COP10国際会議は山場に差し掛かっています。本会議では取り上げられていませんが白鳥と熱田の会場では名古屋天白区の里山伐採開始事件の話がじわじわと広がっています。 . . . 本文を読む
今日、管総理大臣がCOP10に参加するという情報が入っていますが、まだ来たとの情報はありません。
昨日あたりから警備が一段と厳しくなったようです。
車も今まで通れた道が昨日から通れなくなっています。 . . . 本文を読む
このCOP10の最中、日本で恥ずかしい出来事が起きています。一つは山口県の上関に中国電力が原発工事は認可が下りていないのに知事から埋立許可のみ得て工事の着工をしたこと(国が原発の許可をまだ出していないのに知事は何のための埋立許可を出したのでしょう?)と昨日名古屋市天白区平針の奇跡に残る里山に樹木の伐採工事が入ったのです。 . . . 本文を読む
昨日 25日にCOP10に関係する日本のNGOと民主党の環境副大臣、前副大臣をはじめとする国会議員、県会議員、
市会議員との話し合いがとあるホテルで行なわれました。
本文の民主党のウエブサイトから画像が見られます。 . . . 本文を読む
「グリーン経済」とは一体どんなもの?
Chee Yoke Ling and Saradha Iyer, Third World Network
[この記事の旧バージョンは、2010 年5 月21 日、SUNS 第6928 号に最初に掲載された。]
持続可能な開発に関する国連会議の第1 回準備会合(5 月17-19
日)では、国連加盟国、国連機関、多様な社会集団の間で、「グ
リーン経済」が、持続可能な開発および貧困撲滅との関連におい
て何を意味するかについて、活発な議論と双方向の意見交換が見
られた。 . . . 本文を読む
先住民族代表らが
COP10でのカナダの議事進行の妨害的な立場を非難
(出典:プレス声明)
ABS 議定書案の序文にある「国連先住民族権利宣言(UNDRIP)の重要性を考慮に入
れ」という文言に対し、カナダは単独で反対するという恥ずべき行動をとった。
カナダは、締約国がUNDRIP を承認しなかったことに触れ、UNDRIP に言及する部
分は除外し削除するべきだと主張した。先住民族はABS 議定書がUNDRIP の重要性
を考慮しなければならないと主張している。 . . . 本文を読む
「NGO CSO 声明 22 October 2 010(仮訳)」 議長ありがとうございます。市民社会を代表して声 明を発表できることを嬉しく思います。CBD は社会正義、環境正義を扱っています。私たち はこのCOP の手続きや内容について大きな懸念を 持っています。第2週目に革新的なアプローチがなけれ ば、この締約国会議はその目的を達成せずに終わる でしょう。生物多様性のコペンハーゲンになってしまいま す。私たち市民社会がやっと本会議で話すことができる ということそれ自体が遺憾なことです。我々の声が 聞かれるべきです。それは私たちの権利であり、私たち は重要な解決に向けた経験を持っているのです。 コペンハーゲンと同様に、北の政府が条約の三つ目 の目的にのっとった法的拘束力のある公約を行うこ とを拒否し、資金供出の公約を遵守することを拒否して いること、これらが、このCOP が失敗に向かいつつ ある理由であると感じています。強い執行と遵守の手法を持ち、バイオパイラシーを 止められ、「先住民の権利に関する国連宣言」に正 式に定められた先住民地域共同体の権利を尊重し、保護 し、知的財産のルールの優位を防ぐような、法的拘 束力のあるABS 議定書の採択を私たちは政府に求めます。 . . . 本文を読む
遵守(13条):ICGは、小人数グループ共同議長のLagoおよびShikongoによる前夜の交渉結果の報告を聞いた。両共同議長は、チェックポイントに関する全般的な表現の一部では合意がなされたが、チェックポイントのリストや強制的公開要請の問題では進展がなかったと強調した。夕方、小人数グループでの協議が続け
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られ、チェックポイントはPICや遺伝資源の提供者、MATの設置そして/または遺伝資源の活用に関係する情報を収集し、適切な場合、これを受け取るとの表現について議論し、そのような情報はどこから提供されるべきかに関する追加パラグラフについても議論を続けた。その後、強制的公開要求に焦点を当てて議論したが、各国の立場上の対立は残った。夕方、小人数グループは、この条項は次の項目を規定すべきことで合意した:公開義務;公開される情報は何か;公開を怠った場合の結果;PICに関するメカニズム;チェックポイント遵守証明との結びつき。
