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極豊仲良し俱楽部

日日是好日
(にちにちこれこうじつ)

トラ・トラ・トラ!

2008年12月08日 22時12分10秒 | 飛行機
昨日早朝、アマゾンに注文しておいた一編のDVDが到着した。

1941年12月7日(日本時間8日)の真珠湾攻撃を日米双方から描いた
一大スペクタクル映画である。
日米合作のこの映画の日本側の監督は黒澤明に決定し、クランクインした
にもかかわらず、不透明な理由から解雇されるという、センセーショナル
な話題を呼んだ映画でもあった。
当時14歳だった雷電君は新宿の新宿プラザという劇場に同級生の林君と
一緒に見に行ったのだが、そんなオトナの都合なんかそっちのけで
スクリーンに釘付けになりましたね。
なんてったって撮影用に実物大の“戦艦長門”や“空母赤城”をこさえ
ちゃったんだから。おまけに飛行機も当時リタイヤした練習機T-6を
切った貼ったして零戦や97艦攻に変身させて飛ばしちゃう。
いくらツブラヤさんが上手にミニチュア飛ばしても本物にはかないません。
それがたとえ、ナンチャッテゼロセンやナンチャッテカンバクだとしてもね。
で、今回のDVDボックスの売りは、日本公開版がオマケで付いてくること。
日本版にはアメリカ公開版には無かった重要なシーンが含まれている。
↓これがそのワンシーンだ!。


渥美清さんと松山英太郎さん扮する炊事兵が空母赤城の厨房で日付変更線に
ついてやりとりするシーンなのだが、それはそれは印象に残るものだったのだよ。
今まで発売されていた「トラ・トラ・トラ!」のDVDやビデオはすべて
アメリカ公開版だったので、今回のボックスはこのシーンを見るためだけに
購入したといっても過言ではないし、メイキングなんかが入った得点ディスク
も超貴重なんだよね。
ま、いろんな意味で“ただの戦争映画じゃない”ってことだけは確かです。

今日の日付は奇しくも開戦の12月8日だし、先日のUmeちゃんの
零戦のこともあって、自分用に1機こさえてみました。
真珠湾作戦に参加した“空母飛龍”搭載の西開地一飛曹機です。

西開地一飛曹は攻撃後被弾しニイハウ島に不時着するのですが、
現地の日系人を巻き込んだ悲劇に発展してしまいます。
詳しいお話は後日としますが、あの夢のように美しい島々で
たくさんの悲劇が、そう遠くない過去に起こったのは事実なのです。



入間航空祭2008

2008年11月06日 19時13分54秒 | 飛行機
今年も行って来ました人間航空祭、もとい“入間航空祭”。
8時半に稲荷山公園駅に到着。人の流れに身を任せ稲荷山門に向かうも、
北門のほうが空いてるかも、と進路転進。
9時チョイ前に開門。ランワェイ目指して歩き始めると“T-4”の
オープニングフライト開始。
いつも思うけど離陸は早すぎ・・・。ほとんどの人は歩きながら見ることになる。

エプロン左側の2輸空団の記念塗装“C-1”から閲覧。
あまりセンスの良い配色ではない。

このへんの写真は「入間航空祭」で検索すればたくさんヒットするので
そちらを見て欲しい。

世界的な燃料費高騰の煽りを受けて、入間名物のC-1編隊飛行も
3機編成だし、あいにくの天気と重なって今ひとつ盛り上がらない。

三沢から来たF4

携帯で撮ったので画像悪し。

昼前にアトラクション会場の格納庫へ向かう。
ゲストは宝塚の“湖月わたる”。
初めて見たけど、実は彼女、雷電の遠縁にあたるんだよな。
ワシのお袋のお姉さんの旦那の兄弟の娘さん。
わ、わかりづらくて申し訳ないが、血縁関係ではないということで
ワタルさんには安心して欲しい。

こんな感じ?。

     姉――旦那
     |     |
オヤジ-母     弟―嫁
    |        |
    雷電     湖月わたる

でもね、ワタルちゃんのご先祖のお墓も、雷電家のお墓と同じお寺なのよ。
今後は何かの機会(お弔いだろうな・・・。)に会うことは充分考えられるな!。


雨の総火演②

2008年09月06日 22時23分20秒 | 飛行機
見えない爆撃機から目標に投弾。見事命中!!。

実際は、この天気でF-2支援戦闘機の模擬航空攻撃はキャンセル。

雨はますます激しさを増し・・・。

写真やビデオはほとんど撮れない状態・・・。

ヘリはやってきたけど、目標が見えずTOW(対戦車ミサイル。)は発射できず・・・。


20mm機銃のみ発射。


小雨を見計らって動画を撮ろうとビデオをバッグからだすと、“結露”でアウト!。

ヘリボン開始。


リペリングで隊員さん降下!。


ブラックホーク離脱。


チヌークも続く。


雨の中、頑張って飛んでくれました。


肝心の90式、74式の画像は無し・・・。
前段演習が終わるとかなりの観客が退散。ここ10年で最悪のコンディションだった。

ただ、今回の総火演で異例だったのが階段通路に人を入れなかったこと。
こんな注意書きが数箇所に表示され、通路下に張り付いている自衛官が注意の後、
違反者を排斥していた。しかし隊員間にも微妙な温度差というか周知不徹底、または遠慮があって、自分の警備席を後から図々しくやってきたオヤジに明け渡してしまうような行為も見受けられた。中には隊員に食って掛かる輩もいたが、ここは毅然とした態度で対応していただきたいね。


