のHuflerは、議長の友グループを結成した、Alfred Oteng-Yeboah(ガーナ)がこのグループの議長を務める。
気候変動:リオ条約間の協力:中国は、UNFCCCの専門性、独自のマンデート、ならびに共通だが差異ある責任の原則を尊重する必要があると強調し、リオ条約間の合同作業計画に反対した。EUはノルウェーと共に、3つの条約を「相互に支援しあう」ものにするよう提案した。メキシコ、ツバル、ボスニア・ヘルツェゴビナ、パキスタン、モーリシャス、パラオ、アフリカン・グループ、ネパール、スイス、東チモール、コスタリカ、GREENPEACEは、CBDがリオ条約に対し、合同作業計画など合同での活動の提案を伝えるよう求めた。フィリピン、コロンビア、南アフリカ、パプアニューギニア、インド、ブラジルは、締約国が合同での活動および合同作業計画の妥当性を検討するとの提案を志向した。
REDD+:グレナダ、パラオ、カナダ、スイス、インド、ボリビア(ALBAグループの立場で発言)、メキシコ、IIFBは、途上国での森林減尐および森林劣化による排出量の削減ならびに保全の役割、森林の持続可能な管理および森林炭素貯留分の増加(REDD+)における、ILCsの利益拡大に関する文章を支持した。アルゼンチンは、CBDのマンデートを超えるのではないかと注意を喚起した。
森林に関する協力パートナーシップ(CPF)とCBDとの協調に関し、パキスタン、インドネシア、タイ、アフリカン・グループ、カナダ、日本、スイス、ロシア連邦、マレーシア、GREENPEACE、IIFBは、CBDに対し、生物多様性への影響モニタリング・メカニズムおよび生物多様性のセーフガードに関する議論に貢献するよう求めた。モーリシャス、東チモール、ネパールは、CBDが締約国との協議に基づき、締約国の要請を受け、REDD+に助言する機会を探ることを希望した。ECOSYSTEMS CLIMATE ALLIANCE(ECA)は、京都議定書の土地利用関連条項で先進国に適用されるものには生物多様性セーフガードが入っていないと指摘した。
パキスタン、東チモール、スイス、タイ、ペルー、カナダは、森林の生物多様性に関する各国の国内措置と気候変動措置とのシナジーに関し、ガイダンス作成努力を支援するよう事務局に要請することを希望した。
地球工学(Geo-engineering):ツバル、フィリピン、コスタリカ、アフリカン・グループ、スイス、ALBAグループ、グレナダ、GREENPEACE、ECA、ETCグループは、地球工学的措置の正当性について適切な科学的根
Earth Negotiations Bulletin 財団法人 地球産業文化研究所
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拠が出され、これに伴うリスクが検討されるまでは、このような措置を実施しないよう要請した。フィリピンは、地球工学的措置に関する透明性のある規制枠組みが緊急に必要との文言の挿入を提案し、ブラジルは、科学活動は小規模かつ各国の領域内においてのみ開発されると述べた。EUは、地球工学的措置については慎重に取り組むよう求めた。ノルウェーは、地球工学的措置に関し何らかの実験をする前に、強力な科学的根拠を得る必要があると強調した。日本は、特定の地球工学的活動は生物多様性や気候変動に有益である可能性があると述べた。ロシア連邦は、地球工学的措置に関する言及の削除を要請した。王立アカデミー(ROYAL SOCIETY)は、地球工学的措置における安全かつ責任のある科学研究を妨げることに警告した。
資金供与:アフリカン・グループ、アルゼンチン、グレナダ、ボスニア・ヘルツェゴビナ、パキスタン、ネパール、東チモール、CEE、パラオは、生物多様性と気候変動への資金供与に関するパラグラフ数件の括弧を取り除くよう求めた。
議長のHuflerは、地球工学的措置について議論する議長の友グループを設立した。この議長はHorst Korn(ドイツ)が務める。さらにREDD+とリオ条約間の協調を話し合うコンタクトグループも設立した。Hesiquio Benitez(メキシコ)がこのグループの議長を務める。
乾燥地帯および亜湿潤地帯:イランとアフリカン・グループは、UNCCDとCBDでの乾燥地帯の定義基準の違いを指摘する文章を支持したが、中国はこれに反対した。アフリカン・グループ、中国、グアテマラは、「実施し開発する」という表現を希望し、アルゼンチンは、生物多様性への配慮を災害防止の考えに統合するため、自然科学コミュニティと社会科学コミュニティの間の協力を促進する共同行動を「探求する」との表現を希望した。
森林の生物多様性:EUは、森林の法律施行、統治、貿易に関する文章を提案し、ノルウェーとスイスはこれを支持した、パキスタンは、生態系ベースの森林管理に関する文章を提案した。
UNFF(国連森林フォーラム)との協力:ベラルーシ、エクアドル、インドネシアは、CBDと他の森林関連の条約とのパートナーシップを強化するとの文言を含めるよう求めた。エクアドルは、UNFCCCとの協調、REDD+に関する情報の増加を求め、ケニアと共に、先住民の権利尊重を求めた。ノルウェーとカナダは、森林および森林のタイプの定義づけ作業を支持した。フィリピンは、「機能ベース、生態系ベースの森林の定義」への言及を含めるよう提案したが、ニュージーランドは反対した。オーストラリアは、国レベルでの柔軟性を持たせるため、国際的に合意される定義は広範なものにすべきだとし、UNFCCCでの今後の決定に予見を与えることに反対して警告した。
CPF(森林に関する協調パートナーシップ;Collaborative Partnership on Forests)との協力:アフリカン・グループとスイスは、生物多様性セーフガードおよびREDD+の生物多様性への影響をモニタリングするメ
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