がある人が日本にいたら叩かれるので、そういう人なら外国を目指すのもいいでしょう。
ですが支那や朝鮮半島に行かないほうがいいでしょう。

終戦後あのへんにいた同胞がどんなことをされたかと思えば、命丸ごと奪われます。

 最初の方に言ったように、2020年ごろまでには、東日本大震災の余震M8級や首都圏大震災が来るでしょう。そのとき第二の原発事故も起こるでしょう。
日本人は一回目の原発事故から放射能の本当の怖さを学ばなかった。

あの時、最善策は、「なるべく早くとりあえず遠方に逃げる」でした。
原発事故の場合、放射能の雲が去るまで待ってから行くのが良いでしょう。
屋外で直接被曝するより、密閉した部屋でやり過ごしたほうがマシだからです。
情報機器を駆使して、安全な場所を知ること、現在地を知り、そこに移動する方法を
考えること。これが災害時における生き残る可能性をアップさせるでしょう。

5.前の講演のまとめと歴史的な補足

 さきほどのオルドバイ理論に基づくインフラの弱体化というお話、これは石油文明が
もはや維持できなくなってきて、さあこれからどうなるかろいうことを示した未来図です。

エネルギー源が枯渇することにより、インフラを維持できなくなるという話は今回初めて発生するのではありません。
歴史のページを振り返ると、何度も発生しています。

これは、エネルギー源の供給に限界が来ると、文明を維持できなくなるからです。
世界4大文明が全て砂漠の中にあったり、ギリシャ、ローマ、イギリスに森がないのは、木を切りすぎたためです。
 古代文明があって森に覆われているのは、わが国とアンコールワットとアマゾン川流域に存在したといわれているものくらいです

 今回、石油文明に限界が来ても、その前に水素文明に乗り換えることができれば、オルドバイ理論から逃れることができます。
ですが、水素文明を起こすには技術的な問題はクリアしても、それを運用する人間がまだ育っていないという点がボトルネックとなっています。
新しい時代が求める人材を急いで量産することが、今の日本に求められています。

以上で、私の講演を終わりたいと思います。
年末年始の貴重な時間を割いていただき、ありがとうございます。

<講演内容は以上です>


 みなさま、よいお話でしたでしょうか?
 次の原発震災発生まで、残されている時間はあまりありません。
 読者の皆様にとって、よい1年でありますよう、願っております。

2013/01/04 橘みゆき 拝



【参考コラム】
2011年新年のご挨拶(時局を読む力の大切さ) (2011/01/01のコラム)

※追伸

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