7月に初めて黒部ダムを訪問したが、旅行会社のツアーだったためダム滞在は
僅か30分。慰霊碑へのお参りと放水を見ただけでの移動であった。
今回は個人旅行で黒部に再訪問である。
10月11日:朝7時前、バスタ新宿。
7時35分。京王バスで信濃大町に向けて出発。座席は2A・2B。
甲州街道から中央高速を順調に走行し双葉SAで1回目の休憩。9時30分
ソフトクリーム「クレミア」とやらを食らう。値段は最高級の500円!!。
ユルすぎて喰ってるそばからタレまくる。コーンもポロポロ剥がれまくる。
オレにはコンビニで売ってる70円のブラックチョコバーで充分と再認識。
10時45分:梓川SAで2回目の休憩。
売店では“雷鳥の里”を売っている。
会社へのお土産に20個必要だから5個の袋入りを4個買えばいいか?。と思ったら大間違い。袋入り5個の単価は71.2円/1個。箱入25個は56.16円/1個。
だんぜん箱入りを買いましょう。ってか袋入りは簡易包装なんだからもっと安くっていいだろうがよ!。
あと10分ほどで信濃大町に到着なのだが、前方に乗ったご婦人様。バスタからズ~ッとしゃべりっぱなし。声も大きいので内容もまるわかり。旅の目的はおしゃべりなんですかね。
あまりのマシンガントークに、沈黙した時間を計ってみたが30秒と持たずトークは再開。
この旅の思い出も次のおしゃべりのネタになるんだろうな。まさにエンドレス!。
バスは予定より10分ほど早くJR信濃大町駅前に到着。
美しい駅舎である。ただし人影はまばらでタクシーも手持ち無沙汰である。
12時25分発の路線バスで扇沢へ。
13時少し前に扇沢駅に到着。
“駅”の看板も今年で最後か?。
ここでチケット購入でトラブル発生。
今日11日は扇沢⇔黒部ダムの往復のみ。明日12日が扇沢⇒立山に抜けるアルペンルートの
はずだったのに今日付けのアルペンルート通しの切符を買ってしまった。
払い戻してくれりゃいいのに、それができないと切符売り場のオネーチャンが言う。
アルペンルートの切符は発行日にとにかく入場しなけりゃいかんらしい。
よって今日11日はこのアルペンルートの切符で黒部ダムまで行き、黒部ダムの切符売り場で
黒部ダム⇔扇沢の切符を買い今日は扇沢に戻る。明日12日はそれを使い扇沢⇒黒部ダム。
黒部ダム(黒部湖駅)⇒立山は今日間違えて購入したアルペンルート切符で行きなさい、って
ことになった。アルペンルート切符は購入日から5日間有効なんでそうゆうことができるらしいが、あ~面倒くさい!!。
そんなかんだで扇沢発のバスを1本見送ったが、13時30分発の1号車の最前席を確保できた。
黒部ダム駅には13時45分着。動画を撮っていたので写真はない。
ここからダムに行くには2ルートを選択できるが、この日は新展望広場特設会場へ行きたいので直接ダムのえん堤に向かう。ダム展望台への220段は明日のお楽しみにとっておく。
通路には売店や、こんなオブジェも展示されている。前回は後ろ髪を引かれつつ足早に通り過ぎてしまった。
プロジェクションマッピングで放水が再現されている。
水面下には大量のコイン。
こんなことやるのは中国人観光客。いろんなマナーや規則だけでなく雰囲気もぶち壊してくれる。
気分をとり直し通路入口に向かう。否応なしに気分は高まる。
階段を降り。
通路を進む。
14時10分。ダムに到着。
霧に包まれてちょっと幻想的だ。
遅めの昼食をダムレストハウスで食べる。
ちょっと迷ってしまう。だってどれも高いんだもん。
奥さんが「ここまで来たんだから好きなもの食べなよ。」と言ってくれたので。
一番高い、黒部ダムかつカレー。ココナツ風味の1,340円
奥さんはダムカレーうどん930円を食べる。
腹ごしらえの後、外階段を下りて新展望広場特設会場内へ向かう。
けっこうスリリングである。
各種パネルのほかに映画『黒部の太陽』関連のレプリカのセットが展示されている。
ここで上映されている「黒部の物語」は見応えがある。
この後の上映は最前列で見てやった。
こういった大道具類も閉館した裕次郎記念館から移設したものだろうか。
特設会場には1時間滞在。おかげでワダチモニュメントも見れた。
ダム建設時についたダンプやキャタピラ、作業員の足跡を残したモニュメントだ。
そして新展望広場からのダムの眺め。
知らなかったのだが、ダムの放出口は上段と下段があるらしい。まだまだ初心者である。
この日は下段からの放流。
晴れていれば紅葉も美しいだろう。しかしこの霧の黒部もすてたもんじゃない。
外階段を登り黒部ダム駅に戻るとしよう。
16時35分発のトロバスで扇沢に戻る。黒部ダムに約3時間弱滞在したことになる。
トンネル内の破砕帯は青い看板や照明で表示してあるが、写真はブレブレでなんだかわからなくなってしまった。
16時50分 扇沢駅に戻る。
トロバスのトロリーポールを収納していた。
この光景ももう二度と見れない。
17時発の路線バスで今宵の宿がある大町温泉郷へ向かう。
15分ほどで大町温泉郷に到着。宿までの道すがら出会う人はなし。
平日の木曜日とはいえ寂しすぎる。黒部ダム建設当時はさぞ賑わっていたんだろうに、と思う。
宿はアルペンルートホテル。入口のホテル名は何と中国語表記。
部屋は広めのツインルームで古いビジネスホテルって感じだ。
温泉とすき焼きの夕食付で一人6,750円なら何の文句もないね。
なんの天麩羅?
リンゴだった!。
夕食会場にはワシらを含めカップル3組とビジネスと思しき単独男性1名。
温泉は独り占めでゆっくりできた。
ロケーションとコストを考えれば再訪は大いにありうる古宿である。
翌日は始発の路線バスで黒部に向かうため早めに休みましたよ。