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新型インフルエンザ・ウォッチング日記~渡航医学のブログ~

照会・お便りetcはこちらへどうぞ
opinion@zav.att.ne.jp(関西福祉大学 勝田吉彰研究室)

エジプトでは8歳の男の子

2008-03-14 15:17:28 | 報道

エジプトEtsa District, Fayum Governorateにて鳥インフルエンザ ヒト感染、H5N1確定です。

8歳の男の子で状態は落ち着いているとのこと。

エジプトで犠牲になった20名中、大人は1名のみです。

ソースはWHO、全文貼り付け↓
The Ministry of Health and Population of Egypt has announced a new human case of avian influenza A(H5N1) virus infection. The case is an 8-year-old male from Etsa District, Fayum Governorate. He was hospitalized with symptoms on 3 March. He is receiving treatment and is in a stable condition.

Investigations into the source of his infection indicate a history of contact with sick and dead poultry.

Of the 47 cases confirmed to date in Egypt, 20 have been fatal

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症状でたら一刻も早くタミフルを!(新型インフルエンザ H5N1)

2008-03-14 10:24:41 | 報道

シンガポールで開催されたウイルス性呼吸器感染症国際シンポジウム(ISRVI)の報告から。

インドネシア・ベトナムの鳥インフルエンザ ヒト感染にてタミフル投与を行った施設からデータが出ています。

<インドネシア>
119例中22例生存。全体の生存率18%。
 うち33例はタミフル投与されず→生存率ゼロ
 タミフル投与された86例→生存率26%
   さらにそのうち、
   発症24時間以内に投与開始の2例→生存率100%(ふたりともOK)
   発症4日以内に投与開始例→生存率55%(6例/11例
中)
   発症6日以内→生存率18%(6例/49例)

<ベトナム>
  8例全員がタミフル投与。発症5日以後。生存3例のみ。

教訓「症状でたら一刻も早くタミフルを

ソースは3月4日付CNW news↓
http://www.newswire.ca/en/releases/archive/March2008/04/c8407.html
  
   

 

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ベトナムのハクビシン続報(鳥インフルエンザ H5N1)

2008-03-13 13:33:47 | 報道

ベトナムのハクビシンからH5N1検出http://blog.goo.ne.jp/tabibito12/d/20080312 の続報です。

2月2日から3月2日までの1ヶ月間にハクビシン8匹(内訳Owston’s palm civets6匹とcommon plam civets2匹)、それに”pee-wit hoopieという鳥5羽、それにラングール(の一種)が犠牲になったとのこと。うちハクビシン5匹にH5N1確定。

原因は確定していませんが
*野鳥や野ネズミがハクビシンのオリに入って感染させたのかもしれない
*ハクビシンのエサ(虫・牛肉・鶏肉)からうつったのかもしれない
と諸説あります。

95年にもハクビシンの感染があったのですが、このときは犠牲になったハクビシンと同じオリに同居していた20匹に感染がなく、鶏肉を食べた形跡もないので、ミステリーだと。

ソースは3月12日付Vietnamnet↓
http://english.vietnamnet.vn/social/2008/03/772984/
ハクビシンの写真だけ貼り付け(ソースは同上)

 


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SARS退治の桃太郎、北京で警告(新型インフルエンザ)

2008-03-12 12:50:30 | 報道

SARS流行時の中国に暮らしていた人なら誰でも懐かしく思い出す名前、鐘南山。「SARS退治の桃太郎」みたいな存在で連日中国マスコミに登場していた、当時は広州大学教授(現在は広州呼吸疾病研究所)です。

久々に日本の報道(産経)に登場したと思ったら、「北京の対策は不十分」とお叱りのコメントでした。日本の現状ご覧になったら、やはり「極めて不十分」とお叱り受けそうなんですが・・・


ソースは3月11日付産経↓
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/china/129059/


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バングラデッシュの悲惨な状況(鳥インフルエンザH5N1)

2008-03-12 12:07:28 | 報道

バングラデッシュの悲惨な状況が拡大しています。

首都ダッカの西方Brahmanbariaでまたもや新発生、これで64地方中47地方で鳥インフルエンザまみれになってしまっています。

この状況は、この最貧国の命綱である養鶏業を直撃しています。バングラでは500万人が養鶏に従事し、この一連の流行の結果150万人が失業してしまった

国のGDPも1.6%失われました。 ヒト感染が発生しなくても甚大な被害です。合掌。

ソースは3月9日付ロイター↓
http://in.reuters.com/article/southAsiaNews/idINIndia-32382820080309
要点
Industry officials said bird flu had caused losses of about 45 billion taka ($650 million) to the poultry sector, which accounts for 1.6 percent of gross domestic product.
Around five million of the country's more than 140 million people are directly or indirectly involved in poultry farming, of whom officials estimate more than 1.5 million have now become jobless.


