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新型インフルエンザ・ウォッチング日記~渡航医学のブログ~

照会・お便りetcはこちらへどうぞ
opinion@zav.att.ne.jp(関西福祉大学 勝田吉彰研究室)

インドの子供がバタバタ(ナゾの奇病)

2008-04-03 14:51:43 | 報道

インドの子供がナゾの奇病で2日間で32名というかなりなペースでバタバタといってます。 インフルエンザではなさそうなのですが、Promed配信ということで紹介。

インドwestern Uttar Pradesh地方で、ナゾの奇病(mysterious disease)で32名以上が犠牲に100名以上が入院。

症状は脳炎に吐血というもので、主に衛生状態の悪い地区中心に発生をみています。

本件は新型インフルエンザとの関連は報じられていません。ただ、新型インフルエンザが強毒型で拡大すれば、呼吸器系以外にも感染おこすので「脳炎+吐血」という形で発症する可能性もあります。

ソースは4月3日付DDニュース↓
http://www.ddinews.gov.in/Homepage/32+die+of+mysterious+disease.htm
32 children die of mysterious disease in Western UP<o:p></o:p><o:p> </o:p>


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15歳11歳22歳と続く鳥インフルエンザ(インドネシアH5N1)

2008-04-01 16:12:28 | 報道

インドネシアで発生が続いています。

15歳少年。西ジャワSubang 死去。家の周囲に死んだ鶏の存在確認。

11歳少女。ジャカルタ西郊。 死去。鶏接触歴確認できず。

家族内ヒトーヒト感染は否定的、15歳少年の兄弟が亡くなっていますがこちらの死因はデング熱とのことです。

22歳女性。スマトラのBukitTinggi。 快方に向かいつつあり。

若年者の発症が続いていることに気味の悪さを再実感です

ソースは3月31日付ロイター↓
http://www.reuters.com/article/africaCrisis/idUSJAK302298

Two Indonesian youths die of bird flu

Mon Mar 31, 2008 3:05am EDT

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正体不明ナゾの呼吸器感染症@インドネシア

2008-03-27 22:12:03 | 報道

鳥インフルエンザ最大メジャー国インドネシアで今度は、正体不明の呼吸器感染症騒動です。

パプア地方の4つの村で合計23名がナゾの呼吸器感染症の犠牲に。夜中に焚き火で温まりながら眠る習慣があり、その煙を毎日吸っているからこうなるのではとの説ですが、それなら、昔々からの習慣でなぜ今騒ぎになるのかナゾです。

ところで、ProMedでナゾの感染症と出てくるとフラッシュバックするのがSARSの記憶です。2003年の初頭あたり、セネガルから北京へ転勤が内示された頃、ProMedでは中国南部で”ナゾの肺炎”が報じられていました。アフリカボケした頭で特段気にもとめずに赴いたところが早々に巻き込まれたのがSARS騒動でしたから、こういった”ナゾの病気”には胸が騒ぎます。

以下、要点貼りつけ。ソースは3月26日付ProMed
Date: Wed, 26 Mar 2008 11:05:32 -0400 (EDT)
From: ProMED-mail <promed@promed.isid.harvard.edu>
Subject: PRO/EDR> Undiagnosed respiratory disease - Indonesia (Papua): RFI

UNDIAGNOSED RESPIRATORY DISEASE - INDONESIA (PAPUA): REQUEST FOR INFORMATION
***********************************************
A ProMED-mail post
<http://www.promedmail.org>
ProMED-mail is a program of the
International Society for Infectious Diseases
<http://www.isid.org>

Date: 26 Mar 2008
Source: The Jakarta Post [edited]
<http://www.thejakartapost.com/news/2008/03/25/dozens-die-respiratory-disease-pa
pua-highlands.html>


At least 23 people from 4 villages in Pegunungan Bintang regency,
Papua have died from acute respiratory infection since January
[2008], a local health official says. "This is not an extraordinary
situation, and health workers have been providing medical care in the
4 villages," Pegunungan Bintang Health Office head Darius Salamuk
told The Jakarta Post by cell phone Monday [24 Mar 2008].

The affected villages are Okteneng, Kaeb, Kokiabakon and Bakonaib,
all in Kiwirok district. Salamuk said respiratory diseases were a
major problem in Papua's central mountain areas. One reason for this,
he said, is that people sleep near the fire in their "honai" homes
due to the cold weather, exposing them to smoke [A honai is a hut
made of sticks and thatch.].