ゴミも大量に出ることだし、ここは一つ有料化してみてはいかがだろう?。
だいたい、あの面積に対して観覧者が多すぎるのも会場を殺伐とさせる一因だ。
何も一般公開を日曜日にすることもない。
ここは、有料化・全席指定・平日開催。
それも複数日ってのを強く希望したいね。


2008河口湖飛行館への旅

2008年08月03日 11時22分23秒 | 飛行機
毎年恒例の河口湖自動車博物館・飛行館が今年も8月のみ一般公開される。
今年の目玉は零戦52型。
ほぼ完成した状態での展示ということで期待も高い。

8月1日(金) 午前4時07分出発。


4時26分:四谷の笹寺前を通過。気を付けて行ってきます。
5時20分:八王子片倉町のコンビニで小休止。

空はだいぶ明るくなってきた。

5時40分:京王線・高尾山口駅到着。


6時47分:都留市内に入る。
富士吉田市内に入ってからは渋滞が続くが、
7時33分:ジョナサン富士吉田店に到着。
朝食「焼鮭定食・ドリンクバー付」852円也。リッチな朝飯。
ゆっくり朝食を採った後は付近をお散歩。残念ながら富士山はまったく見えない。それにしてもこんな所にドンキあったか?。

9時30分:出発。スバルライン入口。

オバサン4人の乗った車に道を尋ねられる。
「この道まっすぐ行けば5合目ですよ。」

ドギーパークを過ぎたら次の信号を右折。
標識が目印。


途中にある溶岩洞窟のひとつ。ここで足を停めたのは28年ぶり(苦い思い出)。

中はそうとう狭いところもあって、しゃがんだまま進んだり、腹ばいに近い状態で進入する箇所もあったはず。
それにしても同じ名前のフ○ツちゃん、元気かなぁ?。

開館時間の10時ジャストに到着。

晴れていれば、屋上のF-104DJの真後ろに富士山が見える。

零戦が展示されている飛行館はあちらの格納庫。


入口左側には“彗星”のものと思われる水冷エンジンが3基。


愛知航空機のマークが確認できる。

同盟国ドイツのダイムラー・ベンツ“DB 601A”をライセンス生産したもの。

入館するといつもの光景に出会う。初日、ほとんどの訪問者の目当ては零戦のスクラップパーツの購入。館長が心血注いで復元した機体には興味がないらしい・・・。中にはヤフオクに出す輩が必ずいるんだよな。


零戦52型

エンジンカウリングは外して展示されている。

栄21型エンジン


補機類も完璧。


機体下面も完璧。

増槽タンク取付け部が確認できます。

大分手狭になってきました。全景が撮れないのが残念。


機体の前には20㎜機銃が展示。


驚異の仕上がり。


翼端灯や風防最後部は未装着。

取回し時にできたのか右主翼前縁にヘコミが・・・。

でも、21型と52型が同時に見れる博物館はここだけだ。


主(ヌシ)、21型。今回から“空母・赤城”搭載機のマーキングに変更。


今年もたっぷり堪能させていただきました。来年も楽しみです。
お土産は復元状況を記録したDVDを購入。

この後は、時間もあるので久しぶりに富士山の麓を一周することに。












九段の“零戦”

2008年06月29日 13時52分37秒 | 飛行機
四谷の帰りはいつものコース。
九段・遊就館に立ち寄る。


零戦52型
河口湖自動車博物館の原田館長が自費で復元後、寄贈。


栄21型エンジンを包み込むカウリング。


どこから見ても美しい・・・。



艦上戦闘機の証、着艦フック。

速度を計る“ピトー管”


キャノピ頂部のA-B-C-D-E-F間が直線のラインで構成されてしまっているのが残念。目立たない部分であるが、ここは緩やかなラインで構成されているのが正解。

しかしそんな些細なことはどうでもよろし。
いつでも(無料で!)零戦に会えるという幸せに大感謝!!。






館山ツーリング④“対潜へり・SH-60Jに搭乗セヨ!”

2008年05月29日 22時34分50秒 | 飛行機
これが、我が国の主力対潜ヘリコプター“SH-60J”シーホークである!。


搭乗っていってもシュミレーターだったりする・・・


待合室。津波非難所!!。


気分はVIP!!.


