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新型インフルエンザ・ウォッチング日記~渡航医学のブログ~

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opinion@zav.att.ne.jp(関西福祉大学 勝田吉彰研究室)

エボラの遺体が報じられたリベリア、野良犬が遺体を食べている!

2014-08-26 23:57:23 | エボラ出血熱・EVD・エボラ・エボラウイルス感染症

リベリアの底なしの混沌。エボラ感染者の遺体放置が報じられてきたリベリアで、今度は遺体を野良犬が食べている! と報道。

  • 首都モンロビア郊外Mount Barclay Community within the Johnsonville Township。
  • 複数の野良犬が、エボラ感染者の遺体を路上で食べているところを目撃! この光景は、リベリアの内戦中にも見られた光景でそれを思い出したと。
  • リベリア政府はこの街でエボラ犠牲者とおもわれる不明遺体を埋葬した。埋葬は夜間に急いでおこなわれた。その場所から、犬が遺体を掘り出した模様。
  • この犬の行動は地域全体の健康リスクになる。この光景を見つけた住民がただちに保健省に連絡したがアクションはとられなかった。そこにいた犬をすべて殺そうと試みたが、逃走してしまった犬もおり、住民全体が恐怖におののいている。
  • 政府に対しては強く失望。なぜエボラ感染者の遺体を我々の地区に持ってくるのかと。危険を感じて、街を離れた住民もいる。

遺体を野良犬が食いちぎっている光景は想像するだにおぞましいですが、それもさることながら、エボラウイルスが犬を介して拡散する可能性が生じたことが問題です。人間様と異なり、感染者の遺体を食いちぎった犬がどれかは逃走してしまってはわかる由もなく、ステルス攻撃のような恐怖感が広がるのは簡単に想像がつきます。すでに街を逃げ出した住人もいる模様にて、ゴーストタウン化するのでしょうか。

ソースはAll frica
http://allafrica.com/stories/201408260125.html?viewall=1

26 August 2014

Liberia: Dogs Feed On Ebola Victims


これはモンロビアではありませんが、途上国一般の光景として、
管理人が某国で撮った写真(来週また、この国に行く予定ですが)。


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