緊急事態(6条BIS):夕方、小人数グループは、人間、動物、または植物の健康に脅威を与える、または損害を与える緊急事態に言及するか、それとも人間、動物、または植物の健康に対する切迫した脅威または損害を与えうる状況という表現にするか議論した。議論は深夜まで続けられた。 . . . 本文を読む
多数の諸国が、国内のIYB活動について報告し、国際生物多様性の10年の提案を支持した。ペルーは、事務局が全てのIYB活動の影響評価を行うことを提案した。
他の条約との協力:EUは、戦略計画の実施では協力が重要であるとし、生物多様性関連の条約のリエゾングループではあまり進展が見られないと指摘し、そのマンデートの改定を提案した。ノルウェーは、WHOとの協力強化、国家保険戦略との協力強化に関する文言の追加を提案した。セネガルは、国際森林年への言及を含めるよう提案した。WTOは、生物多様性と関係しない合意との協力関係に関する文言を提案した。
利害関係者の参加:性別と生物多様性:カメルーンは、性差別解消行動計画の実施推進、実施のための資金源の追加、指標の策定を求めた。CBD WOMEN’S CAUCUSは、CBDにおいて性差別問題に関するスタッフをおき、性差別解消行動計画の実施を進めるよう求め、タイとタンザニアもこれを支持した。 . . . 本文を読む
森林の生物多様性:EUは、森林の法律施行、統治、貿易に関する文章を提案し、ノルウェーとスイスはこれを支持した、パキスタンは、生態系ベースの森林管理に関する文章を提案した。
UNFF(国連森林フォーラム)との協力:ベラルーシ、エクアドル、インドネシアは、CBDと他の森林関連の条約とのパートナーシップを強化するとの文言を含めるよう求めた。エクアドルは、UNFCCCとの協調、REDD+に関する情報の増加を求め、ケニアと共に、先住民の権利尊重を求めた。ノルウェーとカナダは、森林および森林のタイプの定義づけ作業を支持した。フィリピンは、「機能ベース、生態系ベースの森林の定義」への言及を含めるよう提案したが、ニュージーランドは反対した。オーストラリアは、国レベルでの柔軟性を持たせるため、国際的に合意される定義は広範なものにすべきだとし、UNFCCCでの今後の決定に予見を与えることに反対して警告した。
CPF(森林に関する協調パートナーシップ;Collaborative Partnership on Forests)との協力:アフリカン・グループとスイスは、生物多様性セーフガードおよびREDD+の生物多様性への影響をモニタリングするメ . . . 本文を読む
ーランドは、「里山イニシアティブ」のタイトルの中に、「生物多様性の持続可能な利用促進ツール」を使うことを希望した。オーストラリアとフィリピンは、このイニシアティブが貿易や生産をゆがめる可能性があるとして懸念を表明し、オーストラリアは、このイニシアティブをテストするパイロットプロジェクトを提案した。ガーナは、世界貿易機関(WTO)の下での義務への言及に反対し、日本の資金供与分はGEFの小規模グラントプログラムを通して配分されると明記するよう提案し、このイニシアティブ実施について締約国を支援するよう事務局に要請すると付け加えた。BIOVERSITY INTERNATIONALは、里山イニシアティブは持続可能な農業生産のタイプの指標作成に役立つと述べた。議長 . . . 本文を読む
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Vol.Vol. Vol. 09 No. 537 2010 年 10 月 21 日(木) 日(木)
生物多様性条約 生物多様性条約 COP 10COP 10COP 10COP 10COP 10COP 10ハイラト 2010 2010 年 10 月 20 日 水曜日
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先住民族の生活は自然やその摂理と分かちがたく結びついています。 私たちには生物多様性の喪失という事態を転換し、母なる大地の自然で精神的 な存在を保護することが必要とされています。 生物多様性条約プロセスにおける先住民族女性の参加は、条約交渉に重要な貢 献をもたらしてきました。先祖伝来の知識を継承してきた私たちの長老は、条 約の関連領域の重要な専門家です。 先住民族の若者は、私たちの土地、領域、水域および資源、そして伝統的知識 の継承に対して未来の責任を有しています。したがって、この会議での決定と 行動に関して、彼(女)らの全面的かつ効果的な参加を保証しなければなりませ ん。 . . . 本文を読む