このあと、シュミレータへ案内されましたが撮影は一切不可。携帯まで持込禁止。
画像はありません
内容は、館山基地離陸→海上飛行→オートローテーション訓練→洋上の護衛艦
“しらせ”に着艦→館山に帰投、の約10分。
すべて事前にプログラミングされているようでヘリの機動も緩やか、ソフト自体が古いのか護衛艦を含む景色もイマイチ臨場感が薄いのが残念!。
古参搭乗員による目一杯の機動飛行を期待しちゃいけません!!。

館山ツーリング③“カラスにさよならを。”

2008年05月29日 22時23分14秒 | 飛行機
午前9時、「海上自衛隊・館山航空基地」の隊門をくぐる。
雨の中、歴代の航空機が出迎えてくれる。


対潜へり“HSS-2”
高校の臨海学校で館山を訪れた際、頭上を乱舞していた。
もう、授業どころじゃなかった。海を見ないで空ばかり見ていた。
今は全機が退役。


エプロンに並ぶ“Sー61A”。
「砕氷艦しらせ」に搭載され、物資輸送等の任務についていた。
我が国の南極観測の影の功労者。
最後に残った3機(85号・86号・87号)は今年の8月に全期退役予定。


濃いグレーの機体塗装は白い大陸“南極”において必要不可欠。
そのいでたちから“カラス”の愛称で親しまれた。そばで見れるのも今日が最後。


雨を避け格納庫に入ると、最終号機・87がお出迎え。


操縦席付近のメカメカ感が堪らない。


よく観察すると・・・。


扇風機が!。


南極に扇風機は不要かと思うとさもあらず。へりのコクピットって窓が多く、いわば温室状になっちゃって結構熱いらしいのだ。


任務をあらわす“ペンギン”のエンブレムが誇らしげだ。


アップ

F-86D“セイバードッグ”

2008年03月30日 12時35分42秒 | 飛行機
地元荒川区に航空自衛隊で使用されていたジェット戦闘機が展示してある。
教育施設(東京都立)の教材という位置付けなので、通常は非公開だが3月25日は一般公開とのこと。代休を前倒しして愛しいアイツに会ってきました。

これがその施設。FAMEギャラリー。
もう一度言いますが、東京都立です。


【F-86D・84-8117】
ブルーインパルスで使用された86Fは対戦闘機戦闘や地上攻撃用に開発されたが、この86Dは「高高度を高速で侵攻してくる敵大型機の迎撃」、というのが最大の目的だ。そのため86Fの胴体を抜本的に改設計。捜索レーダーを装備し、上昇性能向上のためエンジンはアフターバーナーを装備しています。


機首先端のレドーム(先っぽの黒い部分)には、


このAN/APG-37レーダーが入っていました。迎撃戦闘機の“眼”です。
ただし、捜索範囲は最大でも30マイル。


レーダーが眼ならこれは“槍”。マイティイマウスロケット弾のポッド。
発射モードは3発・6発・12発・24発。武装はこれのみだ。
何故か外して展示してありますが、実際は引込式となっていて、通常は胴体の中に引き込まれていました。


美しいラインのキャノピー。
86Fは後方にスライドしますが、Dは上方に開きます。
昔、自力で開けたことがありますが油圧の抜けたキャノピーがこんなにも重いものかと驚きました。
オリジナルの注意書き(コーションデータ等)も良いコンディションで残っています。


機体名・シリアルナンバーも明確に読み取れます。


垂直尾翼。
鯱のマークは名古屋にほど近い【小牧基地・第3航空団102飛行隊】所属機。
背ビレや胸ヒレが3空団の3になっているなど、なかなかセンスの良いマークだ。
もちろん飛行していた現役当時そのままのオリジナル。
ただし、奇妙なのは機体番号下のライン。
本来なら102飛行隊をあらわす黄色のはずだが、何故かエアクラフトグレイに
塗ってある。


飛行安全褒章。
安全・品質等の一定の基準を満たしたときに受賞するマーク(ワッペン型のマーク)。


胴体背部。
模型雑誌や写真集にもこんなアングルないでしょ?。


右主翼。
ビニールが掛かっています。理由は、雨漏り避け。
この建物自体、公共建築によく見られる癒着業者の手抜き物件なんでしょうね。
この有様は数年前から始まっています。


左主翼にも・・・。

こちらはビニールが外れてしまい、雨による腐食が始まっている。
ウォークウエイのラインも一部が消えかけている・・・。

何とかして欲しいなぁ。

排気口上部・ボルテックスジェネレータ付近

リベットにも緑青が噴き始めている。


排気口。
ジェット排気の“焼け”に実機のみが持つ凄みを感じる。通常の展示機ではこうはいかない。


内部。
エンジンは抜かれている。


んっ!?。

羽毛発見。まさか鳩が巣でもつくっているんじゃ・・・。

胴体後部下面。

ブローパイプやドレンの類がけっこうあり、意外と人間的に感じてしまいます。


宝箱?。

エンジンの工具でした。
だけど、製造年月日を見てみろよ。俺達の歳とそうそう変わらんぞ。
これも貴重だなぁ。



訳の分からん銀行に400億も投入する余裕があるなら、この“都立施設”に保存してある貴重、希少な産業技術遺産に少しでも資金を分けて欲しい!。と切に思うRAIDENなのである!!!。


オマケ・・・

この機体はハセガワ製プラモデル(72分の1)の箱絵にもなっています。