私の一番行きたかった「綾の照葉樹林」の感想
南国の圧倒的な高さの森、見たことの無いほどの
大木となったイチイガシ。
幹の樹皮がササクレだって特有な様子である。
前に確かにイチイガシのドングリは渋みが少なく
食べられると聞いた。
縄文時代の主要な食べ物の一つだったのだろう。
架かっている吊り橋は「大吊橋」という、そっけ
もない名前だが巾1・2m、長さ250m、高さ
142mで世界最大級であ . . . 本文を読む
カシナガは太い樹を好む。
写真で説明しているのは40年~50年位の
樹齢以上の樹がやられており、カシナガが
好む樹が増えていること。
明日の準備もまだ済んでなく、明日は空港で
前泊です。
実にワクワク感のする旅行です。
では、また。 . . . 本文を読む
樹皮を破って孔を、まず真っ直ぐ掘り進み
心材にぶつかる前に垂直に掘る向きを変える。
梯子段状に複雑な穴を掘り本道から横に
掘った支線の穴の奥に数個づつの卵を産み付け
る。ひとつの穴で支線の穴が数十ある。
一つがいで百匹以上の子どもが出てくる。 . . . 本文を読む
時間ができたので「カシナガ講演」の補足をする。
カシナガがいるのは「本州」と書いたが、別のスライド
には「本州以南」とあり、講師も九州や沖縄のカシ
ナガの話をしていたので、九州や沖縄、四国にもい
ることを記しておく。北海道からはまだ見つかって
いないと確か言っていた。 . . . 本文を読む
知多自然観察会の友人が宮崎県高原町霧島辺りに引っ越しました。
そこで、観察会の有志11名(+こども)で押しかけることとしました。
そこは自然観察会の面々、3泊4日を極めて有効に過ごす計画ができました。
移動はすべてレンタルのバス。
27日の朝一番の飛行機で鹿児島に9:00到着です。
そのため私は中部空港内のホテルで前泊をします。
3月27日
鹿児島空港9:00着、9:30発→蒲生の大楠→曾木の滝→ . . . 本文を読む
よそでは、どこも菜の花 満開なのに我が家の
菜の花くんは写真のとおり背も低く、まだ蕾です。
肥料が足らなかったのかな~。
それとも間引きが少なすぎたのか?
やはり初めは皆、間引きを思い切ってやらないと
言われていました。
でも種は取れるでしょうから来年は失敗しないよ
うに気をつけます。
. . . 本文を読む
観察会の友人から「この実?を調べて」と依頼され私の持つ資料の範囲では
分からず大学にメールで写真を送り見てもらいました。
返事はおおむね下記のようでした。
「いただいた写真では、何かの植物の実(仮果?)だろう、くらいしかわかりません。中国から来るこの手のものは、あやしいのも含めいろいろありまして、すべて
対応しきれないのが現実です。
誰からもらったかが問題。善良な生薬問屋(プロということ)なら . . . 本文を読む
実は、私は一面識も無い方なんですが、抗議の焼身自殺をされた方が出まして
私にとっては、まったく予想外の事件でありチョッと腰が引けてしまいました。
この事件は静岡ではマスコミも取り上げたそうです。
「追悼の集い」も無事終わり3月22日に「空港に反対する共有地権者の会」共同代表
が立ち木伐採に反対の要求書を提出した、との文書をもらいました。
裁判は、まだ始まってないようです。
「空港はいらない静岡県 . . . 本文を読む
ナラ枯れの防除は、ナラ菌の媒介昆虫であるカシナガを殺虫することが基本。
ナラ菌を殺菌する有効な手段は(今のところ)ない。
薬剤による殺虫
・枯死木に穴を開け殺虫剤を注入。作業はかなり大変とのこと。
穿孔/脱出の阻止
・ビニール巻き
保護したい樹木にビニールを巻いてカシナガの侵入を防ぐ、または穿孔を
受けた木の幹に巻いてカシナガの脱出を防ぐ。
・粘着剤の塗布
防除用に開発され . . . 本文を読む
里山の変化~大径のナラ類樹木の増加
・里山の樹木を利用しなくなった(薪炭など)ことが背景にあると思われる。
・ナラ枯れ自体は1930年代から散発的に発生していた。しかし昔は枯れた木 は炭に焼かれたであろうし、カシナガが大繁殖できるような太い木も少なかっ たと思われる(薪炭林の伐期はせいぜい20年程度)。
・しかし薪炭が必要なくなり、放置された樹木が成長してカシナガの繁殖に適し たサイズ . . . 本文を読む
1 、前年に枯れた樹木からナラ菌を持ったカシナガが脱出(6月~)。
2、脱出したカシナガが新たな樹木に穿入。
3、交尾後、材内で孔道を掘り進み、持ち込んだ菌を接種し、産卵。
4、う化した幼虫は菌類を食べて成長。
・その間、メス成虫は孔道を掘り、オス成虫は孔道の入り口で換気を
行なったり、外敵の侵入を防いだりする。
・ナラ菌は孔道を利用して材内の分布を広げ、樹木の . . . 本文を読む
ナラ菌はカビ、キノコ、酵母と同じ菌類。
正体がなかなか分からなかったが1998年特別研究が開始され、ナラ枯れの原因はカシナガ(Platypus quericivorus・プラチプス・クエルキボルス)によって運ばれる新種の病原菌によると判明。
病原菌はRaffaelea属の菌類で、Raffaelea quercivora(ラファエラ・クエルキボラ)と命名された。
和名は、まだ無く一般的に「ナラ . . . 本文を読む
講師が撮った写真です。
普通、メスのほうが大きいそうですが写真の個体はオスのほうが大きいです。
これは、たまたま写真を撮ったのが これだった、ということです。
大きさは約4mm、右がメス左がオスです。
メスの背中(胸部の表側)に細かい穴がいくつか開いていて(この器官を「マイカンギア(マイコ・・菌、アンギア・・器官)と呼ぶ)
カシナガ(カシノナガキクイムシ)は甲虫目ナガキクイムシ科で、本州、台 . . . 本文を読む
カシナガの穿孔は6月頃から始まり、11月頃まで続く(ピークは6~7月)
樹木の枯れは7月~8月頃から観察されるようになる。(枯れるのは、1年で
枯れる)
9月以降、10月頃まで発生することがあり、翌年の展葉期(春芽吹く頃)に
枯れる木もある。 . . . 本文を読む