Buen viaje! よい旅を♪

訪問ありがとうございます。旅をしたのは遥か前…現在は泥臭く土まみれ油まみれになりながら、何かを作り生きてます

【クスコ】日本人宿 『八幡』にて すったもんだの宿劇場

2010年08月12日 | '10 ペルー(中南米3カ国・16日間)
 宿のスタッフが居ないまま、どうすることも出来ず、

 一人ぼぉー( ̄。 ̄)としていたら、

 なんと、アグアス・カリエンテスで大変お世話になった旅友たちが続々とやってきました。


 聞けば、皆この『八幡』に荷物を預けていたとの事。


 もちろん、今宵の宿もここ八幡でございます。



 いやぁ~、アグアス・カリエンテスでお別れをした時は、

 『もう、会うこともないんだろうなぁ~。』

 と思っていたので、偶然の再会(?)になんだか一人で感動してしまいました。



 宿のスタッフが居ない状況の中、旅友たちの荷物置き場の部屋の鍵を探していた時、

 宿のご主人(日本に帰国中)の奥さん(留守)のお母さんが突如出現。


 簡潔に言いますと、宿主のばあちゃんが現れました!
 (おばあさんとも、おばあ様とも表現し難い個性的なキャラ。)


 ペルー人の、スペイン語オンリーなばあちゃんの登場により、

 
 状況は、さらにややこしく(グダグダに)なります。 ( ̄д ̄;)う”。。。

 
 皆、荷物置き場の荷物を出したいだけなのに、皆、今宵はここに泊まるのに。。。


 なんと言うことでしょう!!! ばあちゃん口を荒げて申しております。



 ばあちゃん: あんた達、荷物受け取ったら宿代払わずに出て行くつもりじゃろ???

        部屋の鍵は渡さないよ!!! 

        この荷物置き場をすんなり開けると思ってたら、大間違い!

        何も知らないと思って、あたしゃまだ、耄碌してないよっ!

        あんた達の言うことなんて信じないねっ! (`д´)
 


 的な事を言って(私のイメージです)、荷物置き場を開放してくれそうにありません!!!

 スペイン語が話せる人がいないこの状況。

 ばあちゃんも、なんだかご機嫌ななめ。


 『指差し会話帳』もこの時ばかりは役立たず(涙)。 ( ̄- ̄)シーン・・・




 何とか、皆で自分の知りうるスペイン語を駆使して、ばあちゃんに説明し

 (説明できてるのか怪しいけど)、やっとこさ荷物置き場を開けてもらいました。


 旅友たちが荷物を受け取った後も、ばあちゃん何か言ってます。


 なにっ? (`д´)


 そして、皆が宿から出て行かないよう、着いて歩いてます。


 逃げやしないって、もう!(´д`)とほほ  


 こんな状況で、万が悪いことに、先客の宿泊客が荷物を取りに戻ってきて、

 すぐに宿を出発しようとしています。( ̄□ ̄;)!! マジかっ!


 あぁぁ~ほれ見ろ、ばあちゃんの顔つきがさらにやばくなってるじゃんよ~。\(炎д炎)/

 聞けば、この先客さん、すでに料金は払い終わっているとの事。

 後は、宿を出発するのみってこと。
 

 先客の宿泊客(旅人): 僕、すぐここを出ないと飛行機に間に合わなくなる。。。(滝汗)

 
 出発時刻に遅れるとあっては、その場に居合わせた一同、他人事ながら必死になります。


 何とか、このばあちゃんの執拗な攻撃(?)からこの旅人を逃し、

 出発させてあげねばっ!


 この時、どんなスペイン語を使っていたのか、今では思い出せないけれど、

 とにかく、

 『この人は、宿泊料金払い終わってるんだよっ!』と必死で伝え、

 なんとなく、伝わったようで、出発OK! のサインが出ました(渋々ですけど)。


 ただ、疑り深いばあちゃんは、先を急いでいる旅人に


 『このノートに一筆書いていけ!』

 と。


 旅人: 何書いたらいいの?。。。 ( ̄□ ̄;)がーん


 一同: 何でもいいんじゃないですか?

     時間もないことですから。


 と、この状況下では先を急ぐ旅人がもう気の毒でしょうがない。


 確かこの時、一筆書いた内容は、

 『世界1周の旅をして、これから日本へ帰ります。』みたいな内容だった気がします。


 慌ただしく、旅人を送り出した後、ばあちゃん私たちにも、

 『このノートに一筆書け!』と。



 改めて、今宵この宿に泊まることを(逃げも隠れもしねーよっ!)伝え、

 何とかばあちゃんも得心したようで、宿の下にある住居へ消えていきました。



 いったいばあちゃん、なんじゃったんじゃろか???


 今一度思う。


 日本大使館はいったい誰と電話で話し、どんな内容を伝えたんだろう???



 ばあちゃんとのすったもんだの後、NHKニュースを見ている旅友の様子です。

 
 皆、いろんな意味でお疲れ様です。



 そして、アグアス・カリエンテス脱出組の私たちは、大使館の職員が言った 

 『夕方に食事を持って行きます。』の言葉を信じ、

 外出もせず、『もしかしたら日本食の豪華弁当だったりして~。』

 と期待値MAXで夕食を待ちます。