２２日「ＥＣＯ」より①

the Innu Council of Nitassinan (Innu Nation)のArmand Mackenzie 事務局長、

は、「先住民族の権利に関する最も広く受け入れられている国際的憲章に反対し

ておきながら、同時に人権の擁護者であると主張することはできない」と述べ

た。このように強引な戦術で先住民族の権利を侵害したのでは、カナダの国連安

全保障理事会入りのもくろみが失敗しても不思議はない。

ECO – 第35巻, 第5号

「カナダはUNDRIP の承認に取り組むつもりであると述べた自らの会議開会の宣言と矛盾している。寄宿学校制度に関

するカナダ首相の謝罪は、カナダと先住民族との和解へ向けた前向きな動きだった。今回の議事進行妨害的な立場

は、それをいちじるしく後退させる動きであり、受け入れがたく、先住民族の集団的権利を侵害するものだ」と,

Quebec Native Women 会長のEllen Gabriel は述べている。

「カナダ政府は2006年以来、国内でも国際的にも世界の先住民族の人権を侵害してきた」とthe Grand Council of

the Crees (Eeyou Istchee)を代表する弁護士、Paul Joffe氏は強調する。「このような行為はカナダの国際的な評判

をひどく汚すものであり、UNDRIPを承認する意思があるというカナダの主張が誠意あるものだということに深刻な疑

問を抱かせるものだ。」

（Translated by N.Kitamura, Y.Kosaka）

ドードー賞

10 月25 日(月曜日)、市民社会組織はCOP10 の参加国に第一週目ドードー賞を授与する。

ドードーは生物多様性喪失の典型的なシンボルとされる鳥である。インド洋に浮かぶ島々

（モーリシャス）で発見されたドードーは、1700 年代に絶滅した。

ウィキペディアによると、

「ドードーのように死んでいる」とは、確かに間違いなく死んでいることを意味す

る。また「ドードーと同じ道を行く」とは絶滅する、あるいは時代遅れになる、一般

的な使用や常用からはずれる、過去の遺物となることをいう。

「今週のドードー」の名誉を受けるのはどの締約国か。

どの国が議会進行を妨害し、遅らせる悪行を働き、進化する必要があるのか。

月曜日に乞うご期待！

週末、すべてのCOP10代表団がぐっすり眠れますように。

（Translated