地元荒川区に航空自衛隊で使用されていたジェット戦闘機が展示してある。
教育施設(東京都立)の教材という位置付けなので、通常は非公開だが3月25日は一般公開とのこと。代休を前倒しして愛しいアイツに会ってきました。
これがその施設。FAMEギャラリー。
もう一度言いますが、東京都立です。
【F-86D・84-8117】
ブルーインパルスで使用された86Fは対戦闘機戦闘や地上攻撃用に開発されたが、この86Dは「高高度を高速で侵攻してくる敵大型機の迎撃」、というのが最大の目的だ。そのため86Fの胴体を抜本的に改設計。捜索レーダーを装備し、上昇性能向上のためエンジンはアフターバーナーを装備しています。
機首先端のレドーム(先っぽの黒い部分)には、
このAN/APG-37レーダーが入っていました。迎撃戦闘機の“眼”です。
ただし、捜索範囲は最大でも30マイル。
レーダーが眼ならこれは“槍”。マイティイマウスロケット弾のポッド。
発射モードは3発・6発・12発・24発。武装はこれのみだ。
何故か外して展示してありますが、実際は引込式となっていて、通常は胴体の中に引き込まれていました。
美しいラインのキャノピー。
86Fは後方にスライドしますが、Dは上方に開きます。
昔、自力で開けたことがありますが油圧の抜けたキャノピーがこんなにも重いものかと驚きました。
オリジナルの注意書き(コーションデータ等)も良いコンディションで残っています。
機体名・シリアルナンバーも明確に読み取れます。
垂直尾翼。
鯱のマークは名古屋にほど近い【小牧基地・第3航空団102飛行隊】所属機。
背ビレや胸ヒレが3空団の3になっているなど、なかなかセンスの良いマークだ。
もちろん飛行していた現役当時そのままのオリジナル。
ただし、奇妙なのは機体番号下のライン。
本来なら102飛行隊をあらわす黄色のはずだが、何故かエアクラフトグレイに
塗ってある。
飛行安全褒章。
安全・品質等の一定の基準を満たしたときに受賞するマーク(ワッペン型のマーク)。
胴体背部。
模型雑誌や写真集にもこんなアングルないでしょ?。
右主翼。
ビニールが掛かっています。理由は、雨漏り避け。
この建物自体、公共建築によく見られる癒着業者の手抜き物件なんでしょうね。
この有様は数年前から始まっています。
左主翼にも・・・。
こちらはビニールが外れてしまい、雨による腐食が始まっている。
ウォークウエイのラインも一部が消えかけている・・・。
何とかして欲しいなぁ。
排気口上部・ボルテックスジェネレータ付近
リベットにも緑青が噴き始めている。
排気口。
ジェット排気の“焼け”に実機のみが持つ凄みを感じる。通常の展示機ではこうはいかない。
内部。
エンジンは抜かれている。
んっ!?。
羽毛発見。まさか鳩が巣でもつくっているんじゃ・・・。
胴体後部下面。
ブローパイプやドレンの類がけっこうあり、意外と人間的に感じてしまいます。
宝箱?。
エンジンの工具でした。
だけど、製造年月日を見てみろよ。俺達の歳とそうそう変わらんぞ。
これも貴重だなぁ。
訳の分からん銀行に400億も投入する余裕があるなら、この“都立施設”に保存してある貴重、希少な産業技術遺産に少しでも資金を分けて欲しい!。と切に思うRAIDENなのである!!!。
オマケ・・・
この機体はハセガワ製プラモデル(72分の1)の箱絵にもなっています。
教育施設(東京都立)の教材という位置付けなので、通常は非公開だが3月25日は一般公開とのこと。代休を前倒しして愛しいアイツに会ってきました。
これがその施設。FAMEギャラリー。
もう一度言いますが、東京都立です。
【F-86D・84-8117】
ブルーインパルスで使用された86Fは対戦闘機戦闘や地上攻撃用に開発されたが、この86Dは「高高度を高速で侵攻してくる敵大型機の迎撃」、というのが最大の目的だ。そのため86Fの胴体を抜本的に改設計。捜索レーダーを装備し、上昇性能向上のためエンジンはアフターバーナーを装備しています。
機首先端のレドーム(先っぽの黒い部分)には、
このAN/APG-37レーダーが入っていました。迎撃戦闘機の“眼”です。
ただし、捜索範囲は最大でも30マイル。
レーダーが眼ならこれは“槍”。マイティイマウスロケット弾のポッド。
発射モードは3発・6発・12発・24発。武装はこれのみだ。
何故か外して展示してありますが、実際は引込式となっていて、通常は胴体の中に引き込まれていました。
美しいラインのキャノピー。
86Fは後方にスライドしますが、Dは上方に開きます。
昔、自力で開けたことがありますが油圧の抜けたキャノピーがこんなにも重いものかと驚きました。
オリジナルの注意書き(コーションデータ等)も良いコンディションで残っています。
機体名・シリアルナンバーも明確に読み取れます。
垂直尾翼。
鯱のマークは名古屋にほど近い【小牧基地・第3航空団102飛行隊】所属機。
背ビレや胸ヒレが3空団の3になっているなど、なかなかセンスの良いマークだ。
もちろん飛行していた現役当時そのままのオリジナル。
ただし、奇妙なのは機体番号下のライン。
本来なら102飛行隊をあらわす黄色のはずだが、何故かエアクラフトグレイに
塗ってある。
飛行安全褒章。
安全・品質等の一定の基準を満たしたときに受賞するマーク(ワッペン型のマーク)。
胴体背部。
模型雑誌や写真集にもこんなアングルないでしょ?。
右主翼。
ビニールが掛かっています。理由は、雨漏り避け。
この建物自体、公共建築によく見られる癒着業者の手抜き物件なんでしょうね。
この有様は数年前から始まっています。
左主翼にも・・・。
こちらはビニールが外れてしまい、雨による腐食が始まっている。
ウォークウエイのラインも一部が消えかけている・・・。
何とかして欲しいなぁ。
排気口上部・ボルテックスジェネレータ付近
リベットにも緑青が噴き始めている。
排気口。
ジェット排気の“焼け”に実機のみが持つ凄みを感じる。通常の展示機ではこうはいかない。
内部。
エンジンは抜かれている。
んっ!?。
羽毛発見。まさか鳩が巣でもつくっているんじゃ・・・。
胴体後部下面。
ブローパイプやドレンの類がけっこうあり、意外と人間的に感じてしまいます。
宝箱?。
エンジンの工具でした。
だけど、製造年月日を見てみろよ。俺達の歳とそうそう変わらんぞ。
これも貴重だなぁ。
訳の分からん銀行に400億も投入する余裕があるなら、この“都立施設”に保存してある貴重、希少な産業技術遺産に少しでも資金を分けて欲しい!。と切に思うRAIDENなのである!!!。
オマケ・・・
この機体はハセガワ製プラモデル(72分の1)の箱絵にもなっています。
勉強になります
プラモ作ってみたくなりました
この建物で雨漏りがあるんですか?
現地に行けば、ガラス越しに見られるんでしょうか?
他にも機体がありそうですね
取り外したエンジンも脇に見えていたような・・・
入場料は無料です。ただし公開日は平日に限られます。年休を取って行く価値は充分にあります。と、自信を持って言えます。
公開日は、少し前にわかりますか?
ネットで調べられるのかな?
よろしくお願いします。