"This is a common health condition suffered by most of the people in
remote villages. Sufferers could be cured if they sought medical
treatment immediately, but because they're beyond the reach of
medical services, some of them cannot be saved," said Salamuk.
Medical workers must walk for days or use small planes to reach the
remote villages.

Salamuk said the team dispatched by the regency administration to
provide medical attention to villagers had found a number of
rudimentary problems. "The villagers lack clean water and good
sanitation. Their housing conditions are poor, and they sleep by the
fire in their honai to warm themselves at night. They also lack food
that meets nutritional standards," said Salamuk.

These problems are compounded by the lack of medical care. "The
villages are only served by an auxiliary community health clinic in
Mipol village, which takes at least 6 hours to reach on land from the
4 villages," he said.

- --
Communicated by:
ProMED-mail Rapporteur Mary Marshall


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トルコの鳥インフルエンザは人工的原因?

2008-03-27 00:33:42 | 報道

ProMedにピーター・ピーターマンというくどい名前の人から投書があり、
それによればトルコ西部の鳥インフルエンザは渡り鳥ではなくて、人間・車・エサなど人工的原因じゃないかとのことです。

そして、ひょっとすると、流行地域からの不法移民が持ってきたんじゃないか・・・と、いささかインネン的コメントも・・・

まあ、話半分で聞きましょう。

以下ペースト↓ソースは3月24日付ProMed
[1] Turkey (Edirne), Ukraine
Date: Mon 24 Mar 2008
From: Peter Petermann <PPeterman@aol.com>


Re: Avian influenza (50): Turkey (Edirne), Laos 20080320.1066
- -------------------------------------------------------------
Turkish authorities have reported that the source of the recent
outbreak of avian influenza in Ipsala/Edirne (Western Turkey) was
"Fomites (humans, vehicles, feed, etc.)" (OIE-World Organization for
Animal Health report 6907, report date: 18 Mar 2008). Ukraine has
come to the same conclusion regarding the recent outbreaks in Crimea
[see comment]. (OIE report 6909, report date: 19 Mar 2008).

Obviously it would be important for other countries to know exactly
the origin of the virus to take preventive measures, if necessary.
There is the possibility that the Turkish outbreak is related to
recent arrests of illegal migrants in Ipsala, who may have come from
outbreak regions (such as, Egypt, Bangladesh); however, no
confirmation is available [the said arrests are reported in a
newswire of 17 Mar 2008; see at
<http://www.turkishpress.com/news.asp?id=220858&s=&i=&t=Illegal_Migrant_Operatio
ns.
- - Mod.AS] 


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トルコーギリシャ国境地帯で鳥インフルエンザH5N1

2008-03-22 21:41:51 | 報道

トルコ西部地中海沿岸、ギリシャ国境近くで鳥インフルエンザ発生、零細裏庭農家にて22羽死亡、残る16羽も殺処分済みです。

これまでトルコの鳥インフルエンザは黒海沿岸部で発生していましたが、今回は珍しくギリシャ側です。

トルコーギリシャ国境地帯は荒涼たる荒地が広がっています。
もう15年ばかし昔になりますが、留学時代にギリシャのテッサロニキからトルコのイスタンブールまで鉄道で往復したことがあります。荒涼たる大地にくねくねと伸びる単線のたよりない線路をノロノロとすすみます。朝目が覚めると、ギリシャートルコ国境駅に私たちの乗った客車2両だけ放置され動く気配なし。ギリシャ側の機関車が引き上げたあと、トルコ側の機関車がやって来ず、動力のない客車2両だけぽつねんと放置・・・・

帰路も大変で、テッサロニキまであとわずかの峠の駅でストップ、機関士が駅舎に行って何をしてるのかと思ったら、なんとホース!!を伸ばしてきて機関車に注ぎ込んでいる。機関車がオーバーヒートしたらしい・・・ そこで機関車が冷えるまで2時間以上立ち往生でした。

とまあ、ギリシャが先進国の一角というのがとても信じられない光景を味わったものでした。

鉄道はともかく、保健当局はそれなりに優秀でさっさと処置が行われていますね。

ソースは3月19日付CIDRAP↓
http://www.cidrap.umn.edu/cidrap/content/influenza/avianflu/news/mar1908birds.h
tml

 