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新型インフルエンザ以外にも大脅威(鶏3000羽全滅&鳥インフルエンザ否定)

2008-03-11 12:18:18 | 報道

インドBathindaで、鳥インフルエンザでも無いのにバタバタと3000羽以上が死んでゆく事件が発生し現地はパニック状態です。

先週から大量死がはじまり、ほぼ全滅状態。しかも鳥インフルエンザが否定され、抗生剤も効かない。「何か新種のウイルス」らしいとしか言いようがないとか

今、我々を脅かしているのは新型インフルエンザだけじゃなくて、また別の脅威もあるという非常に不気味なニュースです。

ソースは3月9日付The Tribune↓
http://www.tribuneindia.com/2008/20080309/main3.htm
(要点ペースト)
Gehri Bhagi (Bathinda), March 8
Panic has gripped this village, near Bathinda, with more than 3,000 birds having died due to an unidentified disease at a poultry farm. Veterinarians of the Animal Husbandry Department have launched an inspection of all poultry farms within a radius of 3 km of the farm.

Department officials have ruled out the presence of avian influenza virus in the dead birds, but they feel that birds’ death might be due to some other deadly virus “because the birds did not react even to the antibiotic medicines given to them,” Dr Darshan Singh, deputy director of the department told The Tribune today.

 


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カムバック 西ベンガル (鳥インフルエンザ H5N1)

2008-03-11 11:57:56 | 報道

ちょっと鳴りをひそめていたインド西ベンガル発の報道再び。

西ベンガルのNayamukundapur and Bothraという2つの村でまたまた鳥インフルエンザ発生し、H5N1確定です。これから60チームの促成部隊を緊急養成して月曜日から殺処分にあたらせるとのこと。すみやかな進行を願うばかりです。

西ベンガルの件では、農民が殺処分に抵抗して、警察官同伴での殺処分が必要になったりとおだやかならぬ話が報道されてきています。 これからおこなわれる60チームの緊急養成も、殺処分はじめ衛生的なことに加えて「自分の身の守り方」なども教わるのでしょうか・・。
 もっとも、ここのところ、日本でも救急外来で医師や看護師に暴力や暴言を吐いて現場を混乱させる”クズ”としか言いようのない連中の存在が報道され、身の守り方の講習している写真も見たことがありますから、レベル的には同等ということなのかもしれません。

ソースは3月9日付The Telegraph↓
http://www.telegraphindia.com/1080309/jsp/frontpage/story_8998363.jsp

 

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香港のH5N1感染はシキチョウです

2008-03-10 11:06:21 | 報道

昨日アップした香港の鳥インフルエンザの件http://blog.goo.ne.jp/tabibito12/d/20080309

oriental magpie robinというよくわからん鳥がかかったと書きましたが、外岡氏のHPに載ってました。これは「シキチョウ」という鳥だそうです。
http://homepage3.nifty.com/sank/jyouhou/BIRDFLU/index2.html
参照ください。
一部のネットに外岡HPが疲れているようなデマが流れてましたが、ちゃんと健在、本10日も更新されています。

また、「シキチョウ」の写真が載っているのは
http://www.geocities.jp/balemountain/india_bird3.html#Magpie-Robin
です。

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香港でH5N1確定(鳥インフルエンザ)

2008-03-09 16:40:01 | 報道

香港で先月29日に感染死が見つかった鳥( oriental magpie robin)からH5N1検出、確定です

 oriental magpie robinとはどんな鳥なのか見当もつきませんが、香港ではよくいる鳥だとのことです。

また、香港空港では新型インフルエンザに向けた大規模演習がおこなわれています。

ソースは3月8日付新華社↓
http://news.xinhuanet.com/english/2008-03/08/content_7743471.htm


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エジプト情勢が動いています(鳥インフルエンザH5N1)

2008-03-07 12:56:41 | 報道

エジプト情勢が動いています。

引き続き今度は11歳少年にヒト感染。
Menof District, Menofia Governorateという場所で、2月26日入院、3月4日H5N1確定。
鳥接触歴確認。

ソースは3月5日付WHO↓
http://www.who.int/csr/don/2008_03_05/en/index.html

写真は、カイロ郊外の精神科病院内の案内看板です。(カイロには緊急患者の移送任務で行っただけなのであまり写真は撮れませんでした) 
この国は、英米に留学したエリート医師が先進国なみの技術で治療をおこなう一方、コメディカルの衛生観念などはもろ途上国で、そのギャップに悩みました。 医者たちの言うこと(レベル高し)を聞いて安心してたら、病棟に行ってみたら言葉を失ったり・・

鳥インフルエンザのヒト体制はどんな体制で扱われてるんでしょうか・・・


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