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新型インフルエンザ・ウォッチング日記~渡航医学のブログ~

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opinion@zav.att.ne.jp(関西福祉大学 勝田吉彰研究室)

チクングニヤは過少評価されがち?

2017-04-04 07:58:43 | チクングニヤ熱

デング・ジカと同じ蚊で媒介されるチクングニヤは、初期、見過ごされやすい・・・ということを証明したネパール発の報告。

  • 過去4カ月のあいだにカトマンズの専門病院にて1ダース近くのチクングニヤ感染確認。昨年11月以来のデング流行と同時流行していたことが考えられる。
  • チクングニヤのIgM抗体は何カ月も残ること、(直近の)冬季にはほとんど蚊が見られないこと、その頃には1例しか報告されていなかったこと・・・を総合すると、(冬季に入る前の)デング流行と同時に流行していながら診断されず、大きく過少評価されていたものと思われる。

日本においてもジカウイルス感染症より先に4類指定され想定内でもあるチクングニヤ、今シーズンはどうなるのでしょう。ネパール同様に診断されず大量に見過ごされるのか、アンテナ鋭い先生が割と早期にバシッと当ててひと騒動しつつうまくゆくのか・・・

ソースはProMED
http://www.promedmail.org/post/4942966

CHIKUNGUNYA - NEPAL


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