後期シルバーの戯言

一寸した日常生活・身辺雑記と旅日記

父の日雑感

2010年06月26日 | 戯言
6月第3日曜日20日は今年の「父の日」である。長女・次女の夫妻からお祝いを頂いた。毎年の事だが嬉しい限りである。5月9日は母の日で同じく毎年頂いている。この日がいつ頃何故出来たかも解らず、商魂たくましいデパートや食料品業界などの思惑によるものだろう位にしか考えていなかったので念の為で調べてみた。

[ 父の日は父に感謝を表す日で6月第3日曜日(その年の6月15日~21日の間にある日曜日)である、1909年にアメリカ・ワシントンのJ.B.ドット夫人が、彼女を男手1つで自分を育ててくれた父を讃えて、教会の牧師にお願いして父の誕生月6月に父の日礼拝をしてもらったことがきっかけと言われている。母の日は当時すでにあったので、彼女は父の日もあるべきだと考え「母の日と同じように父に感謝する日を」と考え牧師協会に嘆願して始まった。1916年アメリカ合衆国で父の日が認知され、1972年(昭和47年)アメリカでは祝日に制定された。日本では1950年頃から広がり始め、一般的行事になったのは1980年代である。 

母の日は日本では、1931年に、大日本連合婦人会を結成したのを機に、皇后(香淳皇后)の誕生日である3月6日(地久節を「母の日」としたが、1937年に、第1回「森永母の日大会」(森永母を讃へる会主催、母の日中央委員会協賛)が豊島園で開催された後、1949年ごろからアメリカに倣って5月の第2日曜日に行われるようになった。なお、5月5日のこどもの日は、国民の祝日に関する法律(祝日法)では、「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」とあり、その意味ではこどもの日も「母の日」であるといえよう。

母の日の花がカーネーションなのに対し、父の日の花はバラ。ドット夫人が、父の日に父親の前に白いバラを供えたからとされている。母の日にはカーネーションなどを贈るのが一般的となっているが、最近ではカーネーションに限らずバラ、ガーベラなども好んで贈られる。]

両方とも親に感謝する日で親の方からとやかく言う筋合いのもにでは無く、昭和1桁生まれにとって両親にたいしては親孝行が基本で、特定の日に感謝することなど考えもしないし、ましてや国民的行事など全く思いもしないことであった。父の日などは戦後間もなくアメリカの文化に追従し、それぞれの業界の思惑により行事化されたのだろうと思われる。クリスチャンでもないのにクリスマスイヴやバレンタインデーなど正に日本的でないものが、デパート・食料品業界等の思惑の通りになっているような気する。