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中国広東省で鳥インフルエンザ

2008-03-19 14:42:37 | 報道

中国広東省、広州市Liwan地区で鳥インフルエンザ発生。H5N1確定。

今年に入り、中国の鳥インフルエンザは
新彊ウイグル自治区 ×1回
チベット ×2回
Guizhou×1回
そして今回の広州
と5回の発生をみています。

また、広東省がらみでは、2月25日に犠牲となった44歳女性のケースが該当します。

中国の鳥インフルエンザ拡大の原因に、異例の寒波・降雪でワクチンプログラムが遅延したことがあげられています。

ソースは3月16日付新華社↓

China's Guangdong reports poultry bird flu outbreak
www.chinaview.cn 2008-03-16 20:21:09

http://news.xinhuanet.com/english/2008-03/16/content_7801795.htm

今日の新華社HPの右側には世界最大A380型機初フライトの写真が載っています。03年SARSの時な中国中のフライトがガラガラになり運休・間引きが相次いだのを覚えていますが、パンデミックでこの巨人機の運命がどうなるのか懸念されます。


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ベトナムQuang Namで鳥インフルエンザ発生(H5N1確定)

2008-03-19 09:45:55 | 報道

ベトナムのQuang Namで鳥インフルエンザ発生、H5N1確定です

アヒル300羽犠牲、周辺の殺処分も粛々とすすめられています。

ソースは3月17日付Thanh Nien News ↓
http://www.thanhniennews.com/print.php?catid=8&newsid=36793

鶏の極めて気の毒な”死刑執行”写真が載っています。合掌いたしましょう。


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ベトナムで11歳少年実名報道!(鳥インフルエンザ H5N1)

2008-03-18 09:24:32 | 報道

ベトナムで11歳少年が鳥インフルエンザの犠牲に。H5N1確定。

Do Van Huong君(実名報道!!)は
3月5日発症
  8日地方病院入院
  11日首都ハノイ小児病院入院
  14日 死去
という経過です。

2月終わり頃から家で飼っている鶏が死に始め、残りの鶏を殺して急いで食べたとのこと。

おそらく、まだ発病していない残りの鶏がH5N1に感染して未発病の潜伏期にあったのでしょう。インフルエンザは、発熱が始まる前の日からウイルス排出が始まる(他に感染させうる)のがSARSよりも恐ろしいところです。

なお、今回の舞台となったThanh Liem district からは、過去、2007年にもPhan Thi Xuyen(またもや実名報道!!)という28歳女性のケースも出ています。

それにしても、フルネームを出して報道してしまうベトナムという国はすごいですね。個人情報保護法に悩まされる日本のマスメディアのみなさんから嘆息が聞こえてきそうです。あと、中国では、通常、姓だけが報道されます。 紙面では王某とか、陳某とか李某とか・・・でも、中国のメジャーな姓(王とか李とか)の人数は日本の人口より多かったりするので、プライバシーの観点からはほぼ無問題。たとえていえば 「王某が○○~」と「ある日本人が○○~」では、前者の方が該当者が多くて特定さらに不能!!ということになります。

ソースは3月17日付新華社↓
http://news.xinhuanet.com/english/2008-03/17/content_7807393.htm

 


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青海省に騒乱拡大したら恐い(鳥インフルエンザ)

2008-03-17 14:41:21 | 報道

チベットの騒乱が青海省や四川省にも飛び火していってるようです。http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/china/130407/
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080317-00000006-maip-cn

恐いのは、青海省が騒乱状態で鳥インフルエンザの監視どころじゃなくなったら・・・と。青海湖は渡り鳥のルートで、ここでバタバタと鳥が墜落というのが過去ありました。また、山本太郎さんの本(新型インフルエンザー世界がふるえる日 岩波新書)もプロローグで青海湖でバタバタ墜落・・というのがあったと思います。

どのような形であれ、とにかく、沈静化を祈るばかりです


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ワクチンプログラムしていないせい?(ベトナムの鳥インフルエンザ)

2008-03-16 23:12:55 | 報道

ベトナムの鳥インフルエンザが拡大しているのは、
1.鳥に免疫ついている率が低く、昔のワクチンプログラムがその後フォローされていないせいである
2.草の根の(鳥インフルエンザ)教育がお粗末なせいである

との報道です。

とはいえ、日本では鳥のワクチン接種はおこなわないことになっていますから、これは講評のしようがありませんね。

ソースは3月13日付saigon times↓
http://www.saigontimes.com.vn/daily/detail.asp?muc=1&Sobao=3146&SoTT=8

 


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