極豊仲良し俱楽部

日日是好日
(にちにちこれこうじつ)

映画『ハクソー・リッジ』を観た。

2017年06月26日 19時16分00秒 | Weblog
TOHOシネマ日本橋にて鑑賞。

幼いころからの家庭環境、恋人との出会い、父親との葛藤など入隊までのドラマ導入部が
たいへん丁寧に描かれている。
それだけに後半の前田高地での激戦の描写は凄惨。地獄の様相を呈している戦場で、
信念を貫き通す主人公に感動した。
対峙する日本軍は屈強に描かれているが、物量に勝る米軍を何度も撃退しているのは事実。
有名俳優は出演していないが実力派を揃えているので完成度は高い。
メル・ギブスンは素晴らしい作品を世に送り出した。大傑作と断言する。


じつは『ハクソー・リッジ』の前に『メッセージ』ってのを観たんだが、
ドラマの導入部こそ期待感で盛り上がるのだけど、途中からストーリーが見えてきて
、終いには中国軍のキンペー似の大将が見知らぬ女のご注進で攻撃を中止?。
オイオイ、共産党指導部の意向も簡単に無視して世界は一つに、って何だかなぁ・・・。
タイムパラドックス無視だし、3000年後に人類の助けが必要なエイリアンさんよ、
英会話くらい学習してから来いよ!。それから、オマエ「宇宙大怪獣ドゴラ」だろ?。  

映画「ハクソー・リッジ」 PRイベントに強力な違和感。

2017年06月25日 10時38分59秒 | Weblog
「ハクソー・リッジ」
昭和20年、沖縄県浦添村の前田高地をめぐる日米双方の激戦を描いた
メル・ギブスン監督の戦争映画である。
昨年末から沖縄戦を描いた映画を製作中というのは承知していて、日本公開を
心待ちにしていた。
映画を観る前は極力事前の情報は入れないで鑑賞する、というのがポリーシなの
だが、悲惨な戦闘だったというくらいは馬鹿でもわかる。
当時の浦添村では住民4,000人以上が死亡、一家全滅率も22.6%という悲惨さだ。
しかし、先週朝の情報番組中で配給会社の事前PRを見て驚いた。
3人組のタレントが高温の蒸しタオルを顔に押し付けての悪ふざけやセンスのない
トークの連発で辟易し、かつ呆れてしまった。


ダチョウ倶楽部(肥後克広、寺門ジモン、上島竜兵)と野呂佳代が映画さながらの
過酷な訓練に挑み、映画をアピールした。(文・写真:K豆 N樹)



もちろんこのタレントたちに罪はない、悪いのはこれを企画した映画配給会社である。
沖縄戦で戦死した日米双方30万人近い犠牲者が心の片隅に少しでもあれば、こんなふざけた
イベントはできなかったはずだ。

映画「ハクソー・リッジ」 


このイベントやスポットテレビCMでは主人公が対峙するのは強力で圧倒的な日本軍で場所は沖縄です。
などというのは1ミリも触れていない。
武器を持たすに戦った英雄、というセールストークととメルギブスン監督の笑顔に騙されて真っ青に
なる観客は多いと予測してみる。
あの監督のことだから、戦場での描写はプライベートライアンやTHEパシフィックを凌駕している気もする。 
でも見る価値はあるとおもうなぁ。 近々に確認